生き霊を呼び寄せて浄霊　– スピリチュアル体験 第二部 第58話　

こうなると、生き霊を浄霊するより手立ては無しです。
何かというと、生き霊封じの護符が破られました。どうやらS美さんに渡していたものっぽいです。
どんなに強い念を込めてつくった最強の札であったとしても、破られる時はいつかきます。
S美さんを呪っていた人は、かなり強い想念をもっている人でしたから、こんな日が来ることは想像していました。

生き霊の怒りの波動と攻撃的意志

その日、突然怒りのような感情と強い攻撃的な意志を感じ取りました。
たまたま家にいたので、すぐさまあぐらをかいて座り、瞑想の体制をととのえました。
目を瞑ると赤いエネルギーがもやもやと浮かんでは消えていきました。
対象が自分であった事と、堰を切ったようなエネルギーの流れであった事、以前に感じた事のある波動であったため、S美さんに渡した生き霊封じの護符が破られたのだと即座に理解しました。
自分が呪いを受けているとすぐに強い吐き気を感じ、咳き込みました。

さて、どうしたものか…　と考えたのは、たぶん一瞬。
こういった状況は以前にも経験はありましたし、やるべき事は一つです。
S美さんに大きな影響が出て、生き霊や呪いに気づく前に　「粉々に砕く！！」です。

その時の自分のありったけの想念を使って、自分の居る場所に相手の生き霊を引きずり出す。
霊が電話を通って長距離を一瞬で移動するような事柄を体験していた事もあり、人間の心の領域には物質世界ほどに距離の制約が無いことに気づいてから僕はこんな風に遠い場所に居る霊でも意識を繋げば引っ張り込む事ができるようになっていました。

生き霊を浄霊

実のところ、以前僕の父を呪って生き霊を取り憑かせていたSさんや、癌をヒーリングした件で母を呪っていたK子さんなど、本当に力の強い生き霊使いは護符を作ったぐらいではとうてい決着はつきません。
S美さんを呪っている主のちからもそこそこなので、S美さんを守る事もですが、生き霊封じの護符を使う理由は相手の力を削ることです。もちろん護符の中で消えて無くなってくれたらそれが一番良いのだけどね…

案の定、生き霊の力も、呪い主の力も護符の力に削られて相当弱くなっていました。

一時間とちょいぐらいの瞑想と浄霊で引っ張り出した生き霊を浄化して、相手の霊的な力を封じるために神に祈り、想念を働かせました。

S美さんの状況を確認するために、電話をしかけてやめました…　　おそらくS美さんの呪い主はS美さんに何もできないだろうと思ったから事を荒立てるみたいな事にならないように、そっとしておくことにしました。

生き霊は分霊の一種

生き霊とは自己のエネルギーの分霊。
主に幽界(アストラル界)のアストラルエネルギーとかアストラル素材というもので形成されてる。
つまり生き霊を創り出すためには、そもそもとても大きなエネルギーが必要になります。
生き霊は消されれば無くなってしまいます。　つまり、呪いにしても、生き霊にしても、相手のエネルギーが枯渇するまで消し続ければ問題解決です。

生き霊はもちろん目には見えないから生き霊はよく霊と間違えられます。
霊に取り憑かれた！　って言ってる人や、霊を浄霊しました！　って言ってる人も、結構区別がついてない事は多いです。
目に見えない似たような悪いモノ、いっぱいいますしね。

やれやれでしたが（笑）

これでS美さんの生き霊関連のトラブルも一端解決だと思います。
呪い主が数年後に力を取り戻す可能性はありますが、それは「カルマの法則」次第なので僕が関知できる事でなないでしょうから。

2018年6月追記

若い頃の私は、こういった霊的なトラブルや戦いについて、「神の無限のエネルギーに繋がる自分が負けるわけがない」そう考えていました。
実際、知恵と力を駆使したらある程度の事はなんとかなるだろうと思って生きてきて、なんとかなってきました。
ですが、その後もさまざまな経験を経て、神のエネルギーが無限であったとしても、それを一日24時間で自分の身のうちにどれだけ具現化できるかという事を考えると神のエネルギーが無限でも、人間の私の力が有限であるため、「無敵ではない」と考えるようになりました。
つまり、24時間で私が具現化できるプラスのエネルギーを上回る総量のマイナスエネルギーを向けられたら削り合いで負けてしまいます。
こういった状況を回避する最も良い方法は、心の正しい人間が二人以上居ること。悪の力は大抵は単独ですが、正しい心は助け合いますから。