内省 内観 内在する神と出会う準備
「内省とは」自分の考えや行動を深くかえりみること。
内省は英語でReflection(リフレクション)という言葉で、現代ではビジネスの教育の現場でも使われる言葉です。
「内観とは」自己の内側を観ること。
内省とほぼ同じような言葉の意味になっていますが、内観は仏語で、自己の仏性、仏身などを観じるという、霊的(スピリチュアル)なニュアンスも含まれています。内観は心理学や精神医療などでも使われる言葉です。
いずれにしても、深い自己観察で己の気づきを促し、それによって問題をクリアにしていくという考え方や方法として使われている言葉です。
天空の庭先では、内省・内観は瞑想に取り組む前段階として、心の浄化に必要不可欠なプロセスであると繰り返し説明してきました。
【目次】
内省とは?
自分の考えや行動を深くかえりみること。私は霊的な探求者で天空の庭先はスピリチュアルなブログです。私にとって、内省は、心を清めるための方法でしたが、今では職場の部下にもPDCAのプロセスの一つとして内省を求めています。求道者であれ、ビジネスマンであれ、はたまた格闘家であれ、人間であれば「内省」を行う意味と、そこから受ける恩恵は計りしれません。
内省の意味
まずは一般的な内省という言葉の意味を確認しましょう。
ない‐せい【内省】 の解説
[名](スル)
1 自分の考えや行動などを深くかえりみること。反省。「過去を内省する」
2 「内観 (ないかん) 」に同じ。
内省(ないせい)の意味 – goo国語辞書
反省や内観と等しい意味として捉えられていますが、スピリチュアルな分野ではそれぞれ多少ことなるニュアンスの言葉として使われています。
反省は、犯した失敗や過ちに対する考察と評価と改善ですが、内省の意味とは、「自分への問いかけ」です。
内省においては、質問するのも自分、回答を出すのも自分、つまりは内省は己のレベルによりいくらでも深くなります。
- どうしてあの時、AではなくBを選んでしまったのか?
- どうしてあの時、感情的に反発してしまったのか?
- あの時にBを選んだ根っこにある気持ちの中に「我執」が存在した。
- その我執の源は、以前あったできごとでAさんを嫌いになったのが発端だ...
- なぜ嫌いになった状況を改善してこれなかったのか? どうすれば嫌いではなくなるだろう?
- あの時の自分の行動は素晴らしかった、どうすれば続けていけるだろう?
もし、内省者が「カルマの法則」に深く精通していたなら、内省による自己への問いかけは前世にまで及ぶことでしょう。
内省は、夜寝る前になどに、静かな部屋でゆっくり心を落ち着かせてやるほうが客観的に物事を判断できます。
ですが、そういった時間とは別に、日頃から原因の本質を掴むために考えを深めたり、仕事や行動の節目に自分自身をかえりみる習慣をつけておくと良いです。
内観とは?
内観と内省の違いは?内省とは基本的には思考的に行われるため、自分の行いや改善に必要な行動も基本的には言語化されています。内観は「観ずる」こと、そこには感覚的なことや、自己の仏身や神性を感じる(観じる)といったニュアンスも含まれています。
内観の意味
ない‐かん〔‐クワン〕【内観】 の解説
[名](スル)
1 仏語。内省して自己の仏性・仏身などを観じること。観心 (かんじん) 。
2 《introspection》心理学で、自分の意識やその状態をみずから観察すること。内省。自己観察。
内観(ないかん)の意味 – goo国語辞書
自分の内側を観じること。内観は、深い瞑想に入る前段階です。内省は自己への問いかけでしたが、内観は観ること。観るのに言葉はいりません。より深く観るためにはむしろ必要なのは黙して観察することでしょう。
そしてただ観るのではなく、あるがままを観てありのままを受け入れる。そして静寂の内に黙する。
内観はさすがに仕事中にやるのは難しいと思いますが、日々の生活の中でも自分の心の動きや変化を観る事はできると思います。そして心がクリアになれば、どのような状況にも心が揺れることなく、「あるがまま・ありのまま」を受け止められるようになります。
内省のやり方
いきなり自分に問いかけなさい、と言われてもやり方に困る人もいると思います。簡単にできる内省方法をご紹介します。内省になれないうちは、夜寝る前、静かで暗い部屋の中で座して行うのが良いでしょう。(横になると寝てしまいがちなので)
一番のありがとう、一番のごめんなさい
所用時間:1分~3分の内省法
まずは内省する習慣をつけましょう。
そのためにはできるだけ負担が無く日々の生活に組み込めると良いでしょう。まずは、一番簡単で、一番短時間でできて、それでいて大切なことに気がつける内省法をお教えします。
行う時間は寝る前が良いです。
1日の終わりの時間なら、その日1日に考えたこと、行った事全てを内省の対象とする事ができるからです。
内省法 一番のありがとうと一番のごめんなさい
- まずは1日を朝から振り返ります。
印象強い事などを思い出しながら、自分の行いや言動の中で、一番良くなかったことを一つピックアップします。 - なぜ?そうなったかを考えましょう。
そして「ごめんなさい」心の中で気持ちを込めて唱えましょう。 - まずは1日を朝から振り返ります。
印象強いことなどを思い出しながら、最も感謝すべき人間や事柄を一つピックアップしましょう。 - 一番感謝すべき事として選び出された理由を考えます。
そして「ありがとうございます」心の中で気持ちを込めて唱えましょう。
いつも同じような事柄になるかも知れませんし、いつも同じ人が感謝の対象になるかもしれません。
「ごめんなさい」は、今後の自己の心や相手との関係の改善につなげましょう。「ありがとうございます」は、感謝を祈りと共に届けましょう♪
心と愛の検証
所用時間:1分~3分の内省法
自分自身を取り巻く人たち、家族、職場の人間、友人などと、自分の関係性を見つめる内省法です。
私たち人間は、必ずと言って良いほど自分以外の人間と関わって生きています。必ずと言って良いほど、毎日なんらかの形で人間と関わり、関わられています。私はよく、心を清めて愛を持って生きることが大切だと言います。
でも実際、自分の心がどれぐらいの清められているか?どれぐらい愛を持っているのか? なかなか想像はつかないと思います。
そのあたりのの自己の心やわき上がる感情を検証するために、私自身もたまに行う内省方です。結構面白いですよ(笑)
内省の準備
まず、できるだけ音や光り、他人の影響を受けない場所や環境でリラックスできるような格好や姿勢をとってください。
普段瞑想をしている人は、瞑想に入る前の時間を利用して行うのも良いと思います。
ここまでのプロセスはまあそんなに重要ではないので気楽にやってください♪
心で隣人と向き合う
- 自分の身近な人間で一番親しい人を思い浮かべます。
まずはその人との間で、自分が反省するべき点や改めなければいけない点、過去から現在に至るまでに印象に強く残っているできごとを思い浮かべてみます。 - もし自分の心の中に、なんらかの否定心があるようならばそれを自分が手放す事を決意してください。
これは誓いでも約束でもありません、決意です。
今後その気持ちが浮かぶたびにこの決意を思いだし、全てが消えるまで何度でも手放します。
その人に感謝すべきこと、ありがとうを言うべきことがあれば心の中で伝えてください。そして感謝の思いがその人の健康や幸福へと結びつくように祈ります。
「○○さんに健康と幸福がありますように」 - ここまで終わったら、次に親しい人を思い浮かべます。
そして最初の一人目と同じプロセスを繰り返します。
反省すべき点は反省し、感謝するべき事を感謝する。そして祈る。私はこれを10や20人繰り返し行っていくようなことをたまにやります♪
これをすることによって、自分の心の奥底に、誰に対してどんな感情を持っているのか?その感情をもつ原因となったできごとなどを浮き彫りにしていきます。
自分がどれだけ人に感謝するべきことがありながら日々見過ごして生きているのかも解ります。良いことも悪いことも見つめていきます。
これを対象となる人間を変えて繰り返していくと気付くことがあります。
身近で自分に友好的な人であれば、容易に反省したり許したり悪感情を手放したり、感謝することができます。
現実世界での人間関係についてはこちらの記事が参考になります。
内省の注意点
逆に、自分に対して否定的な人を思い浮かべるとき、頭と心は 許しや感謝が必要であり、それが必要であると解っているにもかかわらず、肉の心、つまり感情がそれに逆らい始めます。嫌な人間やできごとに腹を立て始めます。
感情は第三チャクラに属するので、この時、お腹がきゅっとする場合もあるかと思います。これはとても解りやすい体の反応です。
私たちは、内省において、にわかには許せない人間やその人間との忘れられないできごとを、許し、手放していかなければなりません。
体の声が聞こえて来ると事もあると思います。緊張やストレスを感じる事もあると思います。そんな場合はその不快感が消えるまで祈れるときは祈ります。
しかし、無理はしないでください。
あまり不快感が強いときには祈りを次の機会にまわして先に進んでください。
内省の時、一番よくないのは本来の目的を忘れて悪い考えに取り憑かれる事です。それだけは注意してください。
内省でわかること
定期的に内省を繰り返すと、徐々に自分の否定心が減らされて、嫌だった人間やできごとを思い浮かべても不快な気持ちにならないように自分が変化していくことがわかるはずです♪
部屋を掃除する事ができるのと同様に心を掃除することができるのです♪ 自分が嫌いな人のことを祈るとき、こんな風に祈ると良いです。
聖なる創造主なる神よ、私たちの間に平和と調和がありますように。
心が清められると、愛情が強まります。
内観のやり方
内省は自分の中の感情や心を向き合う事でしたが、内観はもう少し難しくなります。考えたり祈りを唱えるようなこととは違い、静かに自分を観ずる、つまり心を沈めることが目的となるからです。
内観のやり方はいたって簡単ですが、内観を成功させるのは意外と大変かもしれません。なぜなら、内観をしているとさまざまな雑念が心に浮かんできて、自分を観ずるどころではなくなってしまうからです。もし雑念を振り払えない場合は、「内省」に戻るのも一つの手かもしれません。
雑念を振り払うコツ、雑念を呼び起こさないコツは「今」という時に集中することです。
私がいつも行っている内観法をご紹介するので、ぜひ試してみたください。
呼吸を感じる内観法
まず、できるだけ音や光り、他人の影響を受けない場所や環境でリラックスできるような格好や姿勢をとってください。
普段瞑想をしている人は、瞑想に入る前の時間を利用して行うのも良いと思います。
- 私たち人間が何もせずともしていること。呼吸です。
心を静め、自分の呼吸を意識します。
吸ったときに膨らむお腹、空気の味、におい、吐き出すときの音。 - 呼吸を意識しつづけることによって、意識は「過去・未来」を考えることをしなくなります。
すると、同じく「今」起きていることが意識の中に入ってきます。
例えば、冷蔵庫の音、扇風機の音、身体の痛み、etc… それらを観じます。 - 「今」を意識する事によって現れた呼吸以外の事をひたすら横に置いていきます。
つまり、「冷蔵庫の音がある」「扇風機の音がある」「腰が痛い」など、その存在があることを認めた上で意識の外に置きます。 - やがて呼吸だけに集中することができたなら、それが「瞑想」の入り口です。呼吸を観ずるにあたって、呼吸法と組み合わせると相乗効果が見込めます♪
自分を感じる内観法
- 暗い部屋で横になって静かに目を閉じます。
呼吸法を組み合わせて自分を落ち着かせても良いでしょう。 - 呼吸と共に自己の身体の中に広がっていく振動や力の波を感じます。
こつは鼻から腹部に落ちて胸から頭に、そして全身に広がる中心の一本の芯とそこからの広がりを感じることです。 - その力の波の届く先、まずは右足のつま先までの流れを感じましょう。そのつぎは左足です。
- 次は右手の指先までの流れを感じましょう。そして左手の流れへと感覚を移します。
- 中心の一本の芯と両手両足、つまり全身に広がる波を観じましょう。考えず、暗闇と静寂のなかでただ自分自身を観じます。
- 肉体を超えた自分を観じられたなら、それが瞑想や高次世界への入り口となるでしょう。
思わず、考えず、ただ感じつづけ、やがて観じる。
楽なことではありませんが、肉体を超えたさきの自己認識に繋がるためには自分自身にフォーカスできることが大前提になります。
内省と内観のまとめ
これはイエス・キリストの言葉ですが
供え物を祭壇に持って来て兄弟が自分に対して何か反感を抱いていることをそこで思い出したなら、あなたの供え物を祭壇の前に残しておいて出かけて行きなさい。まず自分の兄弟と和睦し、それから戻って来たときにあなたの供え物をささげなさい。
これは悪い想いを清めてから神に会いに行きなさいということです。
内省で心を清めた後に続けて瞑想をすると、自分の心が清くなった分、そして沢山の人に感謝と愛を持った分、日々の瞑想より特別な力や効果を感じると思います♪
私たちの心が清く美しくなり、愛情によって満たされるならば否定的な全てのエネルギーは私たちを微塵も傷つけることはできません。
内省と内観が正しく行えるようになったなら、いよいよ瞑想に進むべき準備が整った、精神的な段階が訪れたということです。
内省と内観で心を清め、祈りにより神に問いかけ、瞑想により神と出会いましょう♪
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こんにちは。
私は普段から自分や相手の言動に対してもう一人の自分が見ているような感覚があります。相手の言動に隠された気持ちだけでなく自分の弱さやずるさも分かってしまいます。なので相手をごまかせても自分自身にはごまかせないです。でも完璧ではない自分を許すことも大事かなと思っています。そうしないと息苦しくなり逆にまわりの人をも苦しめる気がするからです。
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話がそれましたが、内省、内観今は理解できたのでやってますが、あまりにも色んな事が頭によぎり瞑想にまでいけない時もあります。内観は難しいです。
いつも仕事、日常生活と忙しい中ブログを書いて下さり有り難うございます。