幽界(アストラル界)想念界と呼ばれる人間の心と感情と想いの世界

幽界(アストラル界) - 第五階層 - 幽世

幽界(アストラル界)とは私たち人間が住む物質界と重なり合うように存在する的な世界です。幽界(アストラル界)は私たち人間の心の領域の世界であり、人間が死んだときに最初に訪れる世界でもあります。
幽界(アストラル界)は心の領域であるため、この世界には人間の感情や想念のエネルギーに満ちていて、そのため幽界(アストラル界)は想念界と呼ばれることもあります。この領域には人間の想念が生み出した信念体系や、この世に強い未練をもつ浮かばれない霊が存在し、人間の感情や想い、などの否定心や相手を想う思いやりの心も幽界(アストラル界)の領域ではたらき、相手に影響を与えます。
普通は目に見えない世界なので理解が難しいかも知れませんが、ひとつひとつ丁寧にお話が出来たらと思います。


 

幽界(アストラル界)とは?

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☆ウリエル☆

私は体外離脱で実際に赴くことができるのですが、幽界(アストラル界)について、もし詳細な記録を残そうと思ったなら一生かけても足りないでしょう。この物質界の数十倍におよぶほどの広大な霊的領域だからです。

まずは言葉の意味から確認しましょう。

幽の意味
①かすか。おくぶかい。ほのか。うすぐらい。「幽玄」「幽谷」 ②あの世。死後の世界。「幽界」「幽霊」 ③かくれる。ひそむ。とじこめる。「幽囚」「幽閉」

幽界 ゆう‐かい〔イウ‐〕【幽界】 の解説
死後に行くという世界。あの世。黄泉 (よみ) 。冥土 (めいど) 。⇔顕界 (げんかい) 。

私たちが生きているこの世界は物質界とも呼ばれる領域で、幽界(アストラル界)、霊界、神界(天界)の3つの霊的な領域の世界と重なり合うように存在し互いに影響を与えあっています。

見えない世界の4階層構造

そして幽界(アストラル界)は物質界にもっとも近い霊的な領域であり、上層の霊界への窓口でもあります。4つの階層世界には、この記事の前段となる記事がありますのでそちらを参考にしてみてください。

幽界(アストラル界)の様相

幽界(アストラル界)とはどのような場所なのか?

  1. 霊界と物質世界のはざまの世界
  2. 人間が死後に赴く最初の領域であり、霊界にかえれない霊がいる
  3. 人間の心の領域で、感情や想い、想念の世界
  4. 幽界(アストラル界)には7つの階層がある

この4つが幽界(アストラル界)のおもな特徴になります。

幽界(アストラル界)には厳密に言うと7つの階層があるのですが、霊能力者によって知覚される階層は物質世界にもっとも近い3つの階層であり、一般的にはこの3つの階層が1つの領域や世界のように広まっています。

幽界(アストラル界)は感情と欲望と想念の入り交じる世界です。あの世の入り口とも言えます。私たち人間が死後、最初に訪れる世界だからです。
人間の心、感情、欲望、想念、死後の世界、すべて霊的なものであり肉眼で見ることは出来ません。
幽界(アストラル界)は私たち人間の心の領域、心や霊生によってのも触れることができる世界です。

幽界(アストラル界)の7つの階層のうち3つが人間の心に対応する領域でそこには、感情エネルギーが働き、想念を伝えたり蓄積させることができます。霊界や神界より物質界に近く、最も密接に関わっています。

幽界(アストラル界)には人間の感情や想念はもちろんですが、霊や、霊的な存在など、さまざまなものが存在します。

すべての人間が睡眠時には幽界(アストラル界)で活動たりもしていて、その記憶は夢として現れたり瞑想を通じてこの世界を体験することもあります。

幽界(アストラル界)でも階層が高位になると、アストラル物質とアストラル素材に満たされた幽界(アストラル界)は色とりどりのとアストラルライトと呼ばれるエネルギーが光りが星のように輝いています。

幽界(アストラル界)の様子がよく分かるように私が幽体離脱で見た幽界(アストラル界)の画像を作りました。まずはこの画像をご覧ください。


物質界

物質界

何の変哲もないただの写真、私たちになじみの深い物質世界です♪
続いていて下の画像をご覧ください。


幽界(アストラル界)

幽界(アストラル界) - 第五階層 - 幽世

※この画像は私が幽体離脱時に体験する幽界の印象や雰囲気を簡単な画像合成で再現したものです。
このグレーがかった世界は、人の感情的な想念などのアストラル素材で構成されている幽界(アストラル界)の中層です。なんだか暗くてもっさりしています。
元々存在する雛形に、さらに人間の想念によって絶え間なく形成され続けている世界で、地上にあるものはすべて、地上に無いものでも人の想いによって生み出されたものはすべて存在します。心の領域だからです。
幽界(アストラル界)は幽世(かくりょ)とも呼ばれ、人間が死後に赴く最初の領域でもあります。


想念界、感情界は幽界(アストラル界)の別名


幽界(アストラル界)は想念界、感情界、といった言葉でも知られている領域です。

人が死に、肉体を失ったときに最初に訪れる領域が幽界(アストラル界)です。なぜなら、幽界(アストラル界)は心の領域であり、死後に肉体を失った人間とは「心そのもの」の存在だからです。

幽界は死後の領域なので当然ですが「幽霊」もいます。幽界は人の感情に対応した世界で、生き霊、死んだ後に感情にとらわれて成仏できなかった浮遊霊や地縛霊など、さまざまな霊が存在します。この世に未練を残して成仏出来ない霊は、物質世界ではなく物質世界にほどちかい幽界(アストラル界)に囚われ、物質世界に干渉したりしています。

死後、 何かしらの事情で強い感情や想念を抱いたり物質世界に残した場合、幽界(アストラル界)に自縛化することもあります。
物質世界に干渉する生き霊や霊など、その他あらゆる心の領域のエネルギーや存在が幽界(アストラル界)をうようよしています。多くの人が眠っている間にこの領域のことを夢として見たり経験したりします。

幽界(アストラル界)は人間の感情や想念の世界でもあるので、神話に出てくるような妖精やキメラ、人の想いが集まってできた想念体や生き霊、人間の想像から生まれるあらゆるものがこの世界には存在します。

人が想像できるあらゆるものが存在するとはつまり、この幽界に煉獄も天国も地獄も存在します。 人の信仰が作りだした神や天使達、神仏も存在します。 それらは全て人々の想念が作りだしている偽りもの、レプリカです。 本当の天使や神仏など、霊的に高度な存在たちはもっと高次の世界に存在します。

幽界(アストラル界)と物質界の関係

この世界は、物質世界と重なるように存在していて、例えば、家を建てたい人が、家を建てる事を決めて心身共に動き始めたとき、物質世界に先駆けて、この世界にアストラル素材によって家が建てられ始めます。
恋人同士となる男女の多くも、この世界で先に関係を深めた後、現実の世界で恋人同士となります。

想念は心の設計図で、現実世界の建設計画であると以前書きました。 この四次元領域、幽界(アストラル界)はまさに、物資へと具現化する前段階のエネルギーで構築された世界と言え、物質世界よりはるかに広く繁雑な世界です。
この四次元世界には人が想像できるあらゆるものが存在し、人の想念が現れては消えていく、無常の世界です。

生前、「仕事と金が人生の全て!」みたいな人が居たとします。 その人は生前この4次元領域に自分で作り出した想念の世界の中で、死後も仕事をしてお金儲けをしてたりなんてこともあります。これはまさに煉獄に落ちたなどと言われている状態です。 六道は現実世界に存在すると私は言いましたが、現実世界に存在するということは無論、この四次元領域、である幽界(アストラル界)にも存在します。 (この世界にあるものがのちに現実となるからです)

偶像を崇拝してはならないという聖人の言葉には、人が想念で作り出した偽りの神をあがめてはならないという意味も込められています。

幽界(アストラル界)の上層は、アストラル素材がより思考的であるため、景観やその性質が同じ幽界(アストラル界)でありながらかなり異なります。
幽界(アストラル界)の階層構造については後程詳しく説明します。

想念について詳しく知りたい人はこちらの記事が参考になります。


幽体(アストラル体)とは?

幽界と幽体の説明画像

人間の魂の存在を信じるような人たちの多くは、人間は肉体と魂の2つを持っていると思っています。
ですが、実際の人間には、この世界の4つの階層に対応した4つの要素によって成っています。
それは、肉体、幽体、霊体、魂の4つです。

霊体は霊界に対応する体で、この記事で説明している幽界(アストラル界)に対応するからだは幽体です。

幽体離脱なんて言葉がありますが、霊能力者や覚者のなかには、自らの幽体を肉体から離脱させて幽界(アストラル界)を思うままに散策できる人もいます。
私にも肉体を離れる体外離脱と呼ばれる能力があり、その能力によって経験したことに基づいてこのに記事を書いています。

肉体、幽体(アストラル体)、霊体について

人間の肉体にはおもに2つの霊的な体が宿っています。幽体と霊体です。魂は神界の可変に存在し、神のかたわらに在りながら肉体と繋がっています。
肉体、幽体、霊体はそれぞれがエーテル体とチャクラによって繋がっていて、3つでありながら1つです。

 

余談ですが、阿修羅をはじめとする三面六手は、古来より私たち人間の肉体、幽体、霊体を象徴しています。
阿修羅は古代インドでは命や生命を司る神であり、本来の意味(息、命)に由来します。古代では息も命も今日で言うプラーナやエーテルのように世界に満ち、人間の内外で循環するエネルギーを意味しています。

肉体、幽体、霊体はエーテル体によってエーテルエネルギー(息・命)を共有しています。3つでありながら1つです。幽体(アストラル体)は心の心の領域に対応したエネルギー体で、感情や想い、想念といったエネルギーと同レベルのエネルギー帯です。幽体は人間の3つある側面の内の1つです。

そして、幽体(アストラル体)は自らの感情や想念によって拡張されます。幽体(アストラル体)についてはここで説明すると長くなるのでまた別に記事にまとめたいと思います。

幽界と霊界の違い

物質界は言うまでもなく私たちが今生きているこの世界です。
幽界(アストラル界)は「心」の領域です。それはつまり、感情や想いなど、肉体では直接触れられない領域であると言えますが、「霊」そのものではありません。
霊界とは、私たち人間の「霊」そのものの世界です。心には善悪がありますが、「霊」そのものは思考的で善悪のような二元性から神()への一元性と切り替わるのが霊界の領域です。霊界は私たち人間の認識が死後にかえるべき領域で在り、安永の世界です。

幽界(アストラル界)への行き方

幽界(アストラル界)は心の領域であるため、私たち人間の心が生み出すものは幽界(アストラル界)とつねに表裏一体になっています。
私たちが誰かを憎めば、その憎しみのエネルギーは想念となり幽界(アストラル界)に蓄積します。ゆえに幽界(アストラル界)は想念界とも呼ばれることがあります。

物質世界と幽界(アストラル界)の間には障壁があり、わたしたちは幽界(アストラル界)そのものを認識することは出来ませんし、見ることもできません。
もし幽界(アストラル界)を見ることが出来たなら… 人や物から放射するオーラが見え、流れたり飛来するエネルギー、繋がりを求めるエネルギーが見え、徘徊するさまざまな霊的な存在が見え、幾重にも重なり合った階層となった物質のエネルギーが見え、霊界から差し込む光が見え、人間が生み出した汚れや汚濁が見えることでしょう。

そんな幽界(アストラル界)を認識する方法はおもに4つあります。

  1. 明晰夢・覚醒夢によって認識する
  2. 霊的能力によって認識する
  3. 幽体離脱・体外離脱によって体験する

明晰夢・覚醒夢によって認識する

幽界(アストラル界)への行き方は簡単です。眠れば幽界(アストラル界)に行くことができますし、もっと言えばあなたの心は眠ってるときいつも幽界(アストラル界)や霊界(メンタル界)の領域にあります。睡眠とは日々訪れる臨死体験にひとしいからです。

ただし、人間が前世のことを憶えていないように、睡眠時の幽界(アストラル界)や霊界(メンタル界)での活動を憶えていません。その一部を夢として記憶しています。

霊的能力によって認識する

幽界(アストラル界)は心の領域、ですから心が目に見えないのと同じように幽界(アストラル界)は人間が肉眼で見ることはできませんし、認識することも不可能です。
多くの人が物質世界にこれほど密接にかかわる幽界(アストラル界)の存在を認識することもなく一生を終えます。

ですが、一部の霊的な知覚能力や認識力にすぐれた人たちによって幽界(アストラル界)は部分的に認識されています。
たとえば、世の中には霊を見る事が出来る人がいますし、オーラを視る事我出来る人もいます。いずれも物質世界ではなく、幽界(アストラル界)の領域に存在するエネルギーです。
それが幽界(アストラル界)の断片だと知らずとも、幽界(アストラル界)は多くの霊能力者、霊覚者たちに認識されてきました。

幽体離脱によって体験する

幽体離脱とよく似た言葉で、体外離脱という言葉があります。
この2つの言葉は一部共通の意味を持ちますが、その言葉が指し示す意味の範囲が若干ことなります。

幽体離脱とは人間の幽体が肉体を離脱するため、その認識や行動の範囲は幽体に限られます。また、自分の幽体を肉体から離脱されることなく、光体(想念体)を利用して体外へと離脱するアストラルプロジェクションと呼ばれる魔術的な方法なども、幽体離脱という言葉や手法に含まれます。

幽体離脱は特殊な技術でもあり、方法を知って訓練すればだれでも肉体を離れて幽体で幽界(アストラル界)を体験することができます。
瞑想によって自然発生的に幽体離脱がおきる場合もあります。


幽界(アストラル界)の階層

魔術的な概念に従って言えば、4階層世界、「物質界」「幽界」「霊界」「神界」それぞれがさらに7つの階層をもっています。
ですから幽界(アストラル界)には7つの階層が存在します。

霊能力者が体外離脱で体験する世界や体外離脱に関する文献には体験の個人差がありますが、7つの階層のどの領域を体験したか?によっても印象は大きく変わるでしょう。
幽界(アストラル界)の階層構造について知識を持たない人たちにとっては、7つの階層の領域がすべて平面的に繋がる一つの領域と思ってる人も多いでしょう。

古い魔術の概念では7つそれぞれの階層に名称がありますが、解りにくいと思うのでそれぞれの階層にもっともイメージの近い日本語を私が選んであててみました。

階層は7つに別れていますが、「物質界・幽界・霊界・神界」の四階層がそれぞれ影響しあいながらおり重なっているように、幽界の七階層も完全に別れた領域ではなく、たがいに重なり合っていて影響を及ぼしあっています。

  • 第七階層 – 光芒
  • 第六階層 – 形成
  • 第五階層 – 幽世
  • 第四階層 – 雛形
  • 第三階層 – 淀み
  • 第二階層 – 混沌
  • 第一階層 – 静寂

7つの階層のうち、第三階層、第四階層、第五階層がわたしたちの物質界に最も近く、私たちが人間が幽界(アストラル界)とよぶ領域の機能を備えた階層になります。
ここまで説明してきた内容もおもに第三階層~第五階層の話しです。

第七階層の上は、霊界の0層にあたる障壁であり、それを超えると霊界の第一階層の領域に至ります。
第一階層の下の階層は0次元、時の凍る領域です。最も重い罪を犯した魂が落ちるとされている領域ですが、それは地獄のような場所ではなく、再生の準備のために眠る場所です。
階層のような構造でもありますが、関わり合う1つの領域でもありますので、7つで1つといった感じです。たとえば私たち人間の幽体もどこかの階層に属するのではなくすべての階層に関わり合っています。

ここまで説明してきた幽界(アストラル界)のそれぞれの階層をもうすこし詳細にせつめいしたいと思います。

第七階層 – 光芒

幽界(アストラル界) - 第七階層 - 光芒

魔術の概念に従って言うなら、神によってこの世界が創造されたとき、そのエネルギーは4つの段階をへて流出しました。

  1. 第一流出界 アツィルト/神界
  2. 第二流出界 ブリアー/霊界
  3. 第三流出界 イェツィラー/幽界
  4. 第四流出界 アッシャー/物質界

「第七階層 – 光芒」は、流出によって下ったエネルギーによって最初に誕生した幽界(アストラル界)の領域です。
高次のエネルギーの輝きを見る世界、本当の意味で霊界の窓口となる領域です。一般的に広まる幽界(アストラル界)の混沌とした、あるいはドロドロとした印象はこの領域にはなく、より思考的な領域です。霊視者や、体外離脱者がこの領域を訪れると、上層の空間の切れ間からアストラルライトの星空や、差し込む神の光を見ることができます。
さまざまな法則が働く天使的な領域でもあります。

天国から地獄にたらされた蜘蛛の糸を登る泥棒カンダタの話しをご存じですか?地獄は人間の信念体系が生み出している想念の世界で、幽界(アストラル界)の中層~低層に存在します。
蜘蛛がたらした救いの糸は霊界よりこの光芒を下り、幽世の底の地獄までのびたのでしょう。
※高次領域の情報であるため、肉体の意識に覚醒したときの情報には個体差があります。

第六階層 – 形成

幽界(アストラル界) - 第六階層 - 形成

純粋な想念エネルギーの領域です。
純粋なは「第七階層 – 光芒」よりさらに高次の領域へと届けられ、思考的なエネルギーに満ち、より感情的なエネルギーは下の階層へと下ります。つまりこの領域はより純粋な想念ネネルギー、思考的な想念の領域であると言えます。
人間の純粋な思考形態の想念はこの領域に属し、それが「第四階層 – 雛形」へと投射されます。投射体に十分なエネルギーが充足されたなら現実世界にも具現化されます。

私が体外離脱によってはじめてこの世界を訪れたときの体験は本当におどろくべきものでした。
空間に響く音が聞こえ、暗い闇のような世界で意識をフォーカスしたそのだけが鮮やかに輝き、天使的な存在と出会い、意識に直接響く声によって会話をしました。

幽界でも六階層より上は高い波動をもち、その性質がより整合され思考的になってきます。幽界の上層では感情と想念のエネルギーもより純度を増します。

幽界の低層が、想念型が歪んでグニャグニャとしたような世界であることと比べると、高位の領域はそれぞれの本質が持つエネルギーの輝きを見ることができます。
人間の本質を示すオーラも、アストラル界のこの階層に属するエネルギーです。

この領域では高次の霊的な存在に出合うこともしばしばあり、テレパシーによって他の存在と会話をすることができます。
天使的な存在や霊的なマスターから教えを受けるときも多くの場合は念話で聞こえてきます。祈りはキラキラと輝くようなエネルギーとして観察できます。

第五階層 – 幽世

幽界(アストラル界) - 第五階層 - 幽世

幽世(かくりょ)と読みます。
幽世(かくりょ)は別名で、常夜、隠れ世とも呼ばれています。私たち人間が認識しているもっとも一般的な幽界(アストラル界)のイメージに近い領域とも言えます。

常世(とこよ)、かくりよ(隠世、幽世)とは、永久に変わらない神域。死後の世界でもあり、黄泉もそこにあるとされる。「永久」を意味し、古くは「常夜」とも表記した。日本神話や古神道や神道の重要な二律する世界観の一方であり、対義語として「現世(うつしよ)」がある。

ちなみに幽界(アストラル界)の中層には太陽や星のような光はなく、つねに薄暗くいちぶのものが発光しているような世界です。人間の意識がフォーカスしたものだ発光して見えたりします。

「第六階層 – 形成」が純粋な想念の世界であるなら、「第五階層 – 幽世」は純粋ではない想念の世界、物質世界に形成する過程のものが、物質世界に形成することが出来ない概念だけのものが中途半端に形成されています。

それは人間の心の領域、想念のエネルギーの積み重ねであるため、現在のものだけでなく、過去のエネルギーの蓄積でもあります。幽界(アストラル界)の階層の中で最も広大な領域で、過去から現在につながるすべての想念型や想念体が存在します。

地獄や天国、三途の川、煉獄など、人間の信念形態や思想が生み出した世界もこの領域に存在します。

あの世の入り口

煉獄

青い世界の天使の画像

あの世とこの世の狭間

幽界(アストラル界)において永久に変わらないものは七層の構造です。

それ以外のものはこの物質世界と同じく無常です。いつかすべての人間のカルマが生産され、この地球と宇宙に存在する必要性が無くなったなら、幽界(アストラル界)もエーテルが満ちる空っぽの世界となるでしょう。


第四階層 – 雛形

幽界(アストラル界) - 第四階層 - 鋳型

幽界(アストラル界)の中層に位置する、上層と低層を結ぶ領域です。この物質世界をまるっとコピーしたような世界です。
この物質界に対応したあるいみニュートラルかつ純粋な領域で、「第六階層 – 形成」から投射された想念によって世界のあるべき形を変えます。
あるいみこの「第四階層 – 雛形」が幽界の中心であるとも言えます。つまり雛形が本体で、「第六階層 – 形成」が設計図、第五階層 – 幽世」は人間の想念の積み重ねにより拡張された領域です。

つまり、第四層の雛形に、人間の想念によって積み上げられた第五層が拡張されているといった感じです。

第三階層 – 淀み

幽界(アストラル界) - 第三階層 - 淀み

未来をもたない想念型や想念体のいきつく領域、つまりは使われていないものが蓄積する領域です。
その性質上、呪いや悪意あるエネルギー体、霊的な存在が墜ちやすく、人間の感情や想念の中でも淀んだり否定的なエネルギーがこの領域に蓄積します。

「雛形」を挟んで、あるいみ「幽世」と対を成す領域です。一般的な幽界(アストラル界)のイメージはこの第三階層~第五階層にあたり、感情や知性のある霊的な生命体もこの3つの層におもに存在します。

よく低級霊界とか呼ばれるような霊的な世界はおおよそこの領域のことを指しています。

この第三階層においては、黒い虫のような小バエのようなエネルギーや、黒いネズミのような小動物のようなエネルギーなど、霊的な小さな生命が煙のように存在し、目的を失った想念体や、生き霊、が彷徨っています。「淀み」の領域は「幽世」を崩したり溶かしたような景観で、そのほとんどが闇に包まれています。
そして経年劣化でエネルギーに還元されつつあるアストラル素材や、高い霊性によって浄化された淀みが「第二階層 – 混沌」へと下っていきます。

第二階層 – 混沌

幽界(アストラル界) - 第二階層 - 混沌

「第五階層 – 幽世や」「第三階層 – 淀み」から下った形なきエネルギーの領域です。エネルギーの波、エネルギーの渦エネルギーの海、といった様相の領域です。
ひとつ例え話をすると、人間が強い恨みによって生み出した「生き霊」は魔術的な概念で言うなら「想念体」と呼ばれる想念の塊です。
私たち人間がもつ創造の力によってなされた「分霊」のようなものでもあり、「想念体」を生み出したエネルギーが大きいほど、生み出した人間の感情や個性、知性の一部をコピーして持ちます。

想念体は人間と違って魂を持ちません。

例えば生き霊は最初、生み出した人間の形すらも継承していますが、幽界(アストラル界)において物質世界よりはるかにゆるやかに過ぎる時間軸において経年劣化がはじまると、生き霊の形は徐々に崩れ、コピーした感情や知性も徐々に失われてゆきます。想念はある意味土塊に似ています。

土塊は人の手によってさまざまな形に姿を変えますが雨風にさらされ時間が経つと土に戻ります。形成された想念もやがてエネルギーに還元します。

人間によって形成された想念は、「第二階層 – 混沌」の領域でながいながい時間を経て純粋なエネルギーに還元する時を待ちます。

神が土塊に息(命)を吹き込んで人間をつくったという話しはさまざまな神話にありますが、土塊とは物質であると同時に、想念であるのかもしれませんね。

第一階層 – 静寂

幽界(アストラル界) - 第一階層 - 静寂

真っ暗な空間に、真っ暗な水面が広がるような静寂に包まれた領域です。
概念としては存在しますが、幽体離脱によっても行くことは出来ない領域でしょう。なぜならこの領域は「淀み」や「混沌」をへて分解された純粋なエネルギーへと還元される前段階のアストラル素材に満ちた領域だからです。

もし霊能者が体外離脱によってこの領域を訪れたなら、自らの幽体を維持できないでしょう。

まるで水が気化するかのように、この領域に下ったアストラル素材は再び幽界(アストラル界)を満たすエネルギーへと還元されます。


幽界が消滅する?

スピリチュアルな界隈の中には幽界が消滅するみたいな話しがいちぶ広まっています。ノストラダムスの預言やアセンションに比べれば本当に些細な規模の話しですが、中身としたらすこし似ています。似ているのは内容ではなく、正しい認識をもたない人によって真実では無い内容が広まっているという点です。

幽界は切り離された領域ではなく、この物質世界や幽界と重なり合うように存在します。
もし幽界が消滅してしまったら、私たちの人間としての心は維持できず、人間や世界が創造の力によって拡張されることも出来なくなるでしょう。
基本的には根も葉もない話しなので真に受けないようにしてください。

ただし、すべての人のカルマが解消されたときには、幽界(アストラル界)の中身がすべてすっからかんになるでしょうから、完全にでは無くとも中身がなくなることはありますが、はたして何十万年、あるいはそれ以上、ずっとの先の未来のことだ思います。

幽界(アストラル界) まとめ

幽界(アストラル界)とは私たち人間が住む物質界と重なり合うように存在する人間の心の領域の世界でです、人間が死んだときに最初に訪れる世界でもあります。

幽界(アストラル界)とはどのような場所なのか?

  1. 霊界と物質世界のはざまの世界
  2. 人間が死後に赴く最初の領域であり、霊界にかえれない霊がいる
  3. 人間の心の領域で、感情や想い、想念の世界
  4. 幽界(アストラル界)には7つの階層がある

この4つが幽界(アストラル界)のおもな特徴になります。

私たちが住むこの物資界にもっとも近い世界であり、私たちの霊魂が死後に赴く霊界の窓口でもあります。
そのため、この地上に未練をのこしたり、成仏出来ない霊が浮遊霊となったり地縛霊となってとどまるのもこの幽界(アストラル界)です。

幽界(アストラル界)は人間の心の領域でもあり、想念界、感情界とも呼ばれ、人間の心のエネルギー、想念が働く領域でもあります。

ですから、私たちの心が幽界(アストラル界)の様相を変化させますし、幽界(アストラル界)の変化が現実世界の変化を起こします。

幽界(アストラル界)には7つの階層がありその階層それぞれで、エネルギーの波動や役割がことなります。ですが、7階層あってもそれらすべてを含んで幽界(アストラル界)という一つの領域、ひとつの世界です。

幽界(アストラル界)について、もし詳細な記録を残そうと思ったなら一生かけても足りないでしょう。この物質界の数十倍におよぶほどの広大な霊的領域だからです。

人間の霊性が高まり、霊的な力に目覚めるといずれこの幽界(アストラル界)を瞑想や体外離脱によって経験する日が来るでしょう。そのとき幽界(アストラル界)の暗闇を照らす光となるのは、心を清めて愛を持って生きることで得られる自らの魂の輝きと神への信仰です。

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天空の庭先 管理人の☆ウリエル☆です♪瞑想歴30年、オーラ見える歴28年、ヒーリング歴29年、浄霊歴26年、オーラ視、浄霊、ヒーリング、などなど、いわゆる霊能力と呼ばれる力を持っていて、占星術など占いの分野やオカルトなど、スピリチュアルな分野に精通しています。 これまでの人生でのスピリチュアル体験から得たことを記事にしています♪ 関わる人全てに豊かになって欲しい。それが私の願いです。 <strong>霊能力が身についたキッカケ</strong> 霊能力と呼ばれる力を手に入れるキッカケは、21歳の時に霊的な師と出会い、ヒーリングを受けた事でした。 私をヒーリングしてくれたその方は、世界を旅しながら無料で奉仕やヒーリングをして生きている方で、日々何十人、何百人と癒していました。その方との出会いをキッカケに、私自身にもヒーリング能力が身についたり、オーラが見えはじめたり、体外離脱を体験したり、成仏出来ない霊を救う能力が発現したり、様々な霊的な体験をしました。それら体験は、この天空の庭先にまとめられています。 <a href="https://arcangel.jp/experience/">体験談</a> <strong>天空の庭先オープン</strong> 2004年に楽天ブログで天空の庭先がスタートしました。 本業はデザイナーで、ふつうに社会で働きながら、平日の夜や週末の休みを利用して、霊的な疑問や相談にお答えする活動をしてきました。 今日までの天空の庭先の歩みはアーカイブのページにまとめられています。 <a href="https://arcangel.jp/archive/">ブログアーカイブ</a> 「☆ウリエル☆」というハンドルネームは、宇宙の運行や浄化を司る天使の名前を借りました。横の2つの☆は当時の楽天ブログでウリエルというハンドルネームがすでに取得されていたために、仕方なく横にくっつけたのですが、この☆のおかげで姓名判断や数秘術でとてもよいハンドルネームになりました♪ 「天空の庭さき」というブログとサイトのタイトルは、天の国のかたすみ、みたいなニュアンスで命名されました。 私は本当の「天国」や「楽園」は、それを求める人の心の中にあるものだと思います。ここを訪れる人たちが豊かで美しい人生を歩むヒントをみつけてくれたらそれは私にとって幸いです。  

プロフィール



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  1. neco3

    ☆ウリエル☆さま

    はじめまして。
    貴重な記事を、いつも、ありがとうございます。

    以前、「オーラ・チャクラリーディング」を習いました。
    そのテキストに、アストラル界のことが書いてあったのですが
    良くわからず、調べていたところ、ウリエルさんのブログに出会えました。

    これまで自分がネットなどで得た情報をはるかに上回る
    詳細な情報ばかりで、時間を忘れて、夢中で過去記事を読ませていただきました。

    実際に体験した人でなければ、ここまで深い内容の記事は書けないのだと思うと
    私が得てきた情報は、とても浅く、薄っぺらいものだったと痛感しました。

    ヒーリングについても、自分は体感が強くないからなのか、高次元の波動に慣れていないからか
    全く、何も感じたことがなく、ヒーラーさんから感想を求められ、困惑することが多々あったのですが
    ☆ウリエル☆さんの、体験ヒーリングの感想を拝見させていただくと
    皆さん、強烈な体感を得られたようで、本物のヒーリングってどんなのだろう?
    と、想像しています。

    スクールでは、何種類ものエネルギーワークがあり、半年ほどで、嫌になってしまい
    実践を辞めてしまいました。
    瞑想の記事や、呼吸の記事を見ると、本来は、もっとシンプルでいいはずなのに
    商売にからめてしまうと、たくさんのワークに、セミナー、アチューメント伝授と
    多々あり、本質って何だろうと考えさせられました。

    長くなってしまい、申し訳ございません。
    お忙しい日々をお過ごしのことと思いますが
    どうぞお体大切に、なさってください。

    これからも、ブログで勉強させていただきます。
    ありがとうございました(^^♪

  2. ピティナ

    スターシードと呼ばれる宇宙からの転生した方も死後は幽界に行きますか?