縁がある人をスピリチュアル的に説明すると?

人の縁

袖すりあうも多生の縁…なんて言葉があります。
多生とは「幾多の生」つまり人間がすれ違うほどの間柄でも輪廻転生を繰り返しながら経験するいくつもの人生で縁があるという意味です。
知人の縁、隣人の縁、友人の縁、そして恋人や伴侶としの縁、人間にはさまざまな「縁」があり、身近で関わる人もいれば、一生で合うことが無い人間も多く居ます。
人と人を結びつける縁とはなんでしょうか?背後にはやはり、宇宙の法則やスピリチュアルなエネルギーが関わっています。
スピリチュアル的な魂の縁から、人生で関わる人たちとの縁など、さまざまな縁についてお話しいたします。


 

縁とは?

私たちが普段つかっている「縁」という言葉には、実は大きく分けて3つの意味が存在します。

巡り合わせとしての「縁」は、運命
血縁的つながりとしての「縁」は、親族・続柄
仏教における「縁」は、因縁・縁起
縁 – Wikipedia

上記はWIKIからの引用です。
ざっくり説明しましょう。

巡り合わせとしての「縁」とは、運命とか宿命によって結びつけられた縁で、神や宇宙の法則など、人間の意志を超えた力による結びつきです。
誰の子として生まれるか?誰と結婚するか?どんな子供が生まれてくるか?
運命や宿命といった力で決められた「縁」です。

血縁としての「縁」は、血縁や続柄としての繋がりで、親子関係や婚姻関係によって結ばれていく繋がりです。
私たちは親のお腹に宿ったときからすでに親との縁があり、成人して誰かと結婚すれば伴侶の家族との間にも縁が結ばれます。

そして仏教によって広まった「縁」はカルマ的な意味合いが強く、原因と結果との因果関係です。
たとえば、まったく無縁であった2人の人間がいたとして、困っているAさんをたまたま通りかかったBさんが助けます。
すると無関係であったはずの2人のあいだに「縁」が生まれます。
原因と結果による因果の結びつきなので、良い「縁」と悪い「縁」があります。

これら3つの意味合いに共通するのは結びつきです。

運命と宿命・カルマの法則についてはこちらの記事に詳しく書きましたので参考にしてみてください♪

縁がある人のスピリチュアル的な意味

スピリチュアル的に言うならば、私たちの魂にとっての最初の縁とはこの世界、宇宙を創造した絶対的存在、私たちの魂の創造主との繋がりでしょう。
そして次に繋がりの強い「縁」は私たちの魂の系譜の繋がりです。
人間に家系図や系譜があるように、私たちの魂にも系譜があり、同時期に近いし存在として創造された魂とは「縁」の結びつきも強いです。
魂の系譜によって、集団で行動したり輪廻転生を繰り返す魂は、ソウルメイト(グループソウル)などとも呼ばれています。

創造主(神)との結びつき、同じ魂の系譜、これらは世界の創造の時からの結びつきであり、神話の時代からの結びつきといっても過言ではないでしょう。

そして私たちの魂がこの物質世界に降下し肉体を持つ過程で、私たちの魂はこの物質世界の二元性質に従い男性と女性の二つの性質の魂に分かれます。
互いが半身とも言えるこの2つの魂はツインソウルといった言葉でも知られています。

あなたにとって、家族や恋人になるほど近しい存在は、ソウルメイトやツインソウルなど、古(いにしえ)の時代からの「縁」によって結ばれている可能性が高いです。
なにせ、袖すり合う程度でも、多生にわたる縁があるのですから。

グループソウルには、「家族」「集団やグループ」「村や街」「地域」「国」など、さまざな大きさがありますが、同じようなメンバーで同じような環境や文化に転生を繰り返す傾向があります。
つまり、あなたが通勤時に見かけたりすれ違う人の中には前世でも同じような距離感で見かけていたりすれ違っていた人が大勢いるということです。

ソウルメイトやツインソウルについてはこちらの記事に詳しく書きましたので参考にしてみてください♪


縁がある人とは切れないのか?

縁の中には「切れる縁」と「切れない縁」があります。
ただしこれは、人間的な視野で言った場合と、魂の視野で言った場合で内容は異なります。
これを読むあなたにも、切りたい縁と、失いたくない縁があるでしょうから順を追って説明します。

切れない縁

切れない縁とは、創造主との縁、同じ系譜の魂やツインソウルとの縁です。
創造主(神)は私たちの魂や肉体の活動するためのエネルギーそのものなので、縁の切りようがありません。
そして同じ系譜の魂は私たちが原罪となるカルマを生み出す以前からの結びつきであり、グループソウルとして強い結びつきを持っています。
ツインソウルも同じです。もともと自分と一つであった魂なので、この先どのような未来が訪れようともその事実はかわることはありません。

切れる縁

魂ではなく人間としての縁、人間としての系譜の繋がりは断ち切ることができます。
ただしそれには条件が合って、互いの間に存在する原因と結果、つまり「カルマ」が解消されていることです。

人の世での縁とは、極論を言えばカルマを精算するための、カルマの法則による結びつきです。
盗んだ者が盗まれる、殺した者が殺される、戦争は集団や国家の殴り合いや傷付けあい… 新たに生み出されるカルマによってあらたな争いや戦場がうまれ、悪しき原因は悪しき結果とさらなるカルマを生み出します。
振り上げた拳を自らの意志で引き、必要なのは憎悪ではなく愛であると気づき、それを行動に移した人間がカルマを解消させ螺旋から解き放たれてゆきます。

あらゆるカルマが同じで、縁を切りたい人間ほど縁が切れない理由がここにあります。
私たちは縁を切りたいと思う人間ほど、認め、愛さなければなりません。

縁がある人とはまた繋がる

縁にも、「良い縁」と「悪い縁」が存在します。
悪い縁については申しあげた通りで、互いの間に負のカルマが存在する間は切れることなくまた繋がるでしょう。
カルマの法則とは輪廻転生を経ても持ち越されるので死んだら終わりではありません。
悪い縁に関しては負のカルマの精算ができればそれで終わりが来るかもしれません。
ただし、相手がソウルメイトやツインソウルであればカルマによる結びつきが切れても魂の結びつきがのこりますからカルマ解消後は互いに輪廻を通じて助け合う間柄になれるでしょう。

人間の悪しき縁はカルマが解消されたなら切れますが、人間の良き縁はカルマが解消されても切れることはありません。
動機が真に正しき行い、良き行いによって結ばれた縁の背後にあるのは「愛」による結びつきだからです。
すべてはもともと1つで愛はすべてを1つにします。


縁がある人と結婚について

縁がある人と結婚する?
恋愛や結婚でよくいわれる「ご縁」ってなんでしょうね?
これも最初にご説明した縁の3つの意味でおおよその説明が出来ます。

巡り合わせとしての「縁」は、運命や宿命的な結びつきで、これは仏教における「縁」、つまりカルマ的な要因によって決められます。
たとえばA太郎さんの伴侶となる運命をもつB子さんは、前世で互いに深く傷付け合った恋人で、今世ではそのときに生み出したカルマを精算するために結婚することが決まっていたなどです。
じつは私たち人間の人生とはこういったカルマの法則の作用によってかなりの割合で決まっています。
人生の中にはいくつかの条件分岐がそんざいするのである程度は自分の運命の悪いできごとを避けたりコントロールすることは出来ますが、言ったらそれもカルマの法則、つまり神の手の平の中といったかんじです。

ご縁(カルマ的要因)がなければ結婚もすることはない。
スピリチュアル的に言えばこれが事実です。

なのでちまたでよく言われているような「男運を上げる」とか、行動次第で運命の結婚相手に出会えるみたいな話しは基本的には当てにはなりません。
運命の中で変化が許されるいくつかの条件分岐の中でならあるいは選択肢はあるでしょうが、今カルマと向き合うか、カルマを先送りするかの違いしかありません。

恋とはカルマの法則が持つ男女を結びつける引力で、基本的にはカルマが恋人や夫婦となるべき人間を引き寄せています。

カルマの法則についてはこちらの記事に詳しく書きましたので参考にしてみてください♪

魂の縁で結ばれる結婚

カルマの解消以外の理由で恋人や夫婦になるケースも少ない割合ですが存在します。

これはある程度カルマを解消した人におきるのですが、たがいの目的達成のための協力者として結ばれるケースがあります。
たとえば男女間のカルマをほぼもたない研究者のS次郎さんと、男女間のカルマをほぼもたない同じく研究者のC子さん、二人は互いの研究と人生を助け合うために夫婦になる運命を持って生まれて来ました。
お互いに男女間のカルマを解消しているので、二人の恋人としての時間や結婚して築いた家庭はケンカも争いもなく平和そのものです。
実際にケンカもなく平和に営まれる家庭にはこのような関係性が多いです。

あと、もうひとつよくあるケースがあります。
例えばある程度カルマを解消したE子さんと、カルマの負債まみれで、借金だらけで感情も荒いU助さんみたいな組み合わせです。
E子さんの魂はカルマを解消しあるていど高いレベル達し、より大きな成長の機会として他者をサポートする人生を選んだ感じです。
こういったケースは同じ魂の系譜の人間同士やツインソウルの間でもよくあるケースです。
仲間の魂を助けるためとか、仲間の魂のレベルを引き上げるために家族や伴侶など、より身近な存在として生まれてくるケースです。

これらのことからも、ソウルメイトやツインソウルが家族や伴侶など近しい存在として生まれてくるケースが多いことが解ります。

恋愛と結婚についてはこちらの記事に詳しく書きましたので参考にしてみてください♪


縁のある人の特徴や見分け方

縁のある人を見分ける方法があるか?

恋愛や結婚関連でよく言われるようなことで、「偶然会う機会が多い」とか「価値観が同じ」とか「ターニングポイントに出会う」みたいな話がありますがこれらの特徴は世俗的であまり当てはまらないように思います。
確かにカルマの法則のもたらす引力によって偶然のできごとなどは増えるかもしれませんが、それはあらゆるカルマ的な引力に共通で言えることです。
それと、ターニングポイントって人生の中に確かにおおきな機会はいくつかありますが、ターニングポイントって自分起因にしろ他人起因しにろ、いずれにしても必ず誰かしら人間は関わるのでここで関わる人と強い縁があるのはあるいみ当たり前です。

ソウルメイトやツインソウルみたいに魂のレベルで縁がある人って基本的には過去生から繋がりをもっているので今世で出会った第一印象ではとくに他の人と変わりませんが、コミュニケーションをとるなかで比較的簡単に心の壁をとりはらい打ち解けることが出来る人です。

カルマ的に縁がある人に関しては多様すぎて見分ける手段は皆無だと思います。

縁のある人の特徴を知りたい、見分け方を知りたい、そういった感情を持つ人の多くはとくに恋愛や結婚に動機が関連している場合が多いかと思います。
背後にあるのは運命的な出会いやチャンスを逃したくないといった気持ちだとおもいます。

これはたとえ話ですが、日常関わっている異性の中にもしかしたら恋人や伴侶になる可能性のある人間が2人以上いるなんてこともあるかもしれません。
人間が生まれ変わる目的が魂の成長とカルマの解消であるなら、今生きている人生のなかでいくつかの最適解があっても不思議ではないからです。

では仮に、結婚相手となりうる運命に導かれた候補者が3人いたとしましょう。

人間的な価値観に照らし合わせて言えば1番条件の良い人が1番伴侶として望ましいと思えるかも知れませんが、魂の視野で言えば、自分を最も成長させてくれる人間が望ましいはずです。
ですから、人間的な価値観得だれが1良いかという選択は基本的に意味を成しません。

それに、たとえば就職したらAさん、大学院に進んだらBさん、留学したらCさんみたいに自分が進む進路で条件分岐している場合もあります。

ですから、重要なのは相手を知ることや選ぶことではなく、自分が最善と思える人生を選択し、だれと結ばれても幸せになれる心を持った自分になることです。

自分が人から愛される素晴らしい人間になれたなら、どのような条件分岐でだれと結ばれてもきっと幸せな人生を送れるからです。

強い絆で結ばれた縁

人間の一生を通じて関わり続けるような性質の人たち、家族や伴侶にはとても強い絆と縁があります。
そして自分の周りを見渡してみると家族や伴侶に劣らないほどに強い虫美突きや縁をもつ人たちが他にもいることがわかります。
たとえば職場の同僚はあるいみでは家族より長い時間を共に過ごす人たちですし、自分が師事する人、メンターのような存在もとても強い影響を与えてくる人であり強い絆を持っています。

そういった強い絆は殆どの場合、輪廻転生を経て結ばれている縁です。

それぞれの人との関わりに、引かれあい、関わり合う意味があります。
それは良くも悪くもです。

なぜこの人が自分のかたわらにいるのか?なぜこの人と縁があるのか?

あいてと結ばれている縁の理由を知ることが出来れば、自分がすべきことがわかるでしょう。

みなさんがこの天空に庭先に導かれた縁にも、心から感謝いたします。

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天空の庭先 管理人の☆ウリエル☆です♪瞑想歴30年、オーラ見える歴28年、ヒーリング歴29年、浄霊歴26年、オーラ視、浄霊、ヒーリング、などなど、いわゆる霊能力と呼ばれる力を持っていて、占星術など占いの分野やオカルトなど、スピリチュアルな分野に精通しています。 これまでの人生でのスピリチュアル体験から得たことを記事にしています♪ 関わる人全てに豊かになって欲しい。それが私の願いです。 <strong>霊能力が身についたキッカケ</strong> 霊能力と呼ばれる力を手に入れるキッカケは、21歳の時に霊的な師と出会い、ヒーリングを受けた事でした。 私をヒーリングしてくれたその方は、世界を旅しながら無料で奉仕やヒーリングをして生きている方で、日々何十人、何百人と癒していました。その方との出会いをキッカケに、私自身にもヒーリング能力が身についたり、オーラが見えはじめたり、体外離脱を体験したり、成仏出来ない霊を救う能力が発現したり、様々な霊的な体験をしました。それら体験は、この天空の庭先にまとめられています。 <a href="https://arcangel.jp/experience/">体験談</a> <strong>天空の庭先オープン</strong> 2004年に楽天ブログで天空の庭先がスタートしました。 本業はデザイナーで、ふつうに社会で働きながら、平日の夜や週末の休みを利用して、霊的な疑問や相談にお答えする活動をしてきました。 今日までの天空の庭先の歩みはアーカイブのページにまとめられています。 <a href="https://arcangel.jp/archive/">ブログアーカイブ</a> 「☆ウリエル☆」というハンドルネームは、宇宙の運行や浄化を司る天使の名前を借りました。横の2つの☆は当時の楽天ブログでウリエルというハンドルネームがすでに取得されていたために、仕方なく横にくっつけたのですが、この☆のおかげで姓名判断や数秘術でとてもよいハンドルネームになりました♪ 「天空の庭さき」というブログとサイトのタイトルは、天の国のかたすみ、みたいなニュアンスで命名されました。 私は本当の「天国」や「楽園」は、それを求める人の心の中にあるものだと思います。ここを訪れる人たちが豊かで美しい人生を歩むヒントをみつけてくれたらそれは私にとって幸いです。  

プロフィール



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  1. vinviva

    お礼を申し上げます。
    ウリエルさんとの、このご縁を嬉しく思っています。
    私にとってウリエルさんは先生です。
    その後、ウリエルさんを軸に様々な方々を知ることがdwき、その方々の教えを人生の羅針盤とさせて頂いています。
    心から感謝しております、ありがとう御座います。

  2. あんじゅ

    こんにちは。

    縁といえば私は昔から結婚願望がなくこのまま独身で一生を終えそうです。結婚の縁は結構あったようにも思えるのですが不思議なくらいその気になれませんでした。若い頃は厳しめの家庭環境のせいかなと思っていました。子供を持ちたいとも思わない自分は変わってるとも思います。ただ今はそれが私が今世に生まれて来るときに選んだ生き方なのではないかという気がするのです。

    私は両親や兄を負担に思ってきましたが彼らの魂を受け入れ寄り添って見送ることが私のカルマなのではないかと。そしてそれによって私も学んでいる。
    それから自分の家族を持たないからこそ仕事で本当に多くのご縁があり成長させて頂いていると今は実感しています。本当に有り難いです。

    そしてウリエルさんはじめ皆様がたとご縁があることに感謝しています。これからもよろしくお願いします。

  3. ともこ

    「だれとむすばれても幸せになれる心をもった人になる」
    探していた言葉のひとつを聞いたような気がしました。
    多くの人に伝えていきたいことだと思いました。

  4. ぢび

    ウリエルさん、こんばんは。
    昨年から続くコロナ禍で、縁のあった人達と物理的な距離だけではなく、精神的な距離、縁もきれたな…ま、いいか。と思う1年を過ごしました。
    また、8年程一切連絡してなかった人から連絡が着て、縁が再び強くなったり、全く詳しく無かったジャンルの方々と交流したり。
    その時々で、切れる縁、繋がる縁があったり、大変面白いです。
    とても仲良くしていた同僚が一昨年退職して、とてもショックを受けましたが、先月戻ってきました(笑)
    これも縁なのでしょう。
    これからもどのような縁が廻ってくるのか、その縁によって自分がどのように変化していくのか楽しみです。
    天空の庭先とのご縁は自分が鬱病になった時だった気がしますが、このご縁にも大変助けられてきました。
    いつもありがとうございます。