スピリチュアルと占いと占い師
占いと言えば、占星術、姓名判断、手相、四柱推命、タロット、数秘術、九星気学、算命学、宿曜、などなど、さまざまな種類があります。
「スピリチュアル占い」ってなんでしょう? 占いとヒーリングのサロンとか、占いとスピリチュアルカウンセリングなど、スピリチュアルと占いはビジネスとしてもよく組み合わせになります。
占いには学問的な側面がありますが、占いの対象相手が人間である為に診断結果をより高い精度でアウトプットするためには観察力は洞察力が必要ですし、もっと言えば霊的な直感力も高いにこしたことはありません。内容を正しく相手に伝え、なおかつ相手の人生にメリットを与えるためには、コミュニケーション能力も高い方が良いでしょう。
つまり、「占い」「霊能力」「カウンセリング」はもともと親和性が高いと言えます。
スピリチュアルという言葉の意味が、霊的なこと全般をはばひろく含むようになり、占いもスピリチュアルなものとして語られるようになりました。
それによって、占い師とスピリチュアルカウンセラー、霊能者の区別もあいまいになっていったかもしれません。
そしてスピリチュアルな分野には、オーラ占いや夢占いなど、様々な占いもあります。
【目次】
スピリチュアルと占い
スピリチュアルとは本来は「霊的」という意味です。
予知や霊視は霊的な能力なので占いそのものではありません。
ですがタロットカードのようなカード占いは、どのカードが引かれるかは確率でしかないので、カード占いはそれを行う人間の直感力や霊的な能力が重要です。
もちろん、引かれたカードの組み合わせを解釈する為には、「技術」という側面もありますがウェイトは人間の霊的な力の方が高いでしょう。
スピリチュエルと占いはもともと親和性が高く、最近では「スピリチュアル」という言葉が世の中に広まり、「スピリチュアル」という言葉が指し示す範囲が幅広くなったため、「占い」もスピリチュアルなものとして語られる事も増えました。
ただし、スピリチュアルという言葉が1990年代から世の中に広まり始めたのと比べ、占いに関してはもっと昔から一般化したものであるため、スピリチュアルってなに?って人はまだまだ沢山いますが、占いってなに? って人はあまりいないのではないでしょうか?
先進国ではグローバル化が進み、例えば日本には、占星術ひとつとっても「西洋占星術」「インド占星術」「ペルシャ占星術」など様々な種類がありひとことで占いと言っても数え切れないぐらいの種類が存在します。
スピリチュアル占と普通の占いではまず背景の違いが一つあると言えるでしょう。
そしてもう一つ、概念や根拠にも大きな違いがあります。
例えば「未来占いと」「未来予知」はどちらも未来に起きる出来事へのアプローチです。
同じ未来へのアプローチであっても、占いの場合であればそれぞれの占いが持つ方法によっての予測や算出になります。
例えば占星術であれば火星の影響下に生まれた人間は、今年は火星がどのハウスを巡るからどうなるなど、ある種の情報から読み取る技術があります。
それと比べ、スピリチュアルな能力によって行われる「未来予知」は人間霊的な能力によって行われるために、占いのように「統計的なデータ」もなく、結果の基となる要素や裏付けもありません。
つまり、スピリチュアル占いと普通の占いの違いはその本質が「技術」か「人間の能力」かの違いが大きいです。
たとえばこの記事を書く私は占星術の知識があり、自分や身の回りの人の為に占いのようなことをする時がありますが、私は「霊能力」を持っていて占いの最中にビジョンを見る事もありますし、オーラを視るちからは占いをする時にも占いの結果を総合的に判断する際にも役立つことは多いです。
スピリチュアルと占い師
もし本当にスピリチュアルな能力があれば、それはどのような種類の占いであっても正しい結果を導き出すための大きな手助けとなります。
これは私の体験からの一例ですが、占星術で人を占ったときに、火星の影響下に生まれた人だと結果から判断したケースにおいて、実際にその人を霊視なり、リーディングした際に「赤のオーラ」であったなら、やはりそうかとなりますし、逆もまた然りです。
赤いオーラの人を占ったら、火星の影響下に生まれた人だった、などです。
占いというのはたいていは良い事も悪いことも表裏一体です。
ですから、自分が導き抱いた占いの結果を相手に照らし合わせるときに霊的な力は特に役立ちます。
霊視に関係する第六チャクラは第三の眼とも言われ、見えざるものを見る事が出来る霊的な視力に関係しています。
そして何より、本質を見抜く心の眼でもあります。
人間の霊的な直感力と深く関わるのは人間の正中線に沿って存在する霊的なエネルギーを制御する中枢である7つのチャクラです。
チャクラとはサンスクリットで円、車輪、などを意味する言葉で、この霊的なエネルギーのセンターは霊視ができる人間が視ると、エネルギーのディスクが回転しながら渦巻くように見えます。
私たち人間の肉体が脳や神経などによって制御されているように、気や生命エネルギー、オーラなど、人間の身体や霊体にあるとされている霊的なエネルギーは7つのチャクラによって制御され、チャクラは私たち人間の霊的(スピリチュアル)な覚醒や、霊能力の発現と深く関わります。
チャクラについてはこちらの記事が参考になります。
7つのチャクラ全てが、人間の霊的な能力に関わりますが、霊視や霊聴などに深く関わるチャクラは、第二チャクラと第六チャクラです。
スピリチュアル占いとスピリチュアルカウンセラー
便宜上、スピリチュアルな能力を組み合わせて行う占いを「スピリチュアル占い」と呼ぶのであれば、スピリチュアル占いは普通の占いより当たるのでしょうか?
占いは技術、スピリチュアル占いはより人間の能力が結果に大きな影響を与えます。
もしスピリチュアルカウンセリングを行う人間の霊的な能力が本物であれば、カウンセリングの内容もより確かなものになるでしょう。
統計学的なようそを持つ種類の占いであれば、霊的な直感力をもたずとも結構本質を捉えてきます。
例えば手相とか、占星術、四柱推命などです。本当にプロと呼べる技術を持っている相手なら、金額にも寄りますが、人生の節目などに頼る価値はあります。
ただし、これら占いの的中率は3~5割と思っておいた方が良いでしょう。それに霊的な直感力が組み合わさって、最大で8割といった感じです。
そしてスピリチュアルな能力に依存する性質の占いの場合、スピリチュアルリーディング、オーラ占い、タロットカード、エンジェルカードなどがそれに該当しますが、これらの占いの的中率は1割~8割です。スピリチュアルな分野には、実際には実践レベルの霊能力を持たないのに、持っていると偽る人間が多いです。
オーラも同じですね…実際はちゃんと見えていないのに見えているふりをする人間、多いです。
スピリチュアルな能力を必要とする占いは、その占いを行う人の霊的な能力によって的中率の振れ幅が大きいです。
スピリチュアルな占い師やカウンセラー選び方
この種の話で私がいつもオススメするのは、霊的な能力だけで鑑定を行っている人間は選択肢に入れない事です。
占いに関しても、本気で取り組んでいる人は専門的な技術の習得を惜しみませんし、その結果、複数の占いを習得している事も少なくはありません。
どのような占いであっても専門技術としてしっかり習得している人間を、そして実績を持っている人間を頼りましょう。
スピリチュアルリーディングやオーラリーディングなど、霊的な力のみを頼った占いの手法は、それを行う人間の能力が低ければ中身はほぼからっぽです。
スピリチュアル占いの適任者
さて、実のところ人間は誰しも霊能力を持っています。
例えば、誰かの事を強く考えて居たらその人から連絡が来たり、病気の身内の死期がなんとなく分かってしまったり、(虫の知らせってやつですね)、日常的によくあるのは、理由はハッキリしなくても何となく嫌なもの、何となく嫌な場所、何となく嫌な人、感覚で何かを感じ取ることはよくあります。
そして時にはその何となくの感覚を頼りに、行動しますが、それが結果的にダメージや危険を避けていることもよくある事です。
つまり何が言いたいかというと、他人の霊的な直感をあてにするまでもなく、実はあなたにも霊的な直感は存在するのです。
もし占いが好きとか、占いに興味のある方は、なにかしら自分に向いた占いを探して、自分自身でやってみるのが良いと思います。
なぜ私が、占いを自分ですることをおすすめするのか? それはあなたのことを一番よく知っているのはあなた自身だからです。
たとえ、自分では自分のことは分からないと思っている人でも、あなたのことはあなた自身が、あなたの潜在意識が、あなたの魂が一番よく知っています。
ですから私は、自分の事は自分で占うことをオススメしています。
なぜなら、私自身がそうしてきたからです。
占い師や霊能力者を頼る意味
スピリチュアル占いで言えば、霊的によほど優れた力を持つ人でないかぎり頼る必要なないかと思います。
それはスピリチュアルカウンセラーでも同じです。
それでも、占い、スピリチュアル占い、スピリチュアルカウンセラーを頼る意味があるとすれば、自分が統計と照らし合わせてどうか?とか、他人の目にはどのように映っているのかをより客観的に知りたい、とか、自分ですでに答えは持っているけども、背中を押して欲しいとか引き留めて欲しいなど自分以外の人間の意思を頼りたいときだと思います。
スピリチュアルなさまざまな占い
スピリチュアルな分野には、スピリチュアルリーディングや、チャネリング、オーラ占い、夢占い、前世占いなど、通常の占いとは異なる様々な占いがあります。
それらは基本的には「技術」的なことよりも「霊的能力」を基盤としている事が多いです。
スピリチュアルな能力を必要とするうらないをいくつかご説明したいと思います。
スピリチュアルリーディング
大自然のスピリットや相手の霊的なエネルギーから霊的な情報を読み取ります。
エネルギーを読み取る対象ですが、アカシックレコードなど、霊的な情報が記憶されていると言われている霊的なレコードである場合もありますし、相手のチャクラに記憶されている霊的な情報やエネルギーを読み取る場合もありますし、相手が持つエネルギーそのものから読み取るやりかたもあります。
ひとことにスピリチュアルリーディングと言ってもその方法は様々です。
もし、人間やこの世界の各階層に存在するレコードから情報を読み取れたなら、普段人間が知り得ない様々な情報を知ることが出来ます。
たとえば先々に出会う人の事や、人生の分岐点等です。
ですが、レコードを読める霊能者などは過去に遡ってもほんとうに数えるほどしか居ませんし、金品を要求するよう人はまだまだそのレベルは遠いように思います。
インターネットで検索できるような霊能者の中には居ないと思っていた方が良いでしょう。
チャネリング
これもスピリチュアルリーディングとよく似ているかもしれません。
異なるのは、霊的なエネルギーを読み取るのではなく、霊的な存在にアクセスしたり、コミュニケーションによって情報を引き出すといった部分かと思います。
チャネリングによって霊的な存在につながる人も居ますし、高次元にいる天使的な存在とつながる人も居ますし、中には宇宙人とテレパシーでつながって情報を得ている人間も居ます。こういった霊媒を利用して霊的な情報を引き出すタイプのスピリチュアル占いも、インターネットで検索できるような人の中には本当にできる人は少ないかも知れません。
オーラ占い
オーラ占いに関してはすでに詳しい記事がありますので、こちらを参考にしてみてください。
前世占い
前世占いって、普通の占いと比べるとあまりメジャーではありませんがスピリチュアルな分野ではそこそこ名前を知っている人も多いです。
もともとは心理治療や催眠術などの分野から広まったものですが、退行催眠を行うと幼少期よりさらに過去前差な登り、生まれる前や前世の記憶まで引き出せることがあるのです。もはや占いとよべるか分かりませんが、一時のスピリチュアルブームに乗っかるかたちで世の中に広まりました。
実はこれと似たような技術が古い魔術にも存在します。
前世占いはあまり一般的に行われているものではありませんし、問題や危険性も多いので手を出さない方が無難かも知れません。
夢占い
夢占い(ゆめうらない)は、夢に現れた人間や動物、物などの「シンボル」と夢の中の状況をもとに、夢を見た人間の現在の状況や、自分でも自覚できていない心の奥底にある本心、未来に起きるできごとなどを解釈する方法や作業の事です。
夢占いに関しては、他の占いと大きく異なるのは、自分が見た夢に対して自分で解釈を行うのが一般的なので、お金を払ってだれかにお願いするというものではありません。ですが、最近ではスピリチュアルカウンセリングの一環として、夢解釈などをサポートしてくれるようなサービスもあるみたいです。
この天空の庭先ででも夢占いについて紹介していますが、私が人に教える夢占いは古い魔術の概念に基づくもので、普通の夢の解釈方法は大きく違うことが2つあります。
夢に現れる情報は、心だけでなく、人間の霊的な意識、魂、神にまで繋がっている。
眠りとは、一種の仮死状態であり、睡眠時に体験しているのは高次世界(死後の世界を含む)である。
一般的な夢占いとか夢診断は、主に心理学的な「夢分析」が元になっていますが、この天空の庭先で紹介している夢の解釈方法は、「神・魂・霊・心」がもつ情報や、睡眠時に上位の意識が体験している高次世界の活動などから、夢に断片化して現れたものを解釈します。
こちらの記事に詳しく書きましたので参考にしてみてください。
スピリチュアルと占いのまとめ
「占い」「霊能力」「カウンセリング」はもともと親和性が高いと言えます。
スピリチュアルという言葉の意味が、霊的なこと全般をはばひろく含むようになり、占いもスピリチュアルなものとして語られるようになりました。
もし本当にスピリチュアルな能力があれば、それはどのような種類の占いであっても正しい結果を導き出すための大きな手助けとなります。
スピリチュアルな能力だけの占い師よりも、占星術や手相など、専門知識や技術をもつ占い師を頼る方が確かです。
ですが、あなたの事を一番知っているのはあなた自身、あなたの潜在意識や魂です。
本来うらないは自分の事を知りたいのであれば自分自身でやるのが望ましいです。
自分で占うのであれば、私が最もオススメするのは夢占いです。
人間誰しも、睡眠中は無意識の霊能者だからです。
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