龍のスピリチュアル的な意味

光の龍

世界中の神話や伝承に龍や巨大な蛇は登場します。
大抵は世界の創造に関わっていたり、神の使いであったり、天候のをあやつる超常能力を持っているなど、様々に言い伝えられています。スピリチュアルな存在として扱われることも多く、龍にまつわる信仰や龍がまつられた神社や古代遺跡なども世界中にはたくさんあります。
今日は龍についてのスピリチュアル的なお話です。


神話や伝承の龍とスピリチュアル

世界中の伝承に龍は登場します。
メソポタミア神話に登場する「ティアマト」は数多の神を生み出し、果てにはその骸からこの世界が生み出されたという創世の神です。
世界各地には龍が登場する創世の神話がたくさんあります。

そして、創世神話に限らず、伝説上で存在する神の使いや生き物としても龍の伝承は伝わっています。
中国ではヘビのような長い体にウロコを持ち、角や長いひげを持ち空を飛ぶ生き物として伝わり、同じように日本でも仏教や道教と共に伝わった龍の伝承や、もともと土着的に存在した龍の伝承など、様々な龍の伝承があります。

西洋では私たちがファンタジー世界で知るようなトカゲのような姿で翼を持つドラゴンとして様々な伝承があり、神話によって竜の姿や性質も様々ざまに伝えられています。

つまり、ひとことに龍(竜)と言っても本当に色んな種類が存在し、そのルーツも様々です。
ですが、龍の種類は整理する事できそうです。そしていくつかの解釈にも。

そしていずれの龍(竜)も私たち人間とスピリチュアル的に深い繋がりを持ち、この世界のある要素を象徴しています。

龍の伝説や伝承を整理すると

  1. 幻想世界の生き物のように伝わる龍
  2. 創世に関わる巨大な龍

こんな感じで2つのレベル感に分けられると思います。
幻想世界の生き物である龍に関しては、世界各地に伝わる妖怪や怪物よのうな伝承の龍です。
私たちがゲームやファンタジーで知るのはこのレベル感の龍(竜)です。神の使いとされ、空を飛ぶ竜の姿で伝わる龍、これも実は世界各地に伝承が残されています。
面白いのは、そういった伝承の中には龍が人間を腹の中に入れて移動したという話。

そして世界中の様々な創世神話に登場する巨大な龍は、紐解けばそれが初まりのビジョン、つまり第一者の神が第二者である神を創造した話である事が分かります。


1.幻想世界の龍

この天空の庭先には、太古の地球について少しだけ書かれています。
太古の昔、龍はもちろん、私たちが神話などで知るような様々な生き物が実在しました。
かつての人間は霊的な体で活動し、現代の私たちが言う「天使」のような霊的な存在であったと。
霊的な存在であった人間はこの地球に飛来し、土着的に存在した今の人間の原種やその他のあらゆる生物、物質に様々に干渉しました。それはある意味、あるがままで美しい楽園を欲望にかられて踏みにじるような行為ともよく似ていました。私たちの「原罪」のひとつの側面です。

その時代の霊的な人間たちは霊的なエネルギーを行使することで物質に様々に干渉する事が出来ました。
それはイエス・キリストが水を葡萄酒にかえたような性質の力と同じです。

強力な想念エネルギーを投射したり、霊的に強いエネルギーを持つ太古の霊的な人間が、生物や動物に憑依することで巨大化した者もたくさんいました。
つまり、巨人やキメラなど、私たちが神話などで知るようなあらゆる生物が存在しました。
もちろん龍のような生き物も存在したでしょう。

そういった「物質に囚われた」人間達は3次元世界での多くのカルマを生み出し、肉体的にも霊的にも奇形となってしまった存在も沢山居ます。 当時は「半霊半物質」的な状態や、「完全に物質に囚われた」状態の人間などさまざまでしたが、物質に降下した人間を救済するために純粋な霊的な状態を保っていた人間達もこの世界に多く関与していました。

幽界(アストラル界)には私たちの過去の想念エネルギーがまるで地層のように折り重なる階層があります。
そこにはかつてあったすべての者が存在し、高次世界のレコードには過去の事実のすべてが記録されています。

物質世界に干渉し、物質世界で活動できる龍のような、爬虫類のような、そんな生き物が世界中に存在しました。
人が過去にとらわれるのはあまりよいことではないので、私はこの天空の庭先にあまり過去の地球のことについてを積極的には書きません。

さて、ちょっと脱線した話になりますが今の私たちの文明が滅びたときにはほとんどのは1万年後には形状が完全に失われるという話です。石材がメインであった古代文明とは異なり、私たちの文明は鉄とコンクリートに支えられているからです。

私はこんなしょーもないことを思いついたのですが、もし私たちが趣味や娯楽で所有しているような物の中に石でできている物があったなら?
例えば石でできた人形やフィギュア、トミカやプラレールがあったなら?

私たちの文明が滅びたあとに発展した次の文明の人間たちは、例えば石のトミカやプラレールから過去の文明を想像するでしょう。そして石でできたアニメのフィギュアを見たら過去の文明の人間達は、目が大きくて華奢な体のかわいらしい人間がいたと思うかも知れませんね(笑)ドラゴンのフィギュアなど、私たちの空想上の様々な生き物も然りです。

この例え話で考えていただきたいことは、古代文明のオーパーツについてです。
人間の想像で作られたものもたくさん有ったでしょう。しかしながら、その時代の背景を映し出すような物も存在していると思います。
龍、爬虫類のような容姿の人間、宇宙服のような人間、飛行機やロケットのような形状のもの。
古代文明に生きた人間たちに身近であったものかもしれませんね。

つまり太古の昔には象徴ではなく実像に近い形で存在した龍がいたのです。


2.創世に関わる巨大な龍

龍星(流星)

さて、こちらがどちらかというと私がこの記事でお話をしたかった龍の話です。

冒頭でもお話しましたが世界中の伝承に龍は登場します。
メソポタミア神話に登場する「ティアマト」は数多の神を生み出し、果てにはその骸からこの世界が生み出されたという創世の神です。

中国の天地開闢の伝説では、混沌の中からいでた盤古が混沌を天と地に分けたと言われています。
古代のマヤやアステカの神話でも、世界を創造したのは翼を持つ蛇から誕生したとされます。
ちなみに、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教に登場するサタン(悪魔)も龍や蛇の姿で描写されることがよくあります。そしてサタンは稲妻や巨大なヘビとして伝えられ、神が最初に作り出した天使であり神へのそして反逆で堕天使となったルシフェルと同一視されます。イブを誘惑したのも蛇。
世界中の神話の、しかも創世において、龍や翼を持つ蛇などが関わっています。

結論から言うと、ヘビや龍というのは地上に落ちた一筋の光の象徴です。
それは霊的な世界から物質世界に下った人間の魂をも象徴しています。
つまり、各神話で巨大な龍やヘビの体からたくさんの神やこの世界が誕生するのは、原初の光が第二の光を生み出し、そこから数多の天使と魂が創造された初まりのビジョンや、あるいはその先の霊性の物質降下を表しています。

そう考えてみてみると、世界各地の創世にまつわる神話の見え方が変わりますし、蛇がイブを誘惑したというのもそれが実際にあった出来事という見方から、イブという天上の魂が物質降下を引き起こした事を暗示した表現であるという見え方に変わってきます。

そしてここで1つ頭の片隅においていただきたのは、「龍(蛇)=光(一筋の)」という象徴です。


地球と宇宙の龍脈

人間の体には経絡がありそこをエネルギーやが通っているのですが同じようなものがこの地球にも存在します。
以前地震の記事か何かで軽く触れたことがあったかと思います。それは龍脈(流脈)なんて言葉でも知られています。
実はこの地球の水の流れと龍脈の関係は、私たち人間の血液と経絡の関係に似ています。
古来より水は霊を表し、川は龍の化身とされたのはその為です。
そういえば千と千尋の神隠しでもハクは龍で川の神様でしたね。黄泉の川、振り向いてはいけない。
宮崎駿監督はさすがに色々な事にお詳しいです。

さて、この地球の龍脈には中継点や頭となるポイントがあります。人間の体の経絡に存在する経穴(ツボ)とよく似ているかもしれません。
地球上に天然で存在するパワースポットは主にこの龍脈上にある龍穴です。
この龍穴に立てられた神社や神殿のような人為的なパワースポットが組み合わさるとそのエネルギーは相当なものになるでしょう。
このあたりの考え方は陰陽道や古代道教、風水として伝わってきていますね。

余談ですが、古来より、戦で討ち取った怨敵の首を神社に祭ったのは祟りを恐れ封じるためでした。日本の神社の歴史を紐解くと戦で死んだ人を祭った神社がとてもたくさんあります。

この龍脈は地球のみならずこの太陽系や宇宙にまで存在します。
アセンションと一緒にスピリチュアルな界隈に広まったフォトンベルトは想像の産物ですが、本当に有るかもしれないと思わせた根っこにある部分は、宇宙に張り巡らされたエネルギーのラインが実際に存在する事を私たちの潜在意識や魂が知っていたからかもしれませんね。

龍は地球に、そして宇宙にまたがるエネルギーの川でもあります。


まとめ

世界中の神話や伝承に龍や巨大な蛇は登場します。

龍の伝説や伝承は主に2つに分けられます

  1. 幻想世界の生き物のように伝わる龍
  2. 創世に関わる巨大な龍

幻想世界の生き物である龍に関しては、世界各地に伝わる妖怪や怪物よのうな伝承の龍です。
そして世界中の様々な創世神話に登場する巨大な龍は、紐解けばそれが初まりのビジョン、つまり第一者の神が第二者である神を創造した話である事が分かります。

幻想世界の龍はかつて天使的な存在であった人間たちが物質降下を引き起こしたさいに囚われたキメラや、アストラル界に残った異形の存在たちです。
創世神話にまつわる龍や巨大な蛇は、一筋の光を象徴し、それは堕天使や物質降下した人間の魂をも象徴しています。

そして創世神話においては、蛇や巨大な龍はこの世界を生み出した第一要因として描かれています。
それは神がこの世界や大天使たち、人間たちを生み出した「はじまりのビジョン」を暗示しています。

そして光とエネルギーは人間の体やこの地球、この宇宙や世界全体に張り巡らされています。

龍とは「流れる光」エネルギーの象徴なのです。そしてその象徴を一部受け継いでいるのが蛇です。

自分を制する者は龍を制し、龍を制するものは世界を制する。大げさでしょうかね?(笑)
私たちが神の力である光と、そのエネルギーの流れを支配するために必要なのは、「心を清めて愛を持って生きる」ということです♪

心を清めて愛を持って生きる
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天空の庭先 管理人の☆ウリエル☆です♪瞑想歴30年、オーラ見える歴28年、ヒーリング歴29年、浄霊歴26年、オーラ視、浄霊、ヒーリング、などなど、いわゆる霊能力と呼ばれる力を持っていて、占星術など占いの分野やオカルトなど、スピリチュアルな分野に精通しています。 これまでの人生でのスピリチュアル体験から得たことを記事にしています♪ 関わる人全てに豊かになって欲しい。それが私の願いです。 <strong>霊能力が身についたキッカケ</strong> 霊能力と呼ばれる力を手に入れるキッカケは、21歳の時に霊的な師と出会い、ヒーリングを受けた事でした。 私をヒーリングしてくれたその方は、世界を旅しながら無料で奉仕やヒーリングをして生きている方で、日々何十人、何百人と癒していました。その方との出会いをキッカケに、私自身にもヒーリング能力が身についたり、オーラが見えはじめたり、体外離脱を体験したり、成仏出来ない霊を救う能力が発現したり、様々な霊的な体験をしました。それら体験は、この天空の庭先にまとめられています。 <a href="https://arcangel.jp/experience/">体験談</a> <strong>天空の庭先オープン</strong> 2004年に楽天ブログで天空の庭先がスタートしました。 本業はデザイナーで、ふつうに社会で働きながら、平日の夜や週末の休みを利用して、霊的な疑問や相談にお答えする活動をしてきました。 今日までの天空の庭先の歩みはアーカイブのページにまとめられています。 <a href="https://arcangel.jp/archive/">ブログアーカイブ</a> 「☆ウリエル☆」というハンドルネームは、宇宙の運行や浄化を司る天使の名前を借りました。横の2つの☆は当時の楽天ブログでウリエルというハンドルネームがすでに取得されていたために、仕方なく横にくっつけたのですが、この☆のおかげで姓名判断や数秘術でとてもよいハンドルネームになりました♪ 「天空の庭さき」というブログとサイトのタイトルは、天の国のかたすみ、みたいなニュアンスで命名されました。 私は本当の「天国」や「楽園」は、それを求める人の心の中にあるものだと思います。ここを訪れる人たちが豊かで美しい人生を歩むヒントをみつけてくれたらそれは私にとって幸いです。  

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関連記事一覧

  1. ふーさん

    いつもありがとうございます😊
    自分が知りたいと思った事をリアルタイムに投函して頂け、いつも嬉しくなります。感謝🤗です。

    • ☆ウリエル☆☆ウリエル☆

      ふーさんこんにちわ♪
      龍のお話はまだまだ沢山有りますが、今回のは一番大切なお話です♪

  2. えみ

    ウリエルさま

    いつも勉強させて頂いております。
    最近龍と縁を感じることが多く、今日の記事は特に興味深く拝見しました。

    >つまり龍とは「流れる光」エネルギーの象徴なのです。そしてその象徴を一部受け継いでいるのが蛇です。

    大変共感致しました。
    ウリエルさまの壮大なお話のあとに、恐縮なのですが、
    ここ数年、自分の変化とともに、住環境が大きく変化しました。
    物が減り、家具が更新され、配置なども大幅に変わりました。そんな中で、部屋の空気も清浄化され、部屋の隅に風や光の通り道を感じるようになり、実際、光や風がすーーっと吹き抜けていくかのようなイメージが湧きます。なんとなく「空気の龍みたいだな・・・」と感じていたのですが、間違いではなかったと確信することができました。

    ありがとうございました。
    その他にも愛のお話、瞑想中に見える映像のお話、「神→自分」という構図のお話など、参考になったり勇気づけられたりすることが沢山あります。

    これからも、更新を楽しみにいたしております。

    • ☆ウリエル☆☆ウリエル☆

      えみさんこんにちわ♪
      私は最近転職が決まり、4月から新しい職場になります。
      部屋の模様替えしたらなぜか、これまでずっと使ってたものが色々と壊れ、家具が更新されたり新しくなりました。えみさんと似た感じですね♪
      風水って確かにあって、エネルギーの流れを遮らない事って結構大切です。

      >光や風がすーーっと吹き抜けていくかのようなイメージが湧きます。

      これがイメージできるって、とても素晴らしいことだと思います♪

      いつもありがとうございます♪

  3. Polar bear

    ウリエルさん、皆さま、コメント欄では、少々ご無沙汰しております。
    いつもながら、興味深い記事をどうもありがとうございます。

    ウリエルさんの龍の絵、とても素敵ですね!すごく好きな色合いで、富士登山した時に観た稲妻を
    思い出しました。

    龍、ドラゴンなどと言った存在は世界中の伝承や神話に登場しますよね。また蛇は、ハリーポッターでは、悪役ですが、何か魔術的なものと関わりが多いですよね。興味深いと思ってました。
    私、龍やドラゴンは、霊能力のある人間が過去に生きていた恐竜を霊視したものかと思って
    ましたが、、、全然違いますね。笑。目から鱗です。

    太古の地球の章で、かつて霊的な存在だった人間が物質に干渉していた話、以前読んだ
    ルドルフシュタイナーの神秘学概論に出てきた話とほぼ同じで、びっくりしています。
    シュタイナーを読んだ時も、一般的に言われている人類の進化論とあまりにも違う話ですが現在の人間という存在をよく観察すると霊的な視点で観た人間の進化論の方が遥かに信憑性があるなと感心したのを覚えています。ウリエルさんのおっしゃるように過去に囚われてしまうのは
    良くないと思いますし、話が脱線しまくって申し訳ありません。

    今後も記事を楽しみにしております。

    • ☆ウリエル☆☆ウリエル☆

      Polar bearさんこんにちわ♪
      過去三ヶ月ほどのコメントに、今日まとめて返信しているのでご無沙汰という感じが全然しないです(笑)
      それは私の方の都合によった話ですが♪

      サタンは天から落ちた稲妻でしたが、画像は天に昇る龍ですね♪そしてイメージは稲妻です。

      太古の地球の話、聖書や外典に書かれているのですが、それを読み取るには霊的な洞察力が必要になります。
      本質を見抜く心の眼とも言えるかもしれません。

      人間の魂と天使は本来べつのものですが、かつて天使的な存在であった人間が、天から地に落ちて異形の物になった。
      今日に天使が堕天使としてなった話として伝わるものと同じですね♪

  4. えみ

    お返事を頂きありがとうございます。

    新しい職場でも、ウリエルさまの力が存分に発揮され、ご活躍されることお祈り申し上げます♪
    今日も、光あふれる一日をお過ごしください。

    • ☆ウリエル☆☆ウリエル☆

      えみさんこんいちわ♪
      ありがとうございます♪
      えみさんにも光がありますように♪

  5. みるぽん

    こんにちは

    龍は光のエネルギーなんですね。

    子供が幼稚園児だった頃、光線が走るのを見て、
    あれは龍だよとか言っていたのを思い出します。
    あの頃は、霊能者か?と思うほどでしたので。(^_^*)

    なんとなく、わたしは、妖精とかと同じ類で
    自然霊で、龍が好きだから、わたしには
    龍に見えるのだと思っていました。^_^

    龍が大好きなので、次の龍の
    お話とても楽しみにしています。

    • ☆ウリエル☆☆ウリエル☆

      みるぽんさんこんにちわ♪
      龍は一筋の光ですね♪
      光線を龍と思えるそのインスピレーションは創造(神)を源としているのだと思います♪

      いつか天にも昇る龍のようになりたいものです♪