スピリチュアルケア

スピリチュアルケア

スピリチュアルケアとは、緩和ケアの分野でよく使われる言葉です。
人間の痛みには、「身体的痛み(体の痛み)」「社会的痛み(貧困苦など)」「精神的痛み(不安や孤独など)」・「スピリチュアル的な痛み(生きる意義が見いだせないなど)4つの側面があります。
スピリチュアルペインは生命を脅かす疾患をもつ患者や死を待つ人達には特に大きな痛みとなっていて、スピリチュアルケアはスピリチュアルペインを緩和したり、生きる目的や意味を見つけられるように導く霊的なケアです。
天空の庭先はスピリチュアルなサイトなので、緩和ケアで言われるスピリチュアルケアとはアプローチは少し異なりますが、霊的な痛みのケアについて書いてみたいと思います。
スピリチュアルペイン についての記事を見ていない方はこちらの記事から読んでいただけると解りやすいと思います。


 

スピリチュアルケアとは

スピリチュアルケアとは、スピリチュアルペインを持ち、苦しんでいる人達をケアしサポートする事です。
スピリチュアルペインは霊的な苦痛です。
人生の後悔、失望や絶望など、人間の生きる目的や気力に関わる深刻な痛みです。
例えば病気で痛みに耐えながら生きている人が「毎日こんなに身体が辛くて、生きる意味があるのだろうか?」そう思ったのであればそれは単に身体の痛みだけではなく、霊的な痛み、つまりスピリチュアルペインを持っているという事になります。

スピリチュアルペインは、人生のさまざまな局面に現れます。
スピリチュアルペインは病になったときや自分の死期を悟ったときにより深い痛みを感じます。

「何故生きる必要があるのか?」「なぜ愛する人と死別したのか?」「なぜ病気になったのか?」「なぜ自分の寿命はもうすぐ尽きるのか?」
深い苦悩の先にやがて精神はいくつかの疑問にたどり着きます。「人間は死ぬとどうなるのか?」「自分は天国に行けるのか?地獄に落とされるのか?」「神は居るのか?」「人間は生まれ変わるのか?」

スピリチュアルケアは、スピリチュアルペインを持ち、苦しんでいる人達をケアしサポートします。
日本の医療の現場では、例えば癌であれば、末期癌であるという事実や、想定される残りの寿命を伏せたりします。
それは精神的なショックや、治療に取り組む意欲を損なわないようにという配慮もあると思いますが、心の(霊的な)痛みを取り除くことよりも、肉体的な治療や延命を重視しているという側面は否めないように思います。

スピリチュアルケアは、現実と向き合い乗り越える力を与える事や、霊的な苦痛を取り去り生きる希望や安らかに死へ導くことであると言えるかも知れません。


スピリチュアルケアは若者や中高年にも必要

スピリチュアルペインは主に、生命を脅かす疾患をもつ患者や死を待つ人達が持つ霊的な痛みを表す言葉として使われています。
近年、スピリチュアルペインを感じながら生きる若者や中高年者が増えています。
現代の若い子たちのオーラには大人びた傾向があります。若くして達観しているような人が増えているからです。
「この先の長い人生を生きる意味とはなんだろう?」そんな風に生きる目的や意味を見失っている人が増えています。

そして中高年の人達も、仕事や育児など一日の時間の大半を生活のための時間として取られているため、「育児をして歳を取って人生が終わるのか?」「仕事をして家族を養って人生が終わるのか?」そんな疑問に心をすり減らしながら生きている人が増えています。

つまり、これからの時代は、生命を脅かす疾患をもつ患者や死を待つ人達だけでなく、生きる事の意味や目標を見いだせない、あらゆる世代の人達にスピリチュアルケアが必要になります。

昔は、死への不安や恐怖を取り除き、生きる意味を伝えるのは宗教や宗教に属する高僧の役目でした。

スピリチュアルケアの本質とは

これはあくまでも私の主観からの言葉ですが、スピリチュアルケアは残りの人生をいかに生きるかという事がひとつあります。
それともう一つ、人生の終わりである死をどのように迎えるか。私個人としては、もしかしたら後者の方が重要と思います。
いかに生きるか?という事は、つまりはいかに死ぬか? という事でもあるように思うので表裏一体とも言えるかも知れません。

人間が生まれて来て生きる意味、苦しみを伴う人生の意味、人生を生きる喜び、死ぬことの意味、死後の世界の実在、来世が存在し死ぬ間際までの想いと行いのすべてがカルマの法則とし未来(来世)に影響する。

難しいのは、私のような人間でさえ、「神の実在」「魂の実在」「死後の世界の実在」「カルマの法則と輪廻転生」こういった見えない概念をお伝えするのは難しく、その実在を証明する術が無いと言うことです。(逆に科学で存在しない事を証明するのも不可能ですが)
スピリチュアルケアの本質は、人間がいかに生きていかに死ぬべきかを、霊的な事実と共に愛を持って伝える事だと思います。
スピリチュアルケアを必要とする人たちに、スピリチュアルな疑問に答えられるお話をここに書いてみます。


人間が生まれる意味とカルマの法則

私たち人間の魂は、神によって創られました。
神と同じく永遠不滅の存在です。
私たちは、自分の魂を縛る罪を清め、魂を成長させるためにこの世界に生まれてきます。

カルマとはサンスクリット語で「行為」を意味する言葉です。「業」なんて言葉でも知られています。
カルマの法則は、「因果応報」とも呼ばれ、人にした行為が結果として自分に戻ってくるという法則です。

カルマの法則は輪廻転生を経ても人間に作用し続けます。
つまり、前世での「行為」が、今世の自分に良くも悪くも「結果」として現れたりしますし、今世での「行為」は来世の自分にも「結果」として現れます。
このカルマ(行為)は人が死んでもその報いを受けるまでは決して消えることはありません。

人間が生まれて生きる理由は、魂の成長と、カルマの解消という2つの側面を持っています。
私たちには、生まれ変わって再び人間として生きる、「来世」があるのです。

ですから、命を失うその瞬間まで、私たちは成長し続ける事ができますし、人生や生きる事には意味があるのです。
カルマの法則については カルマの法則 解消 – カルマの法則(因果応報) 第1話 こちらの記事に詳しく書きました。

死後の世界とは?

結論から言えば、あの世とか呼ばれる、死後の世界は存在します。
なぜ死んだことのない私がそんな事を言い切れるのか? 私には生きたまま霊体で肉体を抜け出す、体外離脱という能力があります。
あの世(死後の世界)についても体外離脱という霊体で肉体を抜け出す能力によって実際に見たり、もうこの世に居ない霊達に聞いたりして色々と知ったからです。

死は終わりでは無くはじまり

死は終わりでは無く新しいステージの始まりです。
この物質世界に生きている私たちは、今生きて見聞きしている事や、自分自身の身体と心が全てだと思っていますが、実は違います。
本当の私たちは神が創造した魂で、それは「神が自分に似せて創ったもの」、つまり、神と同じく永遠不滅の存在です。
いまこの世界を生きている私たちの意識は、魂の視点から見れば「眠って夢を見ているようなもの」です。
私たち人間は、いずれ死を迎えますが、その時に本当の自分が「神が創った魂」である事を思い出します。

死によって、私たちはかつて死別した愛する人達との再会を果たし、痛みも苦しみも無い霊的な世界から、現世に居る人達を見守りながら穏やかに過ごすことができます。
死は恐れることではないのです。
本当に恐ろしい事は、生きている間にすべきことを怠り、死後に愛する人達や神と相まみえることではないでしょうか?

あの世とこの世 死後の世界を幽体離脱で体験 この記事に死後の世界について詳しく書きました。


神と宇宙の法則

「宇宙を動かす法則にやどる知性を擬人化し人はそれを神と呼びました。」
神は宇宙の法則ですが、単なる法則ではなく、意識や知性をもち調和された法則です。
私たちのこの世界も同様で、神はこの世界の創造主であり、私たち人間の魂を創った生みの親でもあります。
神を説明した記事は、この天空の庭先にはそこそこあるので、リストにしておきます。

神話や伝説の神様 – スピリチュアルとは 第16話
神とは – スピリチュアルとは 第17話
神と人間 – スピリチュアルとは 第18話
神と宇宙の法則 – スピリチュアルとは 第19話
神と愛と一体 – スピリチュアルとは 第20話

神と人間の関係 – 神と人間 第1話
神の存在 – 神と人間 第2話
神の存在を感じる時 – 神と人間 第3話

うん、いっぱいありますね♪ 参考にしてみてください。


最高のスピリチュアルケア

さて、私がここまで書いた、この世界の法則や裏側の真実、信じます?
私自身は、他ならぬ自分自身の記憶や体験なので確信を得ていますが、人に証明する事は難しいです。
ちょうど最近そんな感じの記事を書きました。死後世界はない? ある? 実在を確かめる方法 

私が思うスピリチュアルケアの本質とは、病になり、死期を悟った人が、スピリチュアルペインに苛まれているからケアをするのではなく、日常的に関わる人達につね日頃から、人間の本質や、人間の人生のスピリチュアル的な意味と愛を伝える事だと考えています。
それは、天空の庭先に書いてあるようなスピリチュアルなことを日々伝えるということではなく、「生きていくうえで大切な生きる姿勢」とか「心の在り方」とか、「思いやり」「気遣い」「やさしさ」「愛」「心を清めて愛を持って生きる姿勢」など、私たちの日常生活の中で表現できるもので十分だと思います。

ですから、スピリチュアルケアに関しても、やはり「心の清めて愛をもって生きる」という事が大切で、そのように生きていれば自然と周りに感化を与えるような生き方となっていることでしょう。

愛が最高の癒やしだからです♪

 

心を清めて愛を持って生きる
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天空の庭先 管理人の☆ウリエル☆です♪瞑想歴30年、オーラ見える歴28年、ヒーリング歴29年、浄霊歴26年、オーラ視、浄霊、ヒーリング、などなど、いわゆる霊能力と呼ばれる力を持っていて、占星術など占いの分野やオカルトなど、スピリチュアルな分野に精通しています。 これまでの人生でのスピリチュアル体験から得たことを記事にしています♪ 関わる人全てに豊かになって欲しい。それが私の願いです。 <strong>霊能力が身についたキッカケ</strong> 霊能力と呼ばれる力を手に入れるキッカケは、21歳の時に霊的な師と出会い、ヒーリングを受けた事でした。 私をヒーリングしてくれたその方は、世界を旅しながら無料で奉仕やヒーリングをして生きている方で、日々何十人、何百人と癒していました。その方との出会いをキッカケに、私自身にもヒーリング能力が身についたり、オーラが見えはじめたり、体外離脱を体験したり、成仏出来ない霊を救う能力が発現したり、様々な霊的な体験をしました。それら体験は、この天空の庭先にまとめられています。 <a href="https://arcangel.jp/experience/">体験談</a> <strong>天空の庭先オープン</strong> 2004年に楽天ブログで天空の庭先がスタートしました。 本業はデザイナーで、ふつうに社会で働きながら、平日の夜や週末の休みを利用して、霊的な疑問や相談にお答えする活動をしてきました。 今日までの天空の庭先の歩みはアーカイブのページにまとめられています。 <a href="https://arcangel.jp/archive/">ブログアーカイブ</a> 「☆ウリエル☆」というハンドルネームは、宇宙の運行や浄化を司る天使の名前を借りました。横の2つの☆は当時の楽天ブログでウリエルというハンドルネームがすでに取得されていたために、仕方なく横にくっつけたのですが、この☆のおかげで姓名判断や数秘術でとてもよいハンドルネームになりました♪ 「天空の庭さき」というブログとサイトのタイトルは、天の国のかたすみ、みたいなニュアンスで命名されました。 私は本当の「天国」や「楽園」は、それを求める人の心の中にあるものだと思います。ここを訪れる人たちが豊かで美しい人生を歩むヒントをみつけてくれたらそれは私にとって幸いです。  

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  1. くまま

    ウリエル様
    いつも惜しみ無く私達にメッセージと愛を送って下さりありがとうございます。今回の内容は今の私に特に胸に響きました。ずっと知りたかった事を確信をもって伝えて下さる事に感謝しています。

    • ☆ウリエル☆☆ウリエル☆

      くままさんこんにちわ♪
      スピリチュアルペインは突発的なものであれば、誰にでも訪れる事のある痛みです。
      お役に立てられたなら幸いです。

  2. ウオ-タ-

    ウリエル様 

    素晴らしく感銘をいただいた内容でした。苦しみや楽しみを経験しながら半生が過ぎ、残りの人生も少ないですが、記事の内容が全て心に残る言霊のようなお

    言葉です。今は体力が無くなり、気力も尽きかけておりますが。あらためて己の罪を懺悔して余生を過ごしたいです。  

    • ☆ウリエル☆☆ウリエル☆

      ウォーターさんこんにちわ♪
      私も世の男性の平均寿命から言えば折り返しを過ぎているので色々と考える事はあります。
      お互い、残りの人生をより意味のあるものにできると良いですね。
      お祈り足します。