幽体離脱をスピリチュアル的に説明!魂は眠らないもう一つの現実と真実

「眠っている間に、もう一人の自分が天井から自分を見下ろしていた…」「金縛りにあったかと思ったら、ふわりと身体が浮き上がるような不思議な感覚に襲われた…」
これらの現象は、スピリチュアルに関心が無い方でも人生の間に1度や2度は体験するそうです。意識が身体から離れる、その減少の名前は「幽体離脱」その言葉には、どこか神秘的で、少しだけ怖いような響きがありますわね。
しかし、スピリチュアルな視点から見れば、それは決して特別なことでも、恐ろしいことでもありません。むしろ、あなたの霊的な本質が持つ、素晴らしい可能性への扉なのです。
この記事では、幽体離脱の本当の意味、その先であなたをまつ真実の体験についてお話したいとおもいます。
【目次】
幽体離脱とは?魂が見る「もう一つの現実」

あなたの霊的な実体はあなたが思っている以上に、自由で、力強い存在です。幽体離脱とは、あなたの霊的な身体が一時的に肉体という器を離れ、故郷の世界へ里帰りするようなもの。この記事を読み終える頃には霊的な世界と言う地図の解像度が高くなっているとおもいます。
幽体とは?
まず前提としてなのですが、人間の肉体には伽羅なり合うように存在する霊的な身体が2種類有ります。「幽体」と「霊体」です。この2つの身体はそれぞれに異なる認識を持っていますがハッキリと2つに分けられるようなもでもありません。すごく簡単に説明すると「幽体は心・感情・想い」「霊体は、霊的な実体」です。
幽体は「感情体」とか「アストラルボディ」などとも呼ばれ、幽界(アストラル界)という世界に対応しています。
幽界(アストラル界)とは、人間の心の領域の世界で、この物質世界と重なりあうように存在しています。
幽体で認識できる領域は「幽界」です。つまり幽体離脱で「霊界」を散策することは出来ないです。幽界と霊界はどちらも霊的な世界には違いがないため一般的にはよく混同されています。
幽体離脱と体外離脱の違い
スピリチュアルな世界において、幽体離脱(体外離脱とも呼ばれます)とは、睡眠時などに、私たちの霊的な身体(霊体)が、肉体を離れて独自に活動する体験を指します。
幽体離脱は、言葉通り「幽体」が肉体を離れる現象です。そのため幽体で認識し、活動できる範囲は幽界(アストラル界)に限られます。
霊体での体外離脱は、幽界(アストラル界)よりも上層に存在する霊的な世界である、「霊界」まで認識と活動の範囲がひろがります。
- 幽体離脱 → 幽体によって幽界を認識する
- 体外離脱 → 幽体離脱も含め、霊的な身体で霊的世界全般の認識や体験を指し示す
このポイントを抑えておかないと、私がこれからお話しすることや、幽体離脱という体験に関しても理解や認識がズレてしまうので出来ればこのポイントは抑えておいてください。
幽体離脱(体外離脱)が起きるとき
幽体であれ、霊体であれ、霊的な実体が肉体を離れるという現象はおもに睡眠導入から睡眠時や瞑想時などに起きます。
私は瞑想歴が30年を越え、体外離脱の経験はハッキリとした自己認識をもつ状態で数十回、夢と自己認識が曖昧な状態も含めると数百回経験しています。そんな私がひと言みなさんにお伝えするとしたら、幽体離脱や体外離脱はおもに睡眠時にだれでにも起きているのです。ただその記憶を保持することが困難であるために、自分の霊的な身体が睡眠時などに活動している事実に気が付かないのです。
つまり、幽体離脱の本質は、「それが日々起きている」という事実と、
①今の意識をもったまま心の領域の世界へと移行する
②睡眠時に体験している心の領域の世界での記憶を保持したまま今の意識へ覚醒する
いずれにしても、霊的な世界に移行してから戻るまで「自我と記憶」を維持することが出来ていれば、「幽体離脱」の体験を記憶に残すことが出来ます。
脳の錯覚?魂の体験?科学とスピリチュアルの架け橋
近年、脳科学の研究によって、脳の特定の部分(側頭頭頂接合部など)を電気的に刺激すると、幽体離脱に似た感覚が引き起こされることがわかってきました。これを「身体の錯覚」と説明する科学者もいます。
一方で、スピリチュアルな探求者たちは、これを「魂が肉体という制限を超えた、まぎれもない実体験」として捉えています。
どちらが正しい、と断定する必要はありません。これら霊的な事象は極論、どちらも永久に証明も否定も出来ないでしょうから。
大切なのは、この現象が、私たちの意識が持つ奥深い可能性を示唆しているという事実です。科学的な知見は、スピリチュアルな体験の神秘性を損なうものではなく、むしろその不思議さを別の角度から照らし出してくれる、もう一つの光と言えるでしょう。
幽体離脱と明晰夢との違いとは
自分で「これは夢だ」と自覚しながら見る夢を「明晰夢」と呼びますが、幽体離脱はこれとは少し異なります。明晰夢が「夢の世界を自覚的に探検する」ことだとすれば、幽体離脱は「意識そのものが、肉体から離れて、よりリアルな別の次元(霊的世界)を体験する」という、さらに深い分離の感覚を伴う体験であるということです。
夢は私たちの内側の世界ですが、幽体離脱で体験する心の領域は、私たちの外側にも広がっています。
ただ、どちらも同じ心の領域での体験には違いないので、1回の眠りの中でそれぞれの体験の記憶が繋がっていたり、曖昧だったりすることも多いです。
私が先ほど、「夢と自己認識が曖昧な状態も含めると数百回」と申しあげたのはまさにそのためです。
なぜ起こるの?幽体離脱の入り口「金縛り」との深い関係
幽体離脱を語る上で、切っても切り離せないのが「金縛り」です。多くの上位記事でも、金縛りは幽体離脱への入り口や前兆として解説されています。
金縛りは幽体離脱の前兆
金縛りとは、医学的には睡眠麻痺(すいみんまひ)と呼ばれ、意識ははっきりしているのに身体だけが動かせない状態を指します。スピリチュアルな視点では、これは肉体の眠りと、霊体の目覚めのタイミングが少しだけズレてしまった状態と捉えることができます。
つまり、眠っている状態にもかかわらず、意識(顕在意識)が先に目覚めてしまったために起こる現象なのです。気功やエネルギーワークに精通している人は、自分の意識によってエネルギーを動かす術を知っています。
つまり、金縛りという状態のときに、強い意志によって自己(自己のエネルギー)を動かすことができると、自己認識を持ったままに、肉体を離れるという現象が成立するわけです。
「戻れないかも…」という恐怖は本当?その心理と対処法
幽体離脱や金縛りの際に最も多くの人が感じるのが、「このまま身体に戻れなかったらどうしよう」という恐怖です。
しかし、ご安心ください。あなたの肉体と霊体は、「シルバーコード」と呼ばれる、決して切れることのないエネルギーの絆で固く結ばれていると言われています。あなたが「戻りたい」と強く意図すれば、意識は必ず安全に肉体へと還ることができます。
恐怖心は、未知の体験に対する自然な反応です。そんな時は、無理に抗おうとせず、深呼吸をして「大丈夫、私は守られている」と心の中で唱えてみてください。心をリラックスさせることが、恐怖心を手放し、スムーズな体験へと移行する鍵となります。
私の経験で言えば、肉体を離れた意識を保持する方がよほど難しく、戻りたくないのに戻されることのほうが圧倒的に多いです。なぜなら、それが本来のあるべき形だからです。
幽体離脱で訪れる世界【天空の庭先が解き明かす霊的世界の階層】
では、肉体を離れた私たちの霊的な身体と意識は、一体どのような世界を旅するのでしょうか。私の長年の瞑想と体外離脱体験からお話しすると、霊的な世界は大きく三つの階層に分かれています。
第一階層:私たちの心と繋がる「幽界(アストラル界)」
幽界は、物質世界に重なるように存在する、最も私たちに近い霊的世界です。ここは人間の感情や想念エネルギーが渦巻く世界であり、私たちが普段見る夢の多くは、この幽界での体験が記憶の断片として現れたものです。
ただし、この世界の記憶は、他の霊や想念の影響で歪められたり、断片化したりすることが多いため、注意が必要です。神話に出てくる妖精や、天国・地獄のレプリカのような、人の想念が生み出したものが存在することもあります。
幽体離脱によって活動できる領域はこの幽界までです。

第二階層:魂の故郷である「霊界」
幽界のさらに上層には、清らかな霊界が広がっています。ここは、人間が死後に還るべき「第二の故郷」とも呼べる場所です。高次の霊的存在や、先に旅立たれた愛する方々の魂が、穏やかに過ごしている世界です。深い瞑想や、清らかな心で行う幽体離脱によって、この霊界の意識と繋がり、温かい導きやメッセージを受け取ることができるかもしれません。
霊体による体外離脱によって、この領域を体験することができます。

第三階層:創造の源「神界(天界)」
霊界のさらに先、魂が全ての学びを終えて最後に還る場所が、創造主である神の光が存在する「神界」です。この領域に触れると、無限の星々のような光と、燃えるような熱感を伴う霊的な圧力、そして何よりも広大無辺の愛に包まれる、究極の体験をすることがあると言われています。
聖人聖者の様々な体験で、この光を見たり、合一することが語られています。

霊的世界の全体像
私たちが生きるこの物質世界と霊的な3つの世界の領域を合わせると、世界は4層構造ということになります。これはカバラや古い魔術の会年で語られている世界の構造の概念に等しいです。ヨガでは世界を7つの階層とする概念もありますが、これは視点の違いであってどちらも間違いではありません。
霊的世界の構造についてはこちらの記事にまとめていますので、気になる人は読んでみてください。

【初心者向け】☆ウリエル☆が案内する安全な幽体離脱のやり方
まず前提としてですが、先述の通り、体離脱と霊体による体外離脱は異なります。私たちの意識や感情によって心の領域のエネルギーは動かせるので幽体離脱のほうが簡単です。
霊体による体外離脱は、多くの場合、幽体離脱によって肉体を離れた状態から、さらに離脱(上昇)することで霊界を体験することが出来ます。
ここでは「幽体離脱」に焦点を絞ってお話をしたいと思います。
幽体離脱はだれにでも起きます。心のエネルギーは誰にでも強い意志があれば扱えるからです。
霊的な世界を探究したければ、「心を清めて愛を持って生きる」という実践とともに行うことをオススメします。なぜなら、幽界という領域には人間を不幸にするような存在もたくさんいるからです。そういった存在たちから波長を合わされないために、自分自身が清く正しい存在であることは重要です。
正しく霊的に成長していけば、この世界の秘密は徐々に明かされ、それにともない体外離脱のような体験も自然に増えるでしょう。私は師のような方に出合い、霊的な書物を多く読むようになり、瞑想をするようになってから意図せず「幽体離脱(体外離脱)」がおきるようになりました。
もしあなたに、幽体離脱の兆候のようなものがあれば、これからお話しする方法をためしてみてください。
ステップ1:心と身体の準備(リラクゼーション)
就寝前、静かで安心できる環境を整え、身体の力を抜いて深くリラックスします。瞑想をするのも良いでしょう。心と身体の緊張を解きほぐすことが、最初の鍵です。
ステップ2:意識を保ったまま眠りへ(半覚醒状態)
身体は眠っているけれど、意識はぼんやりと目覚めている「半覚醒」の状態を目指します。「これから幽体離脱を体験する」と、優しく意図を設定しましょう。
このプロセスで私がオススメするのは「祈り」を唱えることです。
私たちの「祈りのエネルギー」は心を超えた領域のエネルギーなので、霊的な自我を保持するのに役立ち、体外離脱のあとにも「御守り」のように身を守るエネルギーでもあります。
ステップ3:金縛が起きたら振動を感じる
このステップ3は、必ずしも起きるわけではありません。私の場合は2のステップのあとに一瞬眠りに落ちたような状態になり、そこから目を覚ますとすでに肉体を離れている状態である場合の方が多かったです。
ただ、私の経験で言っても金縛り状態は幽体離脱にもっとも近い状態の1つです。この状態自体に恐怖はないのですが、身体が動かない状態で心の領域の存在、つまり想念体や霊に気付いてしまうのは、スピリチュアルや体外離脱の初心者からしたらちょっとしたホラーのようなものなので、金縛り状態に恐怖を感じる人は多いと思います。
身体がビリビリと振動するような感覚や、耳鳴りのような音が聞こえてくることがあります。これは離脱が近いサインです。
気功やエネルギーワークなどの経験者であれば、この金縛り状態から自己のエネルギーを動かすことが出来ると思うので試してみてください。
ステップ4:ローリング、浮き上がるなど、離脱を試みる
エネルギーワークなどの経験がない方は、金縛り状態で意識が覚醒し、身体の振動を感じたら、幽体をゆっくりと横に転がす(ローリングする)イメージや、ふわりと天井へ浮き上がるイメージをしてみましょう。力まず、流れに身を任せるような感覚が大切です。
このときに、思いっきり力を入れようとすると身体が起きて意識が覚醒してしまう場合があります。
【最重要】愛と光の心構え:恐怖心を手放す
最も大切なのは、テクニック以上にあなたの心の状態です。心を清め、愛と光に満たされた状態であれば、あなたは常に高次の存在によって守られています。恐怖心は低い波動の存在を引き寄せる可能性があります。愛や祈りを灯火にしください。
もっとも安全に幽体離脱(体外離脱)を経験する方法は、自発的に起こすのではなく、瞑想や内省、祈りの結果として起きる、自然発生的に起きる幽体離脱(体外離脱)です。不安があるようでしたら、自然の流れに任せることをオススメします。
幽体離脱のスピリチュアルな目的と体験談
幽体離脱を体験することは、それ自体が目的ではありません。その体験を通して、私たちは何を学び、魂をどう成長させていくのでしょうか。一番おおきな変化や気づきは「確信」をえることかなって思います。
私は実体験があるためなんの疑問も無く死後の世界を受け入れているので、人を不幸にしたり傷つけてまでこの地上で欲を満たそうとは思いませんし、むしろ、本当の自分がそちら側(霊的世界)の存在と知っているので、正しく生きるよう心がけています。
故にこの地上で欲に縛られ他人を傷付けてまで欲を満たそうとする人たちには心底同情しています。ゲームの世界で富を得て現実世界では貧困そのもの、それがこの地上で欲に縛られる人たちの真実です。
管理人(☆ウリエル☆)の幽体離脱体験
この「天空の庭先」の管理人である私は睡眠や瞑想の中で、数多くの体外離脱を体験してきました。ある夜、ふと目が覚めると、肉体の上に自分が浮かんで静かに眠る自分を見下ろしていた、という体験がその始まりでした。これらの体験は、死が決して終わりではないこと、そして私たちの本質が肉体を超えた霊的な存在であることを、何より物語っていました。

自発的な体外離脱の訓練
最初の動機は不純でしたが、私はある出来事を切っ掛けに、幽体離脱を自発的に起こしてコントロールできないか?みたいなことを考え、実践した時期がありました。
下記の記事がその時の体験談を書いたものになります。
実はこの体験談の後も、5年近くは体外離脱を含めた霊的な能力開発というか修行はしおていたので、最終最後は3回に1回は自発的に身体を抜けられるようになってました。
とても繊細な能力ですが、コントロールは可能です。

魂の成長と、睡眠中の「奉仕活動」
そして、幽体離脱(体外離脱)の最も尊い目的の一つが、睡眠中に行う「奉仕活動」です。心を清め、愛を持って生きる人は、眠っている間に霊体の姿で、助けを必要としている他の霊的実体にヒーリングエネルギーを送ったり、導きを与えたりすることがあります。
ちなみに、私もそういった存在たちから睡眠時や体外離脱時にサポートを受けた事もありますし、自分が誰かをサポートしていたこともあります。
面白いのは、私自身が自覚や記憶保持できていなかったとしても、私の霊体は活動をしている、といった点です。
今この記事を書いている私は、ある意味ではこの物質界のアバターみたいなものなので、この私を動かしている本体(魂)は、今の私の状態に関わらず、すべきこと(胞子)をしているってことですね。
あなたも、いずれは眠っている間に、誰かのために素晴らしい光の仕事をしているのかもしれません。幽体離脱(体外離脱)は、そんな愛に満ちた活動に、自覚的に参加するための招待状とも言えるかも知れません。
下記の記事は夢と体外離脱の境目や、睡眠時、記憶の無い体外離脱時に起きる人間の活動についてお話しています。

霊的世界の散策と地図
私が体外離脱手経験した、幽界、霊界といった霊的な世界について、情報をまとめた記事があるので、気になる人は読んでみてください。

まとめ:幽体離脱は、あなたの魂が持つ素晴らしい可能性の扉です
幽体離脱は、決してオカルト的な怖い現象ではありません。
私たちの魂は、私たちの今の意識が寝ていようが起きていようが、霊的な世界で絶えず活動を行っています。幽体離脱の体験は、私たちが一部保持することが出来た霊的な世界での記憶と言えます。
それは、本当のあなたが肉体だけの存在ではなく、時空を超えて旅をすることができる、自由で偉大な魂であることを思い出させてくれる、素晴らしいスピリチュアルな体験です。
その扉の先には、あなた自身の心の深淵が、そして広大無辺な霊的世界が広がっています。
正しい知識と、清らかな心構えさえあれば、その旅はあなたの人生観を根底から変え、魂を大きく成長させる、かけがえのない体験となるでしょう。
もし兆候が現れたり、機会が訪れたなら、ご自身の内に眠る無限の可能性を信頼してあげてくださいね。
あなたの霊的な旅が、いつも愛と光に守られていますように。
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