瞑想と姿勢 座り方の種類など
瞑想時の姿勢に関して質問をいただくことがあります。
よく聞かれるもは、「座禅が組めないのですがどうしたらよいですか?」とか、「あぐらが苦手なので正座でもよいですか?」とか、横になって瞑想しても大丈夫ですか?みたいな内容です。
ヨガではさまざまなポーズがあったり、世の中には瞑想を特別な姿勢やポーズで行うようような指導をしている人もいます。
天空の庭先では、最近では瞑想に関係する記事がだいぶ多くなってきましたが、それでも瞑想時の姿勢を説明するときに、「背筋が延ばせて楽な姿勢」みたいな言葉や説明で済ませてしまう事も多いです。
瞑想時の姿勢について、専門的にもう少し掘り下げて説明してみようかと思います。
【目次】
瞑想時の姿勢と座り方
瞑想時の姿勢についてですが、大切なことは主に2つあります。
- 長時間継続が可能な楽な姿勢であること
- 背筋が伸びていること
私が重要視しているのはおもにこの2点の事です。
実際に、瞑想に有効な姿勢というのはたくさんあります。例えば坐禅なども手の形やポジションもいろいろとあります。
ヨガのポーズもさまざまにありますし、それが瞑想と組み合わせになっていたりもします。
瞑想に関して、さまざまな姿勢が伝えられていて、それぞれ意味もありますし、効果効能もありますが、極論でいうと基本的な姿勢は長時継続が可能な楽な姿勢で、背筋がしっかり伸びていることです。
この2つの条件がそろっていれば、まずは大丈夫です。
具体的にどのような姿勢があるかですが、瞑想を座って行うときの姿勢について、いくつかあると思います。
結跏趺坐(けっかふざ)
ヨガや仏教の瞑想で瞑想する際の座法で、瞑想時の座り方としてはもっとも有名だと思います。
やってみると分かると思うのですが、最初は結構しんどいと思います。
ですが、この姿勢で数回瞑想をしてみると徐々に慣れてきて、その安定感とか、ぐっと入り込める感じに驚きます。
もし瞑想が集中するたぐいのものだったら、結跏趺坐(けっかふざ)はとても適した座り方だと思います。
私は瞑想をするときに「集中するな」と教わったので、個人的には楽な姿勢が向いています。
好みや個人差はありますが、もし結跏趺坐(けっかふざ)がしんどくなければおススメです。
半跏趺坐(はんかふざ)
結跏趺坐(けっかふざ)の片足のせバージョンです。
両足をふとももにのせる結跏趺坐(けっかふざ)とくらべて、どちらか片足だけでよい半跏趺坐(はんかふざ)は、姿勢としたらずいぶんと楽に座れると思います。
瞑想時の姿勢として、もっとも多くの人が採用しているかもしれませんね。
結跏趺坐(けっかふざ)ができなければ大抵は半跏趺坐(はんかふざ)でよいと勧められますから(笑)
正座
背筋がすっと伸びて個人的には長時間の瞑想の時の途中、正座に座りかえると気持ちも引き締まり新たな気持ちで瞑想に没頭できます。
長時間だと足がしびれるので、クッションなどを利用するとよいと思います。
あぐら
だれでも取りやすい姿勢で、体が大きい人でも長時間続けやすいです。
瞑想時の座り姿勢としては一番楽な姿勢であるようにも思います。
デメリットとしては、楽な姿勢ゆえに背中がまるまりやすいことでしょうか?
背筋や姿勢を意識しながらできるとよいです。
椅子に座る
欧米では椅子に座って瞑想することが多いみたいです。
まあ、当然といえば当然ですが(笑)
椅子に座って瞑想するメリットは、体に合った椅子であれば自然と、そして楽な姿勢で瞑想ができることだと思います。
椅子が小さくてあしが膝が折れてしまったり、椅子が高くてかかとが浮く感じになると長時間の瞑想が難しくなります。
高さが調節できるものがお勧めです。
あと、背もたれもまっすぐに調節できるとよいです。
斜めに角度がつくとゆったり座る感じになって背筋をまっすぐ伸ばしておけなくなるので。
仰向け
私的には、あぐらに次いでよく取る姿勢です。
座って瞑想するのが難しい人、しんどい人におすすめです。
楽に深く呼吸することができますし、体全身を意識しやすいのでセルフヒーリングを兼ねるような時にもお勧めです。
ただ、寝落ちしやすいのがデメリットです。
私の場合はですが、最初の30分は座って瞑想して、残り20分を横になって瞑想するとかも多いです。
お好みの姿勢でOK
性別や年齢、体形や骨格の形によって、楽な姿勢とそうでない姿勢があると思うのでお好みで大丈夫です。
私がトヨタさんに教わったのは「楽な姿勢で大丈夫だからあぐらでOK、背筋は伸ばしてね」こんな気軽な感じの話だったと思います。
大切なのはやはり2つで、長時間続けられる楽な姿勢と、背筋が伸びていることです。
特殊な姿勢がもたらす効果もある
ヨガのポーズや、一時期流行したチベット体操など、特殊なポーズが瞑想状態を作るのに有効な場合も実はあります。
例えば両手を広げて胸を開くようなポーズは自然に第四チャクラ(ハートチャクラ)を意識させられますし、呼吸は深い瞑想へと脳波と意識を誘導させます。
そういったポーズが複数組み合わさればチャクラへの刺激を強めたり、瞑想の効果を高める事ができます。
体の血やエネルギーの流れもよくなるでしょうから、良いこともたくさんあります。
ただし、チャクラへの意識的集中は度を過ぎるとよくないので、正しい指導者がいないといろいろと問題も起きやすいです。
(過度の呼吸や体に負担をかけることで力ずくの覚醒を目的とする手法や、フィットネスのようにライトになった現代的ヨガにどれだけ正しい指導者がいるかわかりませんが)
瞑想は長時間継続が可能で楽な姿勢で
瞑想の時間についての記事に書きましたが、一日の疲労を確実に回復させるためにはなんだかんだでやはり一日に1時間ぐらいは瞑想をしたいところです。
またいずれ詳しいことを書きますが、エネルギーの余剰があると、自発的に霊的な能力を使うことができます。
自分自身のエネルギーと健康を保てれば、人をヒーリングしたり、ビジョンを見たり、啓示を受けるなど、さまざまにエネルギーを利用することができます。
自らの想いをより速やかに具現化させることもできるでしょう。
そして背筋を伸ばすことで、自然と深くスムーズに呼吸ができるようになります。
呼吸とともに取り込んだエネルギーがセンターラインのチャクラを上昇する際のエネルギーの流れもスムーズになります。
瞑想は、何か特殊な姿勢で効果が増すことはありません。
大切なのは繰り返しになりますが、長時間続けられる楽な姿勢と、背筋が伸びていることです。
ちなみに、多少変な姿勢で瞑想したところで、効果が0になるわけではないので、例えば長距離バスでの移動中とか、待ち合わせの待ち時間に腰掛ける場所がなくて立ったままなど、私はあまり気にせずにできるときには瞑想しちゃってます。それで何か深刻なトラブルになったことはないです。
瞑想を失敗させる一番の要因は、身体の姿勢うんぬんよりも、過度の呼吸や意識集中や、自分自身の浄化不足です。
動機を正しくして、心を清め愛を持っていきながら、瞑想に励みましょう♪
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