瞑想すると眠くなる、寝てしまう
瞑想に関してよくいただく質問に、「瞑想をすると眠くなる」「瞑想をすると寝てしまう」といったものがあります。
瞑想をする時間帯は、たいていの人は一日の用事や仕事が終わって、夜の時間にやることが多いと思います。
瞑想をしっかりやりたい、30分ないし1時間、自分で決めた時間をやり切りたいという人にとって瞑想中に寝てしまう事は本末転倒のように思えるかもしれません…
ですが、瞑想をすると眠くなるのには理由がありますし、瞑想をしていて寝てしまう事にも当然理由があります。
瞑想と眠気の関係などをお話ししたいと思います。
【目次】
瞑想で眠くなるメカニズム
瞑想中に眠くなる理由はさまざまにあると思います。
例えば睡眠不足であったり、疲労がたまっていたり、体調がいまひとつの時などは、「瞑想がうんぬん」にかかわらず、体は眠りを要求してくると思います。
そういった生活習慣や体調の事を抜きにして瞑想をすると眠くなるケースもあります。
瞑想中に眠くなる理由は、肉体的な理由と霊的な理由に分けられると思います。
それぞれを説明する前に、まずは瞑想のメカニズムを簡単に説明したいと思います。
瞑想をすると何が起きる?
瞑想をするとき、たいていはあぐらをかいたり、正座したり、椅子に座ったり、そして背筋を伸ばすと思います。
瞑想初心者であれ、上級者であれ、瞑想が順調に進めばその速度に違いはあっても瞑想を始めると徐々に意識が沈んでゆき、頭が空っぽになってきます。
瞑想と呼吸により体の外側から取り入れることで体内を満たすスピリチュアルなエネルギーがあり、そのエネルギー利用して体内で生成されるエネルギーがあります。
つまり、からだは瞑想時に外気を取り入れ内気を生成します。体内で生成されるエネルギーとは私がよく「生命エネルギー」と呼んでいる体内の気で、人間が生きるために必要なエネルギーです。
霊的なエネルギーは人間の意識や霊体を回復させ、生命エネルギーは肉体の自然治癒能力を高め、体を回復させます。
いずれにしても瞑想によって得たエネルギーは霊体や肉体に分配されて回復に使われるわけです。
例えばですが無一文でずっとおなかが減ってたら、お金を手に入れた時にはまずは食べ物を買って腹ごしらえしません?
洋服や趣向品を買うのはふつうはその後だと思います。
実は瞑想で得るエネルギーと肉体の関係はそれに似ていて、瞑想時に手に入れたエネルギーは、体が疲労しているときや体調が悪いときは優先的に生命エネルギーの生成と、そのエネルギーを利用する形で肉体の回復に役立てられまます。瞑想時に感じる強い眠気は、瞑想で得たエネルギーを即座に回復に使いたいという体の要求なのです。
なぜなら生命エネルギーを最も効率よく運用できるのは、眠っている時だからです。
瞑想で眠くならずに元気が出る
もし睡眠も十分とれていて、体の回復もそれなりにできていたら、瞑想時に眠気を感じることはなく、むしろ眠れなくなったり、何か目的を遂げるための行動に使われることも多いです。
私はよく若いころ、瞑想をしすぎて眠れなくなり、眠くなるまで絵を描くなんてことがありました。
瞑想時に眠くなるのは、回復を優先させたい体の欲求です。これは肉体的なダメージだけでなく、精神的な疲労などにも同じことがいえます。
身体の疲労回復以外にも、瞑想時に眠くなる理由としてもう一つ万人に共通する理由があります。
それは、瞑想が深まると脳波が睡眠時の脳波に近づくのが大きな理由です。
体は寝ているけど意識は起きている状態… 深い瞑想時に意識が覚醒している状態とはそんな感じの状態です。
瞑想中に寝る=瞑想失敗ではない
瞑想時に寝てしまったら瞑想は失敗か? 実はそんなことはありません。
瞑想時に眠くなるのは体の声であり、回復のために必要だから眠気が現れますし、寝てしまったりもします。
それはあるいみ自然なことです。
よく、霊的な成長のために瞑想に取り組む人は、瞑想中に眠ってしまう事を気に病んでいたりしますが、そこをあまり気にする必要はありません。
忙しい現代人であれば致し方ない部分もありますから。
それでもやっぱり、少しでも長い時間を瞑想したいよって人がいましたらこちらの記事が参考になります。
寝る前と寝ながらの瞑想
多少の慣れは必要ですが、睡眠と瞑想を両立させることは可能です。
ただし、ちょっとばかしのリスクもありますが。
瞑想中に寝たときの瞑想の効果
瞑想中に寝てしまった、そんな時、瞑想の効果はちゃんとあるのか? これに関しては本当にケースバイケースです。
例えば、瞑想でエネルギーを取り入れる前に眠気や疲れで眠ってしまったら場合は、残念ながら瞑想時間は0に等しいので瞑想によって得られる効果も0に近いと思います。
寝落ちするまでにどれだけの時間、瞑想をすることができたか? 寝落ちした瞬間に瞑想が継続できていたか? といった事が瞑想の効果にかかわります。
瞑想時間は長いほうが良いですし、寝落ちした瞬間に瞑想状態であれば眠ってしまった後も瞑想状態がしばらくは継続しますから記憶にないだけで瞑想効果はそれなりに得られていると思います。
例えば毎日1時間瞑想をしたいのに、10分程度で寝てしまうという人がいたとしたら、毎日10分やったぶんは前進します。
瞑想の効果とは、一過性のものではなく日々行われたぶんが蓄積していきます。
瞑想によってチャクラが受けた刺激やチャクラの解放に向けて僅かながらに変容した分は多少瞑想期間を空けたからといってそうそう変わるものではありません。
ですから、瞑想時に眠くなる時には状況をみながら、必要を感じたなら寝てしまえばよいと思います。
瞑想のブランクよりも、日々の自分自身の心の怠惰のほうが、マイナスの影響は大きいと理解してください。
極論を言えば、日々目的意識を強く持ち、愛と理想のなかに自分を失うほどに何かをしている人間は、座って瞑想しなくても日々瞑想状態となる時間を得てるといえます。
大切なのは、何時間どのように瞑想をしたかではなく、一日のうちにどれだけ神とつながる時間があったかです。
瞑想で寝ないでやりきる方法
瞑想中に寝るのは悪いことではないよ、それも時には必要なことだよ、と言われても、それでもやはり日々の瞑想を習慣にしたい、瞑想に長時間取り組みたい、という人はいると思います。
そんな人たちのために、少しだけ瞑想のコツを書いてみたいと思います。
忙しい現在人にはとても難しいことではありますが、まずは瞑想についての考え方をひとつ改めてみましょう。
多くの人は、瞑想を一日の空いた時間に行っていると思います。
例えば社会人であれば、朝起きて出かけて仕事をして、帰ってきてお風呂に入って食事をしてさまざまな用事をして、そして余った時間で瞑想をする。
瞑想をするときに座して相対するは神。
つまり多くの人は瞑想という神との時間を一日の自分の用事のあとの余った時間に一日のついでのように作っているわけです。
瞑想をするときに座して相対するは神。
つまり事の本質は、最高の客人を目の前にして眠ってしまう事であるといえます。
神は無限の愛を持つ存在なので、やさしく私たちを見守っていてくれるのでしょうが…
もし可能であれば、一日の最高の時間を瞑想にあてるべきですし、瞑想の時間が最高の時間となるように、一日を過ごすべきなのだと思います。
うん、言うは易し、行うは難しですね(笑) 私自身、しっかりできているとはあまり思えませんから。
瞑想を寝ないでしっりやろうと思ったら、十分な睡眠をとって、十分な疲労回復のための時間をとって、体に負担が少ない生活をして、十分に健康な状態で行えたら最高です♪
☆ウリエルさま☆
天空の庭先をいつもたのしみにしています(^^♪ 学ばせていただけて、感謝申し上げます。
【誤字訂正】
瞑想で眠くなるメカニズムの5行目
目無垢なる理由→眠くなる理由 でしょうか?
瞑想すると何が起きる?の1行目
背筋を飲ますと→背筋を伸ばすと でしょうか?
12行目 例えばですずっとが無一文→例えばですが無一文 でしょうか?
15行目 体が被露している→体が疲労している でしょうか?
瞑想で眠くならずに元気が出るの6行目
疲労回復意外にも→疲労回復以外にも でしょうか?
素晴らしい文面なのでチョイ気になりまして…。
瞑想、私はほとんど良く分かっておりません。が、瞑想の真髄は清い心で愛の想いで『一日の間でどれだけ神様と繋がる時間を持てるか』ということがすごく良く分かりました。
ウリエルさんに感謝です!
magunolia
magunoliaさんこんにちわ♪誤字の報告ありがとうございます♪
最近は毎日慌てて記事書いてアップしてなので、なんだが誤字脱字も増えた気がします…(笑)
瞑想は、ぼーっと自分を失う感じです。 集中するのでは無く解放する感じです♪
あとは愛ですね♪