恋とカルマの法則とスピリチュアル – スピリチュアル体験 第二部 第60話
人はなぜ恋をするのでしょう?
恋のスピリチュアル的な意味合いは?
もし僕が聞かれたのなら、「それはカルマの法則のせいだ!」 って答えます。
恋人のA子さんとは400キロの距離を隔てた遠距離恋愛でした。
体外離脱してまで、いつも一緒に居たいと思う強い恋心の源は…?
2003年、僕は体験したことの無いほどの恋の引力とによって、恋人の住む大坂に部屋を借りて仕事を探していました…(笑)
そして人間が「恋」をする意味をずっと考えていました。
恋は、人を運命とか宿命と呼ばれる人生の道筋に従わせる引力です。
【目次】
恋とカルマの法則
恋はカルマの法則によって導き出された運命や宿命に人間を従わせる力の一つです。
同じように人間を動かす力として、衝動などがあります。
カルマの法則とは、自分がした行いの報いを自分自身が受け取るという、この宇宙の法則に従う法則です。因果応報の法則とも呼ばれています。
この法則の恐ろしいところは、自分の行いの報いはたとえ死んで生まれかわっても必ず自分自身に返ってくるといった事です。
つまり、カルマの法則的に言えば、恋は結ばれる宿命を持った者同士を結びつける力です。
運命の赤い糸と似ていますが、ちょっと違うのは、必ずしも幸せになれる訳ではないという事でしょうか… むしろカルマの法則の側面を考えると、対決させられているとか、成長に必要な環境に導かれているという事の方が多いです。
でも不思議と、恋をしているときは、「自分の恋は特別」と思えたりもしますし、「この人が運命の人で、自分と最後まで一緒に居る人」って単純に思えたりもします。
あるいは思い込みたいだけかも???
このとき、恋という状態に盲目的になる自分と、それをわりと客観的にみつめる2つの視点が僕にはありました、ありました….が、圧倒的に強いのは恋心に盲目になる視野の方でした。
恋とスピリチュアル
恋とはカルマの法則に人間を従わせる力の一つで、多くの場合はカルマの解消の為に引き合わされますが、たまには互いに成長するための最高のパートナーと結びつける力となる事もあるでしょう。
日本のスピリチュアルな界隈では、ツインソウルという言葉の意味が「魂が決めた運命の人」みたいなニュアンスで伝えられている事があります。
実際はツインソウルってそんなにロマンチックものではなく、案外無関係な国で生きてて、一生関わりがなかったり、あるいは兄弟として生まれていつもけんかしてたり、なんていうか普通の魂同士の関係と変わらなかったりします。
ですが、恋をすると思い込みたくなります。
いにしえの時代に、自分の半身であったかつての自分自身であり、別れ出でた双子の魂。
恋をした相手が自分に等しい存在であって欲しいと。
ちなみに僕の場合は、このA子さんに出会う前に自分のツインソウルが誰なのかを知っていたので、A子さんの事を自分のツインソウルだとか思い込むような恋にはなりませんでした。
恋と想念
恋というのは、人間の運命や宿命に人間を従わせるほどの力を持ちますから、同然、その影響は私たち人間のもつさまざまなエネルギーにも影響を及ぼします。最もそれが顕著に表れるのは、感情、愛情、想念といったエネルギーです。
得に強い恋心がもたらす、感情や想念エネルギーへの影響は凄まじく、相手を支配、束縛する直接的なエネルギーとなり得ます。
人がよく、「以心伝心」と呼ぶような心の繋がりであったり、行きすぎた力になると相手に直接影響を及ぼす生き霊であったり。
よく、遠距離恋愛は燃えるとか、気持ちが強まる!みたいな話しもありますが、そこにも想念の影響は強く表れています。
直接会えないぶん、エネルギーは蓄積します。
具現化せずに幽界(アストラル界)の領域に自分と紐付いて蓄積される恋心に関わるさまざまな感情的な想念です。
恐ろしいのは、そのエネルギーが蓄積する事によって冷静な判断や客観的な視点が失われていくにもかかわらず、それを心地よいとさえ思ってしまえる状態である事です。
きっと恋に陶酔する人の感覚はそういったものなのでしょね。
恋で得るもの、失うもの
A子さんとの関係で得たものがたくさんあった反面、失ったものもたくさんありました。
さて、僕が強い気持ちで恋をしたA子さんとの話しも少しだけ書いてみたいと思います。
A子さんとは遠距離恋愛でした。
火星の影響下に生まれたA子さんは、僕のためなら全てを投げ出すこともじさない、そんな強い気持ちで僕に恋心を抱いてくれました。
逆に僕にも潜在的に同じものを要求している感じでした。つまり、「愛しているなら全てを投げ出せる」という想いや価値観です。
僕は自分の霊能力が故に、遠く離れているA子さんの事をいつも身近に感じていました。
A子さんはいつも不安を感じていました。
A子さん:今日はどこいっててん? ずっとネットに居なかったやんかー!?
A子さん:あんたのホームページに女の子もいっぱい来るやろ、あれむっちゃ妬けるねん…
A子さん:あんたの友達のM子さんって、むっちゃ仲良いやんなー 心配やねん…
僕はそんなA子さんを不安にさせないため
外出を控えたり、
WEBサイトを閉鎖したり、
女性友達を意図的に疎遠にしたり、
自分にできる事は何でもしました。
そして静岡で積み上げたものを全て置き去りに、大阪に引っ越しました。
静岡県関係の仕事を受けていた僕にとっては、静岡を離れるという事は築き上げた地盤を捨てるのと同じ意味でした。
でも、そんな事はどうでも良いことに思えていました。
恋はカルマ的な引力である事を理解していたから、この出会い、この恋には何か深い意味や学びがあると思っていたからです。
そして2003年、僕は引っ越した後に残った貯金と僅かな家財道具以外は全て捨てて、大阪の住人になっていました。
恋と衝動|2018年 7月 追記
恋にはさまざまな説や話がありますね。フェロモンで引き合うとか、DNAで引き合うとか、恐怖や緊張感などを共有すると恋は強まるなどなど。
そういった話が嘘か本当かは知りませんが、いずれにしても物質的な、とか身体的な現れ方なのだと思います。
恋の本質は「カルマ」です。繰り返しになりますが、運命や宿命の道筋に誘導したり引っ張り込む引力です。
解っていても逃れられないという気持ち、解っているから逃れないという気持ちいずれにしても簡単には逃れられない力です。
恋心とよく組み合わさる人間の性質、「衝動」は注意しなければならないものです。
恋はカルマに人を誘導する力という事が、本来良くない事を正当化させてしまいかねないからです。
簡単に言うと、不義、不貞の類いの事です。
恋心自体はカルマ的作用ですが、「衝動」は別で、例えば恋心を突き上げる衝動や恋心によって強まる支配欲、独占欲などは、理性によってコントロールされるべきもので、これら衝動を自分で制御する事自体が課題、つまり「カルマ」である場合は多いです。
ですから、恋はカルマだから仕方ない、ではなく、理性と愛に従って行動する事が大切です。
カルマや恋愛については詳しい記事もあるのでお時間があればぜひ♪
ウリエルさん
こんばんは。
初めて、コメントさせていただきます。
いつも為になる記事を、ありがとうございます。
恋の引力は、本当に凄まじく、ウリエルさんの体験記は身に染みてよくわかります。
夢から覚めてよく考察すると、自分の行動について気づくことがありますが、
恋の気持ちを愛に置き換えられると、
ブレーキになるのかなと、ある時、ふっと頭に降って湧いてきました。
無償の愛ですね。
自分の気持ちでなく、相手のことを気遣えることができれば
カルマを作らせないように、と、思えるのではないかなと。
この法則に気づくのに、ひと山もふた山も超えました。
いえ、もっとでしたか忘れましたが… 笑
心も身体もかなりしんどいですし、傷つきますし、エネルギーも枯れますが、
自身の傷や疲れは、いずれ時が解決をしてくれるのだと、今は思えます。
この世の仕組みは、本当に複雑で難解ですね。
この度の記事で、改めて考えさせられた課題でありました。
いつもありがとうございます。
⭐︎BELL⭐︎さんこんにちわ♪
愛には強さと深さがあって、強い愛は衝動的で支配的な、独占的な愛で、深い愛は相手のことを心から思える愛です。
この体験談で私が経験したのは、強い方の愛でした。
一緒になった妻とはやはり恋によって結ばれましたが、穏やかに出会い、喧嘩もしたことない感じで今日まで一緒に居ます。
いずれに言えるのも、深い学びがあったという事ですかね♪
この世の仕組みは難解ですが、私としてはやる事は一つで、心を清めて愛を持って生きる事です♪
いつもありがとうございます♪