未来は決まっているのか?運命が変わるとき
運命とは?
原因が同じであるならば結果も同じ、原因が決まっているならば結果も決まっているというのが運命論です。
そして私たちの人生を支配する超越的な力として使われる言葉でもあります。
人間の一生は生まれた時から決まっているのか?運命とは変えられるものなのか?もし運命が決まっているのなら、私たち人間の運命はどのようにして決まるのでしょう?
なぜ豊かに生まれる人と、貧しく生まれる人がいるのか?なぜ幸福に一生を終える人と、不幸な人生を送り一生を終える人がいるのか?
私たち人間の一生は数十年、長く生きても100年ちょいぐらいですがその人生の運命を決めているものとは…?
【目次】
運命は決まっているのか?
運命とは人間を超越した力、宇宙の法則によってきめられた人生の道筋や、そこで起きる出来を支配する力です。
「運」という言葉には「巡り合わせ」「はこぶ」「さだめ」といった意味があり、運命は人生に起きるさまざまな巡り合わせであり、自らの意志でことを運ぶことが出来ます。
つまり人間の運命は宇宙の法則によって支配されていても自らの意志や行動で変化する要素があるのです。
結論から言えばこの宇宙の法則に従い決められています。
運命は生まれた時から決まっていますが変えられます♪ 思ったよりも簡単に変わりますし、自分の力でも変えられます。
じつは人間が生まれてくるとにきはたった一つの道筋の運命ではなく、条件によって分岐するたくさんの運命の選択肢があります。
つまり、人間の一生を支配する運命は確かにありますが、人間の運命にはいくつもの選択肢があり、自分の力でより良い運命をつかみ取ることが出来ます。
では人間の運命を決めている宇宙の法則とは何でしょう?そもそもどのようにして決まるのでしょう?
いずれ詳しく説明するのでここでは割愛しますが、この宇宙を創造した神のエネルギーと知性によってこの世界は運営されています。
私たち人間は輪廻転生して生まれ変わりを繰り返し、過去の罪を清め、魂を成長させ、来世に生まれ変わります。
自分がした行いの報いは必ず自分自身にもどってきます。
これは「カルマの法則」としても知られている人間の法則です。人を助ければいずれ自分も助けられ、人を傷付ければいずれ自分自身も傷付けられます。
いまの我々は魂の成長とカルマの返済課程にある不完全な存在です。
私たちの魂は人間としてこの地上に生まれてくる時に、自分に欠けた部分を補うような学習のプランや、カルマを効率的に返済できるような人生のプランを組んで この地上世界に生まれてきます。
つまり、「運命」とは自分自身の魂が決めた今世の人生プランなのです。 忍耐の足りない人は、忍耐を養うためにろくでなしの伴侶と添い遂げる人生プランのもとに生まれてくるかもしれません。
成長のためにより過酷な環境を選んで生まれてくる魂もあります。例えば障害者として生まれたり、不幸の星の下の元に生まれるなどです。運命は自分の魂が決めたプランですが、私たち自身の選択や行いによって先々の道筋はさまざまに変化していきます。魂のプランには数多の分岐があり、運命には選択の余地が残っています。
より良い行いでより良い結果を獲得していくなど私たちは自分の力で運命を切り開いていくことができます。
カルマの法則のことを詳しく知りたい人はこの記事が参考になります。
未来と運命が変わるとき
運命は変わります。正確には生まれながらに持ってきた自分自身の運命の中にさまざまな分岐が在り変化していくのですが、それでも進む道によってはまったく別人のように人生が変わってゆきます。
人間が生まれる前にきめる「魂のプラン」そして人間の「運命」がどのようなものか?分かりやすく説明する為に簡単な図を作ってみました。
とくにモデルはありませんがよくある人生の分岐だと思います。(クリック、もしくはタップすると拡大表示されます)
この図の人生を生きる人を仮に山田一郎さんとしておきましょう。
彼には海外にわたって飲食店を経営するという夢があります。
山田一郎さんにとって最初の分岐は志望大学に受かった場合と受からなかった場合です。
ここには本人のそれまで生きてきて育つ家庭で注力したことや、親の想いや行動など、さまざまな要素がのちの人生の分岐に大きく関わってきます。
志望していた大学に受かる、受からないには少なからず受験の時期にどれだけ自分に負けずに頑張れたかなどが結果に関わっています。
そして志望していた大学に受かった山田一郎さんにはその後にさらに3つの人生の分岐が存在します。
大学時代に交際した場合、大学時代に勉強に没頭した場合、大学時代にアルバイトにハマる場合の3つです。
1-1.大学時代に交際
大学で知り合ったA子さんと交際をはじめます。勉強も一生懸命しましたが恋人との時間や未来も大切にし、その結果国内で就職します。
その後、山田一郎さんの未来には、A子さんと結婚するという未来と、A子さんと別れて30代で知り合うB子さんと結婚するという2種類の未来があります。
いずれにしても、この人生で山田一郎さんの課題は、A子さんとの過去世のカルマの解消や、家庭を持ち忍耐を学ぶことです。
A子さんと別れた場合は、A子さんとのカルマを一部来世に持ち越します。
1-2.大学時代に勉強に没頭した場合
自分の夢に近づくために邁進した山田一郎さんはついに海外留学を果たします。
そして留学中に知り合ったC子さんと交際し、その後海外に永住する未来と、C子さんと日本に戻ってくる未来の2種類の未来が存在します。
いずれにしてもこの人生での山田一郎さんの課題は、文化も価値観も違うC子さんと共に人生を歩み、人間の多様性やさまざまな価値観を学び受け入れることです。
1-3.大学時代にアルバイトにハマる
大学時代に生活費の足しにとアルバイトを始め、アルバイトで学業の時間が減り、自由に出来るお金が増えたことでさらに勉強への意欲が減ります。
その後一浪して社会にでるものの、自分がやりたいことを見つけられずに職を転々とし、やがて地元に帰って両親の面倒をみながら暮らしていきます。
この人生における山田一郎さんの課題は、過去世での両親とのカルマの解消です。
そして志望していた大学に受からなかった山田一郎さんにはその後にさらに2つの人生の分岐が存在します。
地元で働く、親の会社で働く、の2つです。
2-1.地元で就職
地元で就職し、小中学校を共に過ごしたD子さんと交際し結婚します。
海外とはいきませんでしたがそれでも夢であった飲食店を経営し、近くに住む両親と交流しながら家庭を営みます。
この人生での山田一郎さんの課題は、D子さんとの過去世のカルマの解消や、近くに住む両親とのカルマの解消、そして家庭を持ち忍耐を学ぶことです。
2-2.親の会社ではたらく
積極的に就職活動をしなかった山田一郎さんは、親の会社で働くことになります。
そして時代の波か?不幸にも会社は倒産してしまいます。
その後、D子さんと結婚する分岐と、独身で両親の面倒を見ながら生きる2つの未来があります。
D子さんと結婚する場合は2-1.とほぼ近しいですが飲食店を営んでいないという違いがあります。
D子さんと結婚せずに両親の面倒を見ながら生きていく場合は、1-3.の人生に近いです。親とのカルマをガッツリ解消する分岐ルートです。
さて、私がこの山田一郎さんという架空の人の人生の分岐図でみなさんにお伝えしたいのは、
頑張れば頑張っただけ、正しく生きれば正しく生きただけ、人生は良い方向に進むということと、どのような人生の分岐ルートに進んだとしても、解消すべきカルマがあり、成長できる環境が用用意されているということです。
そして、他の人生の分岐ルートに存在する未解消のカルマや課題は、来世で取り組むことになります。
来世にも同じようにさまざまな人生の分岐ルートがあり、頑張れば、そして正しく生きれば、それだけ良い人生を歩むことが出来ます。
今回、山田一郎さんという架空の人間の人生をたとえにしましたが、実際の人間の運命はもっとたくさんの分岐が在り、どれだけ頑張ったかとか、どれだけ正しいことをしたかなど、さまざまな要因でさまざまに変化します。逆に人生の課題が明確な場合、もっと分岐の少ないシンプルな運命のもとに生まれてくる場合もあります。
運命を変える力
運命は変えられます。私たちの想い、行動、努力、そして正しい想いや行動は正しい未来をつくりだします。
私たち人間の魂は神から別れ生まれ出た光りなので、神と同じく創造する力を持っています。私たち人間に与えられた最も偉大な神と同じ力です。
一つの例を話します。
運命を変えた人に与えられた未来
ある人が過去の人生で憎んだ女の息子として生まれてきます。憎しみのカルマを解消するためです。
ですがその息子の方はいつまでたっても母親を憎み続けて居ました。
ある日母親は病に倒れ入院します。
相変わらず母親を憎んでいた息子でしたが、ある日の夜、その母の病室を訪れます。
すると眠っていた母親が、突如苦痛で激しくもだえはじめます。
息子は悩みます、ここで黙って病室を去れば、この憎い母親は死ぬかもしれない、そうすれば 生涯顔を合わせずにすむようになるのだから。
しかし息子は母親が苦しんでいる事をその病院の者に知らせました。
それは葛藤の末での結論です。
その病院から帰宅する途中に息子は不運にも事故に巻き込まれます。
ですがとても軽い怪我で済んだのです。
ことの説明ですが、憎しみを精算する為の二人の関係は、息子が母親の命を救うことで憎しみを超えカルマを消化したのです。
もし母親を見殺しにしてたら、今世での大事な目的が果たせなかったことになります。
その場合は帰り道で交通事故にあい命を落とす予定でした。
そして来世はまたその母親のもとに生まれ、息子として同じ課題を 繰り返したかも知れません。
ですがこの人生で憎しみとカルマを越えた息子は、一つの分岐点で命を失わずにすむ選択をして、残りの人生を魂のさらなる魂の成長に役立てたのです。
つまり運命は変えられたのです。
もし息子が病室を訪れた時点までの経緯で母親を救うべく病院の人間に伝えるという行動が取れない状態、つまり救済のフラグが立っていなかった場合でも、可能性が0であった場合でも、その瞬間の想いの力、そして人間の自由意志は時に状況を凌駕する力を発揮することが有ります。
カルマの法則の時に神の慈悲の法則についても説明しましたが、私たちの行いや選択は未来を変えることができるのです。
もちろんとても抗えないような強い運命や宿命や決められた未来はあるでしょう。
しかしそれを変えられる可能性は決して0ではないのです。
努力や頑張りで、そして正しい想いと正しい行動で、臨むような運命を、輝ける未来を選びつかみ取ってください♪
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ウリエル様
連日、メルマガをお送りくださりありがとうございます。
関連記事を含めて拝読しています。
二十歳の時から40年間、カルマ(因縁という言葉を使っていましたが)について考え続けてきました。
これまで様々なことがあったような、肝心なことがなかったような人生でしたが、お蔭様でようやく自分のことがわかってきました。
今頃ですが。
かなり忍耐強くはなりましたが、まだまだです。
休日は比較的心清く過ごせていますが、一旦出社すると、現在の職場は結構「人でなし」の人が多く、腹立ちで自身を汚し、エネルギーを消耗させているのを感じます。ああ、また後戻りだなぁと思いつつ、暮らしと仕事に追われています。今はこれしか道がないようです。それでも、「暮らし」「日々の営み」が愛おしいと思えるようになりました。
ありがとうございます。
寿命が来るまで、清めていきたく思います。