人生は決まっている?「運命」のスピリチュアルな真実と人生の設計図

人生は運命で決まっている?スピリチュアルな真実と魂が選んだ使命「私の人生は、生まれた時からすべて決まっているのだろうか…」「なぜ、あの人と自分はこんなにも人生が違うのだろう…」「人生は決まっているのか?」という問いに、スピリチュアルな視点からお答えするならば、その答えは「イエス」であり「ノー」でもあります。私たちの人生には、魂が決めてきた「運命」という設計図、あるいは「人生のプラン」が存在します。しかし、それと同時に、その運命をより良いものへと変えていく「自由意志」という、神様から与えられた偉大な力も持っているのです。
この記事では、「人生は決まっているのか」という根源的な疑問に対し、運命の仕組み、魂が決めた「人生の使命」や「人生のテーマ」、そして、時にハードモードに感じる人生のスピリチュアルな意味について、深く解き明かしていきます。
【目次】
ウリエルよりひと言

「人生は決まっている」と聞くと、少し窮屈に感じるかもしれませんね。でも、それは魂が成長するために自分で描いた設計図のようなもので、じっさい、それをどう作り上げるかはあなた次第なのです。
まずは運命という言葉の意味を確認しましょう。
運命(うんめい、ラテン語: fatum、英語: fate、destiny)とは、超自然的な対象、または哲学をはじめとする学問の研究対象のこと。以下は運命のディクショナリーにおける定義である。
人間の意志をこえて、人間に幸福や不幸を与える力のこと。あるいは、そうした力によってやってくる幸福や不幸、それの巡り合わせのこと。人生は天の命によって定められているとする思想に基づいて考えられている、人の意思をこえて身の上に起きる禍福。将来のなりゆき。
命運(めいうん)とも。
Wikipedia
世の中で使われている「運命」という言葉は、「支配されている」という考えた方と、「変えられる」という考え方が両極にあり、わりと定義がふわっと説明されることも多いです。
スピリチュアルな結論|運命は決まっているが、変えられる
運命とは人間を超越した力、宇宙の法則によってきめられた人生の道筋や、そこで起きる出来事を支配する力です。
「運」という言葉には「巡り合わせ」「はこぶ」「さだめ」といった意味があり、運命は人生に起きるさまざまな巡り合わせですが、自らの意志でことを運ぶことが出来ます。
つまり人間の運命は宇宙の法則によって支配されていても、自らの意志や行動で変化する要素があるのです。
結論から言えば、私たちの人生の基本的な筋道は、宇宙の法則に従い決められています。
運命は生まれた時から決まっていますが変えられます♪ 思ったよりも簡単に変わりますし、自分の力でも変えられます。じつは人間が生まれてくるときには、たった一つの道筋の運命ではなく、条件によって分岐するたくさんの運命の選択肢があります。つまり、人間の一生を支配する運命は確かにありますが、人間の運命にはいくつもの選択肢があり、自分の力でより良い運命をつかみ取ることが出来るのです。
では、人間の運命を決めている宇宙の法則とは何でしょう?そもそも、どのようにして決まるのでしょうか?
その答えの鍵は「魂」にあります。私たち人間は輪廻転生して生まれ変わりを繰り返し、魂を成長させています。
そして、自分がした行いの報いは必ず自分自身にもどってきます。これは「カルマの法則」としても知られている宇宙の法則です。人を助ければいずれ自分も助けられ、人を傷付ければいずれ自分自身も傷付けられます。
いまの我々は魂の成長とカルマの返済課程にある不完全な存在です。私たちの魂は人間としてこの地上に生まれてくる時に、自分に欠けた部分を補うような学習のプラン(人生のテーマ)や、カルマを効率的に返済できるような人生のプランを組んで、この地上世界に生まれてきます。
つまり、「運命」とは自分自身の魂が決めた今世の人生プランなのです。
例えば、忍耐の足りない魂は、それを学ぶことを人生のテーマとして、少し気難しい伴侶と添い遂げる人生を選ぶかもしれません。
一見、人生ハードモードに思えるような過酷な環境や、次々と困難が訪れる人生は修行のようだと感じる状況も、実は魂が大きく成長するために、あえて自らが選んだ舞台なのです。
著名な霊能者エドガー・ケイシーも、魂はカルマ的な学びや成長の機会を求めて、誕生前に自ら家族や環境を意識的に選択すると述べています 。しかし、それは変えられない絶対的なものではありません。
魂のプランには数多の分岐があり、運命には選択の余地が残っています。
より良い行いでより良い結果を獲得していくなど、私たちは自分の力で運命を切り開いていくことができるのです。

運命の分岐点|人生で誰と出会うかも計画の一部
運命は変わります。正確には生まれながらに持ってきた自分自身の運命の中にさまざまな分岐が在り変化していくのですが、それでも進む道によってはまったく別人のように人生が変わってゆきます。
人生で誰と出会うか、そして人生に起こることもまた、魂のプランに組み込まれた、成長のための大切な要素なのです。
人間が生まれる前にきめる「魂のプラン」、そして人間の「運命」がどのようなものか、分かりやすく説明する為に簡単な図を作ってみました。(クリック、もしくはタップすると拡大表示されます)
この図の人生を生きる人を仮に山田一郎さんとしておきましょう。彼には海外にわたって飲食店を経営するという夢があります。彼に人生で起こることは、すべて彼の魂が設定した課題とカルマに関連しています。
そして志望していた大学に受かった山田一郎さんにはその後にさらに3つの人生の分岐が存在します。
大学時代に交際した場合、大学時代に勉強に没頭した場合、大学時代にアルバイトにハマる場合の3つです。
1-1.大学時代に交際
大学で知り合ったA子さんと交際をはじめます。勉強も一生懸命しましたが恋人との時間や未来も大切にし、その結果国内で就職します。
その後、山田一郎さんの未来には、A子さんと結婚するという未来と、A子さんと別れて30代で知り合うB子さんと結婚するという2種類の未来があります。いずれにしても、この人生で山田一郎さんの課題は、A子さんとの過去世のカルマの解消や、家庭を持ち忍耐を学ぶことです。A子さんと別れた場合は、A子さんとのカルマを一部来世に持ち越します。
1-2.大学時代に勉強に没頭した場合
自分の夢に近づくために邁進した山田一郎さんはついに海外留学を果たします。
そして留学中に知り合ったC子さんと交際し、その後海外に永住する未来と、C子さんと日本に戻ってくる未来の2種類の未来が存在します。いずれにしてもこの人生での山田一郎さんの課題は、文化も価値観も違うC子さんと共に人生を歩み、人間の多様性やさまざまな価値観を学び受け入れることです。
1-3.大学時代にアルバイトにハマる
大学時代に生活費の足しにとアルバイトを始め、アルバイトで学業の時間が減り、自由に出来るお金が増えたことでさらに勉強への意欲が減ります。
その後一浪して社会にでるものの、自分がやりたいことを見つけられずに職を転々とし、やがて地元に帰って両親の面倒をみながら暮らしていきます。この人生における山田一郎さんの課題は、過去世での両親とのカルマの解消です。
そして志望していた大学に受からなかった山田一郎さんにはその後にさらに2つの人生の分岐が存在します。
地元で働く、親の会社で働く、の2つです。
2-1.地元で就職
地元で就職し、小中学校を共に過ごしたD子さんと交際し結婚します。
海外とはいきませんでしたがそれでも夢であった飲食店を経営し、近くに住む両親と交流しながら家庭を営みます。この人生での山田一郎さんの課題は、D子さんとの過去世のカルマの解消や、近くに住む両親とのカルマの解消、そして家庭を持ち忍耐を学ぶことです。
2-2.親の会社ではたらく
積極的に就職活動をしなかった山田一郎さんは、親の会社で働くことになります。
そして時代の波か?不幸にも会社は倒産してしまいます。その後、D子さんと結婚する分岐と、独身で両親の面倒を見ながら生きる2つの未来があります。
D子さんと結婚する場合は2-1.とほぼ近しいですが飲食店を営んでいないという違いがあります。D子さんと結婚せずに両親の面倒を見ながら生きていく場合は、1-3.の人生に近いです。親とのカルマをガッツリ解消する分岐ルートです。
さて、私がこの山田一郎(仮名)さんの人生の分岐図でみなさんにお伝えしたいのは、人間の魂は生まれてくる時に、このような「分岐ルートも含めたプラン」をもって生まれてくるといことです。
頑張れば頑張っただけ、正しく生きれば正しく生きただけ、人生は良い方向に進むということと、どのような人生の分岐ルートに進んだとしても、解消すべきカルマがあり、成長できる環境が用意されているということです。
ですから、他人と自分の人生を比較して落ち込む必要はまったくありません。魂のプランは、クリアすべき課題が設定された壮大なスピリチュアルなゲームのようなもの、と捉えることもできます。一人ひとりが違うゲームに挑戦しているのですから、コースも違えば課題も違って当然なのです。
運命を変える「自由意志」と「魂の使命」の見つけ方
運命は変えられます。私たちの想い、行動、努力、そして正しい想いや行動は正しい未来をつくりだします。
私たち人間の魂は神から別れ生まれ出た光りなので、神と同じく創造する力を持っています。私たち人間に与えられた最も偉大な神と同じ力、それが「自由意志」です。
一つの例を話します。
運命を変えた人に与えられた未来
ある人が過去の人生で憎んだ女の息子として生まれてきます。憎しみのカルマを解消するためです。
ですがその息子の方はいつまでたっても母親を憎み続けて居ました。
ある日母親は病に倒れ入院します。
相変わらず母親を憎んでいた息子でしたが、ある日の夜、その母の病室を訪れます。
すると眠っていた母親が、突如苦痛で激しくもだえはじめます。
息子は悩みます、ここで黙って病室を去れば、この憎い母親は死ぬかもしれない、そうすれば生涯顔を合わせずにすむようになるのだから。
しかし息子は母親が苦しんでいる事をその病院の者に知らせました。
それは葛藤の末での結論です。
その病院から帰宅する途中に息子は不運にも事故に巻き込まれます。
ですがとても軽い怪我で済んだのです。
ことの説明ですが、憎しみを精算する為の二人の関係は、息子が母親の命を救うことで憎しみを超えカルマを消化したのです。
もし母親を見殺しにしてたら、今世での大事な目的が果たせなかったことになります。その場合は帰り道で交通事故にあい命を落とす予定でした。
そして来世はまたその母親のもとに生まれ、息子として同じ課題を繰り返したかも知れません。ですがこの人生で憎しみとカルマを越えた息子は、一つの分岐点で命を失わずにすむ選択をして、残りの人生を魂のさらなる魂の成長に役立てたのです。
つまり運命は変えられたのです。
その瞬間の想いの力、そして人間の自由意志は時に状況を凌駕する力を発揮することが有ります。
人生の使命・目的の見つけ方
運命をより良く変える大きな力となるのが、自分自身の「人生の使命」や「スピリチュアルな人生の目的」に気づくことです。
では、どうすればそれを見つけられるのでしょうか。「私は誰で、何のために生まれてきたのか」というスピリチュアルな問いへの答えは、あなた自身の心の中にあります。
- 何があなたの心を歌わせるのか?
- どんな時に、あなたは純粋な驚きや喜びを感じるか?
- 他者にどのように奉仕するよう呼ばれていると感じるか?
- どんな時に、あなたは神に最も近く感じられるか?
このような内省を通じて、あなたの魂が本当に望んでいること、今世で成し遂げたいと願っているテーマが見えてくるかもしれません。
努力や頑張りで、そして正しい想いと正しい行動で、臨むような運命を、輝ける未来を選びつかみ取ってください♪
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ウリエル様
連日、メルマガをお送りくださりありがとうございます。
関連記事を含めて拝読しています。
二十歳の時から40年間、カルマ(因縁という言葉を使っていましたが)について考え続けてきました。
これまで様々なことがあったような、肝心なことがなかったような人生でしたが、お蔭様でようやく自分のことがわかってきました。
今頃ですが。
かなり忍耐強くはなりましたが、まだまだです。
休日は比較的心清く過ごせていますが、一旦出社すると、現在の職場は結構「人でなし」の人が多く、腹立ちで自身を汚し、エネルギーを消耗させているのを感じます。ああ、また後戻りだなぁと思いつつ、暮らしと仕事に追われています。今はこれしか道がないようです。それでも、「暮らし」「日々の営み」が愛おしいと思えるようになりました。
ありがとうございます。
寿命が来るまで、清めていきたく思います。