離婚をスピリチュアルとカルマの法則で説明
離婚とは? 婚姻関係にある当事者同士が婚姻関係を解消する事です。
結婚という大きな決断をしたのに、今度は離婚という大きな決断をする、その背後にあるスピリチュアル的な理由とは何でしょう?
ここでもそう、人間の人生の中で起きるあらゆる出来事に「カルマの法則」が関係しています。
そして多くの場合、結婚も離婚も自分の人生の運命や宿命として生まれる前から決まっています。
【目次】
離婚とスピリチュアル
人間の人生をスピリチュアル的に語る上で、大前提として知っておいていただきたい事が一つあります。
それはカルマの法則です。
カルマというのは、原因と結果の法則とも呼ばれ、自分の行い(原因)の報い(結果)を自分が受け取るというものです。
因果応報という言葉でも知られています。
人を裏切ったりいずれ自分も裏切られる、人を騙したら、いずれ自分も騙される。人に尽くせば尽くされるし、愛すれば愛される。
そんな例えでよく語られている法則です。
カルマの法則は詳しく書いた記事があるので、よかったらご覧ください。
出会い、恋愛と結婚
離婚をする為には、まず、結婚していることが前提になります。
そして結婚する前段階として、多くの場合は恋愛がありますし、もっと言えば人と人が出会うための縁があります。
もし離婚よりも先に、出会いや恋愛、結婚について知りたい事もあるかと思います。
出会いと別れはこちらの記事に詳しく書きました。
恋愛と結婚はこちらの記事に詳しく書きました。
離婚までのことをスピリチュアル的に簡単にまとめると、人間の運命や宿命に関わる「カルマの法則」があり、生まれる前からどんな人に出会い恋に落ちるか、そして離婚する事まで決まっている場合もあります。
人間と人間を結びつける「恋い」は、カルマの法則が人間を結びつけるための引力であり強制力です。
私たち人間は、良くも悪くも、自分の魂の成長の為に最善の人生を選んで生まれて来ます。
離婚という選択、離婚したいと思ったら
実のところ、結婚の時点で結婚を迷う相手であれば、結婚後も離婚を迷うことはよくあります。根本を正すのであれば、結婚を迷う相手とは結婚しない方が無難であるかもしれません。ただし、ことをそんなに単純に終わらせられないようにしてるのは、結婚する人の年齢であったり、恋いというカルマの引力です。
そもそも、スピリチュアル的には「離婚」とは本来許される行為なのか?
まずはそんなお話からしてみたいと思います。
離婚について、実は聖書に分かりやすいヒントがあります。
旧約聖書でモーセは離縁状を書いて離縁することを許しました。
ですが、これについてイエス・キリストは、「あなたたちの心が頑固なので、このような掟をモーセは書いた」と言いました。
「神が結び合わせたものを人は離してはならない」「妻を離縁して他の女を妻にする者は、妻に対して姦通の罪を犯すことになる」とも言いました。
イエス・キリストが言うのであれば、やはり離縁はダメなことなのでしょうか?
イエス・キリストが説いた教えが世界中に広まり2000年以上の時が過ぎました。
私はあえて言いますが、イエス・キリストは当時の人間たちに言いわけを許さないもっとも大切で最も守りべき教えを説きました。
なぜなら、例外をつくれば人をそれを抜け道に、逃げ道にしてしまう心の弱さを持っているからです。
そしてそれは今も変わりません。
もしそれが可能なのであれば、「離縁はせずに、互いに一生を添い遂げ、愛に満ちあふれた家庭を築く」これが一番正しい選択肢です。
ですが、離縁をしないという生き方を頑なに守ろうとすることで、自分や相手、子供を傷付けてしまう場合もありますし、それによって破壊的な結果や誰かを死に至らしめてしまう可能性があることも事実です。
ですから、私からお伝えできることが、まずは、「離縁はせずに、互いに一生を添い遂げ、愛に満ちあふれた家庭を築く」という事を目指して、自分自身の霊性を高め、愛を育て、困難があっても忍耐や寛容さで相手に添い遂げ、共に成長しながら家庭を築くという事をしてください。
その上で、もし現在の関係性がいずれ誰かを傷付けたり不幸にしてしまうと感じたなら、検証をしましょう。
自我や言い訳をの感情を横に置き、客観的に、そして思考的に判断してもなお、「離縁」する事が正しい選択であるかどうかを。
そして「離縁」するという選択の動機が「愛」であるかどうかを。
動機が愛であれば、「離縁」は決して間違った選択ではないでしょう。
ただし、人は言い訳の才能に長けているので、何度も言いますが、自我を横に置き検証することです。
真実によって報いを受ける、それが真理です。
離婚と子供
離婚という選択をしたときに、ある意味最も大きな影響を受けるのは当事者同士よりも子供と言えるかも知れません。
私が離婚を説明するときに、難しいなと感じるのも正に「子供」を含めた話の時です。
まず結論から言ってしまうと、人間は生まれてくる時に「魂のプラン」を立てて生まれてくるので、自分がどのような人生をおくるかを分岐ルートも含めて把握しています。つまり子供は親が離婚する場合はそれを知った上でその親のもとに生まれて来ます。
理由は簡単で、自分の魂の成長の為に、「親が離婚する」という状況やその後の生活環境を選んで生まれてくるからです。
そういった前提の話に立って考えると、「子供のために離婚をためらう」という必要も無いように思えるかも知れません…
実際に、子供のためには今の伴侶と離婚した方が良い場合もたくさんあります。
人間は言い訳の才能に長けているので、本当は離婚せずに夫婦関係を続けた方が良い場合でも「子供のために離婚した方が良い」と思ってしまうかもしれませんし、逆に、一刻も早く離婚した方が良いケースにおいて「子供のために離婚しない方が良い」と思ってしまう事もあります。
そういった、子供のために離婚を迷うケースにおいて判断を下すのに大切な要素は2つあります。
まずは自我を捨てて考える事、そしてどちらの選択により大きな愛があるかです。
自分が感情的にどうしたいか? よりも、離婚する事としない事のどちらにより大きな愛があるかを計ることです。
もしこれを読むあなたが男性であったら、伴侶である女性の事を一番優先に考えてみてください。
(自分という存在が共にある事が相手のためになっているか?)
もしこれを読むあなたが女性であったなら、子供の事を一番優先に考えてみてください。
(自分の感情を横に置き、どちらの選択がより良い子供の未来につながるか)
もしこれを読むあなたが、まだ自立していない子供であるなら、父親の事を優先に考えてみたください。
(離婚後の父親の生活がどのように変化するか?)
離婚したあとにどうなるのか? 生活や環境、その人間の変化も含めてよく考えてみてください。
自我を横に置き、より大きな愛のある選択が何かを? 客観的に相手や子供の未来がどうなるのかを。
離婚とカルマの法則と学び
日本において、既婚者が離婚する確率は40%と言われています。
つまり、これだけ精神性が高まった現代においても、人間はまだまだ愛により一人の人と一生を添い遂げるのは難しいようです。
この地球の人間のレベルがまだまだこのぐらいのレベルなのでしょう。
逆を言えば、離婚という経験を通して学ぶべき課題もたくさんあるのだと思います。
それでは、離婚にいたるスピリチュアル的な理由とは何でしょう?その背後に働くカルマの法則の働きとは?
まずは離婚にいたるカルマ的な要因に何があるかを考えてみましょう。
カルマ的な視点から言った場合も、前世や過去世で「離縁はせずに、互いに一生を添い遂げ、愛に満ちあふれた家庭を築く」という事が出来てきたなら、何のカルマも存在しなかったでしょうから、「離婚」に関するカルマの多くは、前世や過去世の互いの関係性や、家庭的なカルマの基づいている場合がほとんどです。
例えば、前世で妻に暴力を振るって家庭を壊した男性がいたとします。
もしかしたら今世では、父親が母親に暴力を振るうような環境に生まれ、子供としての視点から前世に自分がした行いを体験するかもしれませんし、女性として生まれて来て、今度は暴力を振るわれる妻の立場を自分自身で体験するかも知れません。
そして来世では再び男性として生まれ、家庭を持ち、「自分の内にある暴力的な衝動を抑えられるか?」ということを試みられるかもしれません。
カルマの法則とは幾世にもまたがり解消が必要な場合も多々あるのです。
そういした視点で考えたなら…
いかに「愛」そして「忍耐」と「寛容さ」が重要かが分かります。
心を清めて愛を持ち、場合によってはまだ未熟な相手の霊性を高みに導いてあげる事が必要になるのですから。
離婚による新たな縁と再婚
人間の精神が高度になり、カルマを解消がより複雑化しています。
離婚後の復縁や、離婚後の再婚なども、カルマの解消をより複雑化させている要因の一つです。
ですが、カルマがいくら複雑になったとしても、それを解消する方程式は単純で、「心を清めて愛を持って生きる」という事だけです。
もし離婚後に、新たな縁が生まれて再婚をした場合…
「離縁はせずに、互いに一生を添い遂げ、愛に満ちあふれた家庭を築く」という目標にまた新たに取り組んでみてください。
愛の本質は与える事です。
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