クリスマスとスピリチュアル

クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う祭で、今や世界中の多くの人を巻き込む一大イベントです。
クリスチャンの数は全世界で確か20億人居るとも言われ、日本人のようにクリスチャンでなくてもクリスマスはお祝いをするという人もいますから、クリスマスというイベントはもはや一般化され、クリスチャン以外の人達にも多くの人に影響と楽しみを与えているイベントです。
12月25日 クリスマスはキリストの誕生日
実のところ、聖書にはイエス・キリストの誕生日がいつみたいな話は無く、イエス・キリストの誕生日がいつか?という事は実際には正確には分かりません。
ただ、12月25日がキリストの誕生日ではないという事は聖書の内容から考察することができます。時期に多少のズレがあるように思います。
12月25日という日はイエスキリストが生まれた頃、一大勢力を誇っていたミトラ教の主神の誕生日であると言われます。
ミトラ教はミトラス教とも呼ばれていて、インド・イランの古代神話の太陽神ミトラ(ミスラ)を主神とする宗教です。
ミトラ教では、太陽神ミトラが冬至に生まれ変わるという信仰に基づき、冬至を祝うお祭りの習慣がありました。
この習慣をキリスト教が取り込み、イエス・キリストの誕生祭を冬至に祝うようになったと言われています。
その背景には、キリスト教が、イエス・キリストの教えを世の中に広めていくための戦略であったとも…
そんな話をすると真面目なクリスチャンの人達はあまり良い気持ちはしないまもしれませんが、実はこの話には深い深い奥があります。
この辺りの話は、私がとても大好きな神話に類するような事柄なのでここではあまり詳しく成りすぎないように簡単に説明します(笑)
さて? ミトラ神(ミスラ神)とはどのような神か?
インドやイランに伝わる古い神で、ミトラ教においては主神ですが、ゾロアスター教においては絶対神であるアフラ・マズダーと表裏一体を成す神で、経典の中では絶対神と同等であることが記されています。ユダヤ教の天使メタトロンの起源もミスラであると言われています。メタトロンは天使達の長で「契約の天使」「天の書記」「神の代理人」「小YHWH」など、さまざまな異名を持ちます。
ミスラは仏教の弥勒菩薩(マイトレーヤ)とも同一視され、弥勒菩薩は未来に現れ人々を救い悟りを促す救世主的な存在とされていました。
各神話がどのように「ミトラ」を伝えてきたかには違いがありますが、これら古い神話の背後に共通して見えてくる本質は同じです。
絶対的存在の神である一者と、対を成す二者となる神の存在。
そしてその二者である神がこの地上に現れる(生まれる)という預言的な伝承。
そう考えると、太陽神ミトラが冬至に生まれ変わるという伝承に基づいたお祝いのお祭りは、この地上に生まれた救い主であるイエス・キリストの誕生日とある意味イコールです。
実際にイエス・キリストが生まれた日ではないかもしれませんが、古くから受け継がれてきた伝承とは一致すると言えるかも知れません。
であれば、やはり12月25日のお祝いは、救世主として生まれたイエス・キリストの日という事でまあまあ良いのでしょう♪
クリスマスのサンタクロース
クリスマスと言えばサンタクロースですね。
起源は四世紀にまでさかのぼり、教父聖ニコラオス(ニコラウス)の伝説が起源と言われています。
貧しさのあまり、3人の娘を身売りしなければならない家族の存在を知り、ニコラウスが窓から金貨を投げ入れました。
その時金貨が暖炉につる下げられた靴下に入ったという逸話から、煙突から入って靴下にプレゼントを入れるという本日まで伝わるサンタクロースの伝承が生まれました。
日本では、お父さんお母さんが一条懸命働いたお金で購入される「クリスマスプレゼント」が、なぜか赤い服を着て白いひげをはやしたお爺さんが持ってきた事になり、親は感謝をされないという謎のイベントとなったクリスマス(笑) そして数え切れないほどの鳥の命がこの日に合わせて奪われていく、一部の鳥たちからしたら恐怖と暗黒の日…
スミマセン、悪い冗談です(笑)
ですが、もう一度このクリスマスという日とサンタクロースがもつ本質に立ち戻りませんか?
できればプレゼントと一緒に伝えたいのは、不幸な人を救いたいと想い、与える、分かち合うという行動をとった教父聖ニコラオスの「愛」や「正しい心」かなと思います♪
豊かなこの日本においてはよりいっそうに、クリスマスプレゼントが単に子供のおもちゃを増やすイベントで終わらせずに、「愛」という本質と「与える」という行動の意味と価値を伝えてあげてください。
昔の人達が何を想い、神が(救世主)生まれると言われたこの時期に毎年お祝いしていたのでしょう? それはこの世界に救いがもたらされる事を願う祈りのような気持ちであったと思います。
ちょっと早いですが、クリスマス前にたくさんの人にこの記事を見ていただきたいので…♪
よいクリスマスを♪ メリークリスマス♪
分かち合う心、ですね。
その言葉を聞いてハッと我に帰りました。
夫に訪れた試練に本人だけでなく私まで曇りがちでした。
辛い時、心晴れない時こそ寄り添える家族のあること、手にしているもののありがたみ、感じるものですね。
既に十分に与えられているのですから。
私も神話好きです♪日本神話は特に。
キリストさまが地球にご生誕されたこと、家族でお祝いします。
ウリエルさん、皆さまにメリークリスマス♪