悪口を言う人と悪口を言われた人のスピリチュアルな違い|運気が上がる人とカルマを背負う人

人の悪口を言われて深く傷ついた経験はありませんか?あるいは、ついカッとなって誰かの悪口を言ってしまい、後で罪悪感に苛まれたことはないでしょうか。悪口は、人間関係において最も心を消耗させる、古来からの争いの種です。この記事を読んでくださっているあなたは、「なぜ自分ばかり悪口を言われるのだろう…」と悩んでいるかもしれません。あるいは、「悪口を言ってしまう自分を変えたい」と思っているのかもしれません。この記事では、スピリチュアルな視点から、「悪口を言われる側」と「悪口を言う側」、その両方が直面する霊的な真実を解き明かしていきます。悪口がもたらすカルマの法則、運気への影響、そして、その苦しみを乗り越え、霊的に成長するための具体的な方法をお伝えします。
【目次】
悪口を言われるスピリチュアルな意味|運気が上がる3つの理由

もしあなたが今、理不尽な悪口に心を痛めているのなら、それはあなたの人生が好転する前触れかもしれませんよ。その現象の裏にある、本当の意味を一緒に見ていきましょう。
信じがたいかもしれませんが、スピリチュアルな世界では「悪口を言われると運気が上がる」と言われることがあります。それは、あなたのエネルギー状態が大きく変化している証拠だからです。
① 運気の変わり目であるサイン
転職や引っ越し、結婚など、人生の大きな転機には、あなたのエネルギー(波動)が大きく変化します。すると、今までの環境や人間関係との間にズレが生じ、その変化を快く思わない人から、嫉妬や抵抗として悪口を言われることがあるのです。それは、あなたが古いステージを卒業し、新たな次元へ移行している証拠。いわば、魂の成長痛のようなものなのです。
② あなたがすでに幸せである証拠
悪口の多くは、嫉妬や妬みの感情から生まれます。つまり、悪口を言われるということは、相手が「羨ましい」と感じる何かを、あなたがすでに持っているという証拠なのです。それは、充実した仕事や人間関係、あるいは、あなたの内側から溢れる輝きかもしれません。悪口は、あなたの幸せや成功を証明する、不本意な勲章とも言えるでしょう。
③ 守護霊があなたを守り始めた合図
あなたが理不尽な悪口というネガティブなエネルギーにさらされた時、あなたを守る守護霊や高次の存在たちの働きが活発になります。その結果、悪口を言う人が自然とあなたから離れていったり、より良い人間関係がもたらされたり、環境が改善されたりすることがあります。悪口が、より強力な守護のきっかけとなるのです。
ですから、悪口や悪意にさらされた刻こそ、そういった周りの声や環境に流されずに、自分は正しくあろうという想いや姿勢が大切です。
悪口を言われた時のスピリチュアルな対処法
悪口を言われた時、感情的に反応してしまうと、あなた自身の波動を下げ、相手の思うつぼです。ここでは、あなたの魂を輝かせ、運気をさらに上げるためのスピリチュアルな対処法をご紹介します。
① 冷静に対応し、同じ土俵に立たない
聞こえるように悪口を言われたり、通りすがりに何か言われたりしても、決して感情的になってはいけません。相手は、あなたのネガティブな反応をエネルギー源にしている可能性があるからです。哲学者・養老孟司氏の「どんな悪口だってただの空気振動」という言葉のように、客観的に受け流しましょう。あえてこのような言い方をすると、犬と同じ土俵に立つためには、四つん這いになって吠えなければなりません。自分をそのように貶める意味があると思いますか?相手のレベルに合わせないというのはつまりそういうことです。
むしろたいていの場合、相手は心が未熟であったり貧しかったりする、言わば「同情に値する」存在なのです。
② 自分が幸せであることを自覚する
悪口は嫉妬の裏返しである、という事実を思い出し、「自分はこんなにも恵まれているのだな」と、自分の幸せを再認識しましょう。感謝の気持ちは、あなたの波動を瞬時に高め、低いエネルギーの影響を無害化してくれます。
仮に、自分が恵まれていない、と思ってしまう方はまずは自分の身近なところにある幸せを確認するところからはじめましょう。

③ 相手と物理的・精神的に距離を置く
悪口を言う人とは、可能な限り関わらないのが賢明です。それは、ネガティブなエネルギーの源から物理的に離れる、最も効果的な方法だからです。職場などで避けられない場合でも、会話を必要最低限に留め、心の中で「私はあなたからの影響を受けません」と境界線を引くことが大切です。
線を引くことは一見愛の本質からそれるようにも思えますが、「賢さと愛」のバランスは必要です。でなければ、穴の空いたバケツに永遠に水を注ぐがごとく自分自身が疲弊してリ舞う可能性があるからです。
④ 必要以上に自分を責めすぎない
理不尽な悪口を真に受けて「自分に悪いところがあったのでは…」と責める必要は全くありません。それは、あなたの自己肯定感を下げるための罠です。一人で抱え込まず、信頼できる友人や家族に話を聞いてもらい、自己のエネルギーを解放する機会をつくりましょう。
悪口を言うことのスピリチュアルな影響|カルマと波動の法則
人生で一回も人の悪口を言ったことが無い、そんな人ははたして居るでしょうか?きっといないでしょう。悪口とは、「人の事を悪く言う事」で、古来より人間の争いの原因でした。その為、悪口を規制するような国や集落も少なくなかったようです。日本の古い時代も然りです。ここからは、悪口を「言う側」にどのようなスピリチュアルな影響が及ぶのかを見ていきましょう。
悪口を言うとカルマの法則はいかに作用するか
人に悪口を言うと、まず言える事は、カルマの法則の作用で、いずれ自分も人に悪口を言われるということです。
例えば、小さな子供同士が面と向かって悪口を言い合っていたとしたら、自分が悪口を言って、その場で自分も悪口を言われるので、カルマ的な作用は小さいでしょうし、もっと言えば、カルマの法則は行為そのものよりも動機により大きく作用しますから、小さな子供が人の悪口を言うときの「悪意」なんてカルマの法則の作用としたら無いに等しいぐらいかもしれません。
カルマの法則は動機により大きく作用する、つまり悪口をいう時に最も良くない事は、「悪意を持って言うこと」です。
意識的にと言うのは、「衝動」や「ついカッとなって」みたいなものではなく、「相手を傷付けよう」「相手を貶めよう」など、相手が不利益やマイナスを被るようなケースや、それを目的として言う場合です。これは面と向かって言わない場合、つまり「陰口」なども同じです。
カルマの法則は神の調和のシンボルである円に例えることができます。
すべてはもともと一つで、神のもとに愛によって一つに繋がっています。もしあなたが人を攻撃すれば、その力は円環の法則(カルマの法則)によってぐるっとまわって自分の戻ってきます。
誰かを悪口で傷付ければ、いずれ自分も誰かに悪口で傷付けられるでしょうし、誰かを陰口で孤立させれば、いずれ自分も誰かの陰口で孤立させられます。
カルマの法則において、言葉のいじめはもっとも注意すべき事柄の一つだと思います。
なぜなら、「言霊」なんて言葉がありますが、言葉には霊が宿っていますから、言葉はエネルギーです。
言葉はハサミやナイフと同じように扱いを注意すべきものなのです。言葉は人を生かしも殺しもするからです。カルマの法則は動機に強く作用しますから、もし悪口で人を死に追いやれば、それは殺人のカルマとなります。
そしてそのカルマはいずれ自分自身にぐるっと回って舞い戻ってきます。真実によって報いを受ける、それが真理です。人間の言い訳は、神と法則には通用しません。
もし言葉を、人への励ましや思いやりある言葉として使えたなら、いつか自分自身が励ましや思いやりを受けられます。あなたが人にすることをあなた自身がうけとるのです。
波動が下がり、不幸を引き寄せる
悪口は、言った本人の波動を著しく下げます。低い波動は、同じく低い波動を持つ出来事や人々(悪人)を引き寄せてしまいます。悪口を言う人の周りからは良い人が去り、悪い人ばかりが集まってくるのです。自ら、運気を下げ、幸せを遠ざけていることに他なりません。
なぜ人は悪口を言ってしまうのか?心の浄化と波動の高め方
言葉はエネルギーと説明しましたが、実は口に出さなくても悪口のもとになる「悪意」とは悪想念、つまりマイナスのエネルギーなのです。カルマの法則は「動機」に大きく作用すると説明しましたが、それはつまり、「悪口」を口に出して言わなくても、「悪意(悪想念)」を持った時点でカルマの法則は想いへと作用します。例え言葉として口に出さなくても、強く思えばそれは「呪い」と同じだからです。
人を呪わば穴二つです。つまり、相手を落とす穴を掘ると、自分が落ちる穴も同時に掘られるのです。
悪口を言ってしまう根本的な原因は、自分自身の心の中にあります。その心を浄化し、波動を高めるための具体的な方法をご紹介します。
1. 自分や他人を許す
悪口を言ってしまうのは、心の中に許せない誰かや、許せない自分自身がいるからです。まずは、悪口を言ってしまった自分を「そんな時もあるよね」と許してあげましょう。そして、憎い相手に対しても、その人自身の弱さや未熟さを理解し、カルマの鎖から解放してあげる「許し」を実践することで、あなたの心は驚くほど軽くなります。
2. 感謝の気持ちを持ち、徳を積む
悪口や不平不満の代わりに、日常の小さなことに「ありがとう」と感謝する習慣を持ちましょう。感謝は、最も簡単に波動を高める方法の一つです。また、見返りを求めずに人のために善い行いをする「陰徳」を積むことも、カルマの浄化に繋がります。小さな募金や、誰にも気づかれないような親切から始めるなどでも十分なのです。
3. 内省、瞑想で心と向き合う
瞑想は、心の中の雑念やネガティブな感情を手放し、本来の静かな自分を取り戻すための強力なツールです。5分でも良いので、静かに座り、自分の呼吸に意識を集中させてみましょう。湧き上がる感情をただ観察し、手放していくことで、悪口の源となる衝動や悪意そのものが消えていきます。
まとめ
悪口という現象は、スピリチュアルな視点から見ると、あなたの立ち位置によって全く異なる意味を持ちます。
もしあなたが悪口を言われている側なら、それはあなたの運気が上昇し、魂が新たなステージへ向かっている証拠かもしれません。決して自分を責めず、冷静に距離を置き、自らの幸せを再認識することで、そのエネルギーを成長の糧とすることができます。
もしあなたが悪口を言ってしまう側なら、それはあなた自身のカルマや波動に、負の影響を与えている警告です。その根本原因である心の中の悪意と向き合い、許し、感謝し、徳を積むことで、その負の連鎖を断ち切ることができます。
どのような立場であれ、大切なのは、言葉が持つ力を理解し、日頃から「心を清めて愛を持って生きる」よう心がけることです。あなたの言葉が、誰かを傷つける刃ではなく、誰かを癒す光となることを、心から願っています。
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勉強になりました。
Judithさんこんにちわ♪
読んで頂きありがとうございます♪
興味深く拝見しております。
ご相談ですが、私の知り合いに事故を起こして逃走した事実があることを知りました。
正直、驚きましたし自分のことしか考えていない彼女にドン引きです。その話を聞いてから3ヶ月ほど経ちますが、私は彼女のいい加減なところや自己中なところが大嫌いです。警察に情報提供しようか迷っています。
そんな折、彼女が妊娠したらしいのですが、そんな彼女のことを警察に情報提供するのは悪いことでしょうか?カルマの法則で私自身にも何か返って来るでしょうか?
「悪口を言いたい対象に自分物に対して、愛を持ち、許すことで自分の心の中から「衝動の源」と「悪意」を消し去る事ができます 」→自分物に対してとは?、具体的にどうやれば良いのですか?。。
日々の葛藤から勝ち取った小さな積み重ね、なんですね。
改悛もせず償いもせず、延々と悪事を浴びせ続けてくる相手を許すのは困難すぎて、怒りに駈られる自分の心を、許したふりをして偽ったり飾ったりもできず、
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見放して絶つのが精一杯で、赦すのは簡単ではありません。苦しいです。
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非道い人に傷を負わされ溢れてくる否定心を抑えるなんて不可能に思えます。
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