悪口とカルマの法則 スピリチュアル的な作用
人生で一回も人の悪口を言ったことが無い、そんな人ははたして居るでしょうか?きっといないでしょう。
悪口とは、「人の事を悪く言う事」で、古来より「悪口」は人間の争いの原因でした。
その為、悪口を規制するような国や集落も少なくなかったようです。日本の古い時代も然りです。
悪口を言うことのカルマの法則の作用は、いずれ自分自身が同じように悪口を言われることです。
行いが自分に還るというシンプルな構造ですが、実は人に悪口を言うことで起こりえるカルマに関わる恐ろしいリスクは他にもあります。
もっと言えば、目に見えないエネルギー、スピリチュアル的な作用においてもです。
悪口とカルマの法則とスピリチュアル的な作用について、いろいろとお話ししたいと思います。
【目次】
悪口を言うとカルマの法則はいかに作用するか
人に悪口を言うと、まず言える事は、カルマの法則の作用で、いずれ自分も人に悪口を言われるという事です。
例えば、小さな子供同士が面と向かって悪口を言い合っていたとしたら、自分が悪口を言って、その場で自分も悪口を言われるので、カルマ的な作用は小さいでしょうし、もっと言えば、カルマの法則は行為そのものよりも動機により大きく作用しますから、小さな子供が人の悪口を言うときの「悪意」なんてカルマの法則の作用としたら無いに等しいぐらいかもしれません。
例えば、通勤電車で足を踏まれて、反射的に「痛いなばかやろう!」と言ってしまった場合も、カルマの法則の作用としたらごく小さいものだと思います。
カルマの法則は動機により大きく作用する、つまり悪口をいう時に最も良くない事は、「悪意を持って言うこと」です。
意識的にと言うのは、「衝動」や「ついカッとなって」みたいなものではなく、「相手を傷付けよう」「相手を貶めよう」など、相手が不利益やマイナスを被るようなケースや、それを目的として言う場合です。
これは面と向かって言わない場合、つまり「陰口」なども同じです。
カルマの法則は神の調和のシンボルである円に例えることができます。
すべてはもともと一つで、神のもとに愛によって一つに繋がっています。
もしあなたが人を攻撃すれば、その力は円環の法則(カルマの法則)によってぐるっとまわって自分の戻ってきます。
誰かを悪口で傷付ければ、いずれ自分も誰かに悪口で傷付けられるでしょうし、誰かを陰口で孤立させれば、いずれ自分も誰かの陰口で孤立させられます。
カルマの法則において、言葉のいじめはもっとも注意すべき事柄の一つだと思います。
なぜなら、言霊、なんて言葉がありますが、言葉には霊が宿っていますから、言葉はエネルギーです。
言葉はハサミやナイフと同じように扱いを注意すべきものなのです。言葉は人を生かしも殺しもするからです。
カルマの法則は動機に強く作用しますから、もし悪口で人を死に追いやれば、それは殺人のカルマとなります。
そしてそのカルマはいずれ自分自身にぐるっと回って舞い戻ってきます。
言葉の力に関してはこちらの記事からはじまるシリーズが参考になります。
言霊 – 具現化と実現 第1話
真実によって報いを受ける、それが真理です。
人間の言い訳は、神と法則には通用しませんから、言葉の使い方には注意してください。
もし言葉を、人への励ましや思いやりある言葉として使えたなら、いつか自分自身が励ましや思いやりを受けられます。
あなたが人にすることをあなた自身がうけとるのです。
カルマの詳しい話はこちらに書きました。
カルマの法則 意味と解消法 – カルマの法則(因果応報) 第1話
悪口ばかり言う人
言葉はエネルギーと説明しましたが、実は口に出さなくても悪口のもとになる「悪意」とは悪想念、つまりマイナスのエネルギーなのです。
カルマの法則は「動機」に大きく作用すると説明しましたが、それはつまり、「悪口」を口に出して言わなくても、「悪意(悪想念)」を持った時点でカルマの法則は想いへと作用します。
例え言葉として口に出さなくても、強く思えばそれは「呪い」と同じだからです。
人を呪わば穴二つです。 つまり、相手を落とす穴を掘ると、自分が落ちる穴も同時に掘られるのです。
そして、人間の想念は具現化します。人間には「想いを実現させる」ちからが誰しにも備わっています。
これは人間の性ですが、人間は自分が愛する人間を、同時に恨んだり憎むことができるいきものです。
心に悪い気持ちを持ち続けることで、愛する人や愛する家族を不幸にしてしまうことはままあります。
人を不幸にするような悪口を言わないで済むように、心に悪い気持ちを持たないで生きていけるように、日頃から「心を清めて愛を持って生きる」ように心がけてください。
人間の想いのエネルギーである想念についてはこちらの記事に詳しく書きました。
想念が人生を支配する – 神と人間 第4話
悪口の仕組みと悪口を言わない方法
悪口は人間の「衝動」と関わり深いです。
衝動とは第一チャクラに対応した性質のエネルギーです。前世から持ち越したカルマが原因である場合もあります。
悪口を飲み込めずに、ついつい口に出してしまう人は、「衝動」を抑える術を学ぶ必要があるでしょう。
そして、悪口を言い続けてしまう人、一週間でも一ヶ月でも言い続けてしまう人は、「感情」のエネルギーを制御する事を学ばなければなりません。
衝動を抑えるのは忍耐、感情を解放するのは許しです。
悪口を言いたい対象に自分物に対して、愛を持ち、許すことで自分の心の中から「衝動の源」と「悪意」を消し去る事ができます。
心の成長、魂の成長とは、日々の小さな葛藤の積み重ねのなかで勝ち取った勝利の積み重ねであると理解してください。
心を清めて愛を持って生き、忍耐強くあり、人を許す寛大な心を持ってください♪
勉強になりました。
Judithさんこんにちわ♪
読んで頂きありがとうございます♪
興味深く拝見しております。
ご相談ですが、私の知り合いに事故を起こして逃走した事実があることを知りました。
正直、驚きましたし自分のことしか考えていない彼女にドン引きです。その話を聞いてから3ヶ月ほど経ちますが、私は彼女のいい加減なところや自己中なところが大嫌いです。警察に情報提供しようか迷っています。
そんな折、彼女が妊娠したらしいのですが、そんな彼女のことを警察に情報提供するのは悪いことでしょうか?カルマの法則で私自身にも何か返って来るでしょうか?
「悪口を言いたい対象に自分物に対して、愛を持ち、許すことで自分の心の中から「衝動の源」と「悪意」を消し去る事ができます 」→自分物に対してとは?、具体的にどうやれば良いのですか?。。
日々の葛藤から勝ち取った小さな積み重ね、なんですね。
改悛もせず償いもせず、延々と悪事を浴びせ続けてくる相手を許すのは困難すぎて、怒りに駈られる自分の心を、許したふりをして偽ったり飾ったりもできず、
自分に無理をさせて自分の気持ちに嘘をつくのは違うんじゃないかと、時間を無駄に怒りに費やしてしまうことが多いです。
見放して絶つのが精一杯で、赦すのは簡単ではありません。苦しいです。
盗聴盗撮の被害が解決してくれないまま8年9年が過ぎ、継続しています。
過ぎた事柄ならば、怒りそのものを忘れてしまうこともあるのに、毎日嵩んで終わりのない怒りや悲しみは、簡単じゃないです。
非道い人に傷を負わされ溢れてくる否定心を抑えるなんて不可能に思えます。
自分が過去世で加害者だったのなら、自分の身に振り掛かるのは仕方がないことと思えても、加害者への否定心や怒りを赦しで昇華なんてとてもできそうにありません。
心の成長は、自分に無理をさせること、自分の心に嘘をつかせることなのでしょうか。