ハイヤーセルフと瞑想 – 第5話

ハイヤーセルフは高次領域の自分です。
「潜在意識」「高級自我」や「内在神」「魂」と呼ばれるものと、多少のニュアンスの違いはありますが、近しいものです。
ハイヤーセルフと繋がる方法はおもに2つ在ります。
1つは、心を清めて愛を持って生きること。感情や欲望を超えて霊的に生きることでハイヤーセルフに目覚めることができます。
そしてもう一つは瞑想によって本当の自分が何者であるかを覚ることです。
真摯に、そして忍耐強く、心と愛させ、瞑想に取り組むことによってハイヤーセルフに繋がりや導きが得られます。
【目次】
瞑想とハイヤーセルフ
ハイヤーセルフとは?
ハイヤーセルフとは一体何でしょう?
ハイヤーセルフは「潜在意識」「高級自我」や「内在神」「魂」など呼ばれ方はさまざまですが高次領域の意識です。
これは霊視する人によってはガイドや守護霊のように見えるかもしれませんがガイドや守護霊とは異なります。
直感や閃き、あるいは良心として感じるのが高級自我であるハイヤーセルフです。
ハイヤーセルフは私達の霊体(潜在意識)から魂(超意識)までの領域ではたらく意識の呼び名です。
上の図はハイヤーセルフのシリーズでたびたび登場していますが、簡単に言うとハイヤーセルフは肉体と心を超えた霊的な領域の意識ってことです。
黄色い枠で囲った部分がハイヤーセルフの意識領域です。
こちらの記事に詳しく書きましたので、ハイヤーセルフって何?って人は参考にしてみてください。
瞑想とは?
瞑想とは一体何でしょう?
天空の庭先では、「祈りは神へと想いをとどけること、瞑想は神の想いを静かに受け入れること」として説明しています。
瞑想は一言で説明すると、「生きながら死して神に出会う」ということです。
私たち人間は、死ぬと霊界(霊的な世界)に帰りますが、深い瞑想によって意識が行き着く先も霊的な世界なのです。
つまり…
深い瞑想によって見る光は私たちがいつしか還るある神の光であり、深い瞑想によって垣間見る過去や未来を含むあらゆる霊的な情景とはつまり、私たちが死後に還る世界を垣間見ているのです。
瞑想の高みで出会うハイヤーセルフ
ネットや書籍でもハイヤーセルフについて取り扱った情報が沢山あります。
中には、ハイヤーセルフに繋がる方法とか、ハイヤーセルフと対話する方法などを扱った情報も沢山あります。
その多くは、「強く願う」とか「心身を健康に保て」とか「リラックスしろ」とか「ポジティブに生きろ」とか「ネガティブな感情を捨てろ」とか…
どれも間違ってはいませんが、とても当たり前のことですし、情報としては浅いといわざる得ないようなものも沢山あります。
逆に、「ハイヤーセルフと繋がる瞑想」とか「ハイヤーセルフにコンタクトする方法とか」たまにとかそんな瞑想法を見かけますが中には間違った認識も数多くあります。
ハイヤーセルフの本質を言えば、それは高級自我であり、もともと自分自身とひとつのものです。私たちはもともとハイヤーセルフと繋がっていますしひとつです。
ほかにも、特殊な呼吸法を行うメソッドや頭部などの身体の一部に意識を集中するようなメソッド、瞑想をアレンジしたようなエネルギーワークにはリスクや危険性が在ります。
ハイヤーセルフと安全に繋がる為には、日々「心を清めて愛を持って生きる」ということを実践することが大切です。
そして、積極的にハイヤーセルフを知ろう、ハイヤーセルフと出会いたい、繋がりたいと思うのであれば、正しい方法で瞑想をするのが良いでしょう。
瞑想の危険性は、こちらの記事が参考になります。
瞑想をアレンジしたようなワークを行っている人は一度読んでみてください。
ハイヤーセルフと繋がるとき
私たちの人間の日常生活においては肉体の心である顕在意識が優位であるため、高級自我で在るハイヤーセルフを感じることはあまりありません。
ですが、私たち人間がまさに無意識にハイヤーセルフに目覚めているときがあります。それは毎日の睡眠時間です。
睡眠時は肉体の心である顕在意識が眠りにより休息しているため霊的な意識(潜在意識)が優位な状態となります。
それはつまり、ハイヤーセルフと繋がっているということです。
もし心が綺麗で明晰なら、睡眠時に見る夢もまた明晰で、そこには霊な領域の情報が多く含まれるでしょう。
かつての聖人聖者、神秘家、聖書に登場する預言者なども夢の中で神秘体験をしたり天使や神から啓示を受けています。
それこそがハイヤーセルフを窓口にもたらされている体験や情報なのです。
現代の私たち人間の心は、この物質世界や日々のさまざまな感情や想いに囚われているため、睡眠時はぽっかりと穴が空いたように記憶が無いか、あるいはまるで日常の記憶が混乱したかのようなグチャグチャな夢をみることが多いです。
もし、日々の生活を正し、心を清めて愛を持って生きていたなら、睡眠時間を通してハイヤーセルフからさまざまな情報を受け取るでしょう。
そして、同じようなことが瞑想時にも起きます。
睡眠と瞑想はよく似ていて、睡眠時の脳波と、深い瞑想時の脳波は極めて近い状態にあり、意識の状態もまたしかりです。
深い瞑想状態で自己認識を保っていられると、深い瞑想は明晰夢を見ている状態と酷似していることに気がつきます。
そのため、深い瞑想状態では、夢のように連続的でストーリー性のあるビジョンを見る場合もありますし、実際には近くに居ない誰かの声を聞くこともあります。
死んで肉体を持たない存在を見ることもありますし、会話できる場合もあります。
この天空の庭先の管理人である私には、いわゆる霊能力と呼ばれる力があります。
ちなみに瞑想歴も二十数年になり、肉体を離れて霊体で活動する体外離脱なども多く経験しています。
日々心を清め、愛を持って生きていられたなら、深い瞑想状態において、光とエネルギー、美しいビジョン、そしてハイヤーセルフと出会うことが出来ます。
瞑想の高みによって出会うハイヤーセルフは、直感や強いインスピレーションを与えてくれる場合もありますし、まるで映画のような美しい映像を頭の中のスクリーンに見せてくれる場合もあります。美しい声で助言をあたえてくれることもあります。
瞑想によって発露するハイヤーセルフの力は、私たちが霊能力と呼ぶような力や、普通の人間のレベルを大きく超えた直感力や、叡智へのひらめきでもあります。
瞑想法でハイヤーセルフに問いかける
ハイヤーセルフと安全に繋がる為には、日々「心を清めて愛を持って生きる」ということを実践することが大切です。
それが大前提で、その上で正しい瞑想を続けていれば日々の生活の中に、夢に現れる明晰なメッセージに、瞑想時にビジョンとして、時にはハッキリと頭に響く声として、ハイヤーセルフを感じたりメッセージを受け取る事が出来ます。
心を清めて愛を持って生きることが一番大切です。
その意識があれば、自分なりのスタイルで瞑想は行っても大丈夫です。
ハイヤーセルフと繋がることを目的としたなら、これまで天空の庭先で紹介してきた瞑想にプラスアルファで、
瞑想時にハイヤーセルフに問いかけてみましょう。
もし瞑想を毎日行う習慣をすでに持っている方でしたら、問いかけは毎日行うべきものではなく、あなたが知りたいこと、実現したいことがあるときにだけ問いかけてみてください。
瞑想の正しいやり方は瞑想にシリーズに詳しく書きましたので、興味のある人は参考にしてみてください。
なかにはゆっくり記事を読む時間のない方もいるかと思いますのでここにも簡単な瞑想の進め方を書いておきます。
ただ、瞑想にはさまざまな危険が伴うのでシリーズには1度は目を通していただきたいです。
ハイヤーセルフに繋がる瞑想
ハイヤーセルフと出会うためには、「心を清めて愛を持って生きる」ことが必須です。
そのために出来る有効な取り組みの一つが内省です。
- 瞑想をするタイミングは夜寝る前が効果的で、ゆっくり座るか横になり、5分ほど内省をしましょう。
やりかたは簡単で、今日一日を朝から思い出しながら、反省すべきことを反省し、愛を持って行動できたことがなにかあったかを思い起こし、謝ったり、ありがとうを言ったり、祈ったりしましょう。内省についてはこちらの記事に書いてあるので参考にしてみてください。 - アファメーションを行います。
私が私であります。
聖なる創造主なる神の御心のままに
この祈りの言葉の意味は、自分をいったんリセットして、体験を神に委ねることです。
もしなにかしら信仰をお持ちの方でしたら、自分の信仰に従った祈りの言葉でも大丈夫です。 - 瞑想をはじめ今度は心をからっぽにしましょう。
呼吸法と組み合わせるのがよいです。
4秒吸って4秒吐きながら、頭に思い浮かぶ「感情」「想い」をよこによけていきます。 - 意識を保持できるかぎり観察を続けます。
瞑想からえられる体験には、心の浄化レベルや、愛の大きさ、過去生からの積み重ね、さまざまな要因が関わるため、眠ってしまう人もいれば、眠った後に夢で何かをえられるばあいもありますし、ビジョンやメッセージを受け取る場合もありますし、声を聞く場合もあります。
必ずしも答えが得られる訳ではありませんし、ハイヤーセルフからなんらかのメッセージが送られてきてもそのメッセージに気づける時ばかりではありません。
私の場合はハイヤーセルフという言葉を知る何年も前から瞑想をしてたのでよけいにそう思ってしまうのですが、ハイヤーセルフに出会うために瞑想するというのは少し本末転倒な気はしています。ハイヤーセルフは日々の正しい行いや、真理をもとめる過程でつながり、目覚めるものだと思うので。
心の浄化、愛の成長、そして正しい瞑想の成果とチャクラの覚醒に応じて霊的な変化はかならず起きます。
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