涙が止まらない、訳もなく涙が出るときのスピリチュアル意味
涙が出る… 涙は、悲しみ、喜び、怒り、感動など、様々な感情の表れです。訳もなく涙が出たり、些細なきっかけで想像もしなかったほど大泣きをしてしまったり、涙が止まらないとき、ありませんか?そんなときスピリチュアルな視点から見ると、何かのサインやメッセージであったりスピリチュアルなエネルギーに関係しているなど、涙の背景にはスピリチュアルな深い意味がある場合もあります。涙のスピリチュアルな本質についてお話ししたいと思います。
【目次】
涙とは?涙のスピリチュアルな意味
感情は第三チャクラに蓄積し、涙は感情エネルギーを解放します。スピリチュアル的に言うなら、感情や心から流れる涙は浄化や解放を意味します。
涙(なみだ、淚、涕、泪、涙液)は、目の涙腺から分泌される体液のことである。眼球の保護が主要な役割であるが、ヒト特有の現象として、感情の発現による涙を流すことがある。
涙の本来の機能は眼球の保護ですが、不思議と私たち人間は、「涙」という言葉を聞かされた時、悲しみや喜び、感動といった人間の感情を想起することがほとんどです。
玉ねぎを切ったときのような眼球への刺激で流れる涙と、感情によって流れる涙の成分が異なることは実験によって明らかになっています。感情が紐づく涙は高濃度のたんぱく質を含みますが、その違いが何を意味するのかはいまだ解明はされていません。
感情はどこから湧き上がるか?それは人間の心と体と言って相違ないでしょう。そして、感情が紐づく心の領域に、涙が持つスピリチュアルな意味が隠されています。
涙のスピリチュアルな意味
涙は、悲しみ、喜び、怒り、感動など、様々な感情の表れとして流されます。そして感情は人間の心に、そして人間の心はアストラル界やメンタル界に紐付いています。
スピリチュアルに関わる涙にはおおまかに以下のような種類があります。
- 感情エネルギーの解放
- 潜在意識からのメッセージ
- 高次世界からの干渉・メッセージやサイン
- 魂の記憶、過去生の記憶
- 祈りや愛など高次のエネルギー
どれも目に見えない霊的な領域から人間に干渉しておきるような事象です。人間の心は領域に属しますから、私たちは霊的な事象に心を揺さぶられ、それが感情に影響し、涙が出るわけです。
訳もなく涙が出るスピリチュアルな意味
訳もなく涙がでる時がありますが、多くの場合は、うすうす「訳」に気付いているケースの方が多いと思います。ただ、「訳が分からない」と思えるのは、それが目に見えない霊的な領域や心の領域で起きていることが理由だったりします。つまり、感覚的に訳を感じていても、言語化するのが難しい状態です。
どんなときにそのような状態になるのか?訳もなく涙が出るスピリチュアルないくつかのケースをお話したいと思います。
カルマが解消された
人生の中でもとりわけ大きなカルマが解消されたとき、私たち人間にはその瞬間を知るすべはありませんが、私たちの心、霊、魂はその瞬間が解り、そしてカルマが解消されたことに心振るわします。
カルマが解消されるときによく起きる出来事としては、別れとか死別、引越や転職などの環境の変化があげられます。カルマが解消されると新たなカルマに取り組むために,新しい環境へんぼ移行や出会いがあるからです。
こんな体験はありませんか?引越をする際にいやに心が吹っ切れた感じになったり、軽くなっていたり、その瞬間になにか強い感情を持っているわけでもなくとも、なんだか説明不可能な感覚で泣きそうになるみたいなこと。
私たちの顕在意識が理解出来ていないだけで、心がふるえている瞬間です。そんなとき、訳も解らず涙が出たりします。
潜在意識からのメッセージ
私たちの深層意識や集合意識などの、深い意識領域に対応する自我は、私たち人間の顕在意識が認識していないさまざまな情報を持っています。例えば危険が迫っていたなら、ソワソワとした感覚と共に訳も分からず不安や悲しみといっしょに涙がこみ上げてくるかもしれませんし、例えば、これから出発する旅行が魂の成長に大きく繋がるような場合は、出発のときに喜びや感動と言った気持ちと一緒に涙がこみ上げてくるかもしれません。
いずれにしても、私たち人間の顕在意識が認識できずとも、潜在意識が認識できたなら、それが心に影響を及ぼし涙が出ることはあります。そしてそれは睡眠中などにも起きます。
寝起きに理由も分からず涙を流しているときは、睡眠中や夢の中でなにか心が震えるような体験をしたかもしれません。
スピリチュアルなエネルギーの干渉
天空の庭先では、よく人間の想念のことが語られます。良い想念とは祈りのような想いで、悪い想念とは呪いのようなものです。人間の想念は半物質的なエネルギーなので、人間の心だけでなく体にも影響を与えます。
想念は心の領域に属するので距離や空間の制約を受けずに相手に届きます。
つまり、遠く離れた誰かから送られてきた想念エネルギーによって、不安や悲しみを感じたり、喜びや感動を感じることがあるわけです。そしてその感情に基づいて涙がこみ上げてくることがあります。
想念は良し悪しだけでなく、人間の想いそのものを宿していますから、相手の怒りや裏切りを画策する心など、さまざまなものを感じ取ったりします。受ける側としては、感受性の強い人とかエンパスの人などが受け取りやすいです。
余談ですが、訳も分からず涙が出る人は、そもそも、感受性の強い人やエンパスの人に多いと思います。
下記の記事が参考になります。
スピリチュアルな存在の干渉
スピリチュアルな理由ででる涙は、どれも似たり寄ったりですが、もしあなたが信仰深い人間で、神仏と相まみえたなら、喜びや感動で涙が出たりすると思いませんか?
逆もまた然りです、目の前に悪霊や悪魔がいたら、不安と恐怖で涙が出ると思いませんか?
霊的な存在は目に見えませんから、訳もわからずに涙が出るとき、目に見えない霊的な存在が間近にいて、なにかしら干渉をしてきているかもしれません。
悪意ある存在の干渉
もし身近にいるのが悪霊や悪魔など、悪意ある存在であれば恐れや不安など、マイナスなエネルギーと感情を与えてくるでしょう。場合によっては咳がとまらなくなったり吐き気を感じるときもあります。目には見えなくとも、嫌な気配などを感じたならその場を離れましょう。
天使やスピリチュアルガイド
天使や神仏、スピリチュアルガイドなどであれば、良いエネルギーを纏っているので、喜びや楽しい気持ちを与えてくれます。良いエネルギー、良い存在であるなら、祈ったり瞑想をするとより多くのエネルギーを受け取れたり、その後のコンタクトのキッカケとなります。
前世の記憶
前世の記憶、これも普通は憶えていません。もし前世で起きた悲しい出来事はまた起きるような予兆を感じたら? もし前世で体験した喜びや感動など、魂がもつ記憶を想起させるようなことが目の前で起きたなら?理由も分からず涙が湧き上がってくることはあると思います。これらはデジャブとして感じるような場合もあります。
そして、前世の記憶は出来事だけでなく、物や場所など、あらゆるところに散らばっています。
テレビを見ていて、偶然前世で生きていた土地が映ったら?骨董品屋で偶然に前世で手放したものを見つけたら?旅行に行った先で偶然に前世での思い出の場所に行く付いたなら?
シチュエーション、場所、物など、自分の心を揺さぶるものには、過去生の記憶が関係しているかもしれません。
ちなみに私の場合は、海、地中海とか大西洋が心を揺さぶる場所でした。私の母にとっては会津がそんな場所だったみたいです。
訳も分からず涙が出る本質
ここでお話してきたいくつかのケースに共通するのは、すべて霊的なことであり、目には見えないということです。ゆえに、顕在意識が認識できない、でも事象はたしかに起きているということです。見分け方は難しいですが、傾向をまとめると下記のような感じです。
- カルマの解消
転換期とか節目に現れやすい涙 - 潜在意識からのメッセージ
睡眠中や夢、寝起きに現れやすい涙 - スピリチュアルなエネルギーの干渉
普段突然に涙が出るならこのケースかもです。以心伝心など相手は特定しやすいかもしれません。 - スピリチュアルな存在の干渉
良い存在か悪い存在かなど、祈りや瞑想によって特定しやすいです。 - 前世の記憶
シチュエーション、物、場所など紐付いて、流れることが多い涙
訳も変わらず心を震わせるような涙が出たときには参考にしてみてください。スピリチュアルなサインやメッセージを読み解けるかもしれません。
涙が止まらない時のスピリチュアルな意味
訳が分かっていても分かっていなくても、涙がとまらないときはあります。こどものギャン泣きなどを見ていると分かりやすいですが、基本的に流れる涙の量や時間は、そのときに揺さぶられている感情の大きさにある程度比例します。つまり、止まらないほどに涙が出るときは、よほど大きな事象や感情を揺さぶる要因であるか、あるいは病気かもしれません。
どんなときに涙が止まらなくなるか、スピリチュアル的にいくつかお話したいと思います。
感情の解放
私たちは、日々の生活の中で様々な感情を経験します。喜び、悲しみ、怒り、感動…その感情は、涙という形で表れることもあります。私たち人間の感情は第3チャクラへと蓄積します。悲しい出来事によってその場で流れる涙もありますが、多くの場合、止まらないほどの涙は自分の内に蓄積された感情に誘発されて湧き上がります。
例えば、数年間夢を叶えるために努力を続けたなら、その感情の蓄積はかなりの量になると思います。もし夢が叶う日が来たなら、蓄積した感情は開放され、大きな喜びや感動といっしょに涙が溢れるでしょう。
今まさに、自分が夢のために努力をしていたとして、他の誰かの成功に共感して流れる涙もあります。映画を見る際に、人によって泣けるツボが違うのも、人それぞれ蓄積させている感情に違いがあるからです。
夢が叶うみたいなことは良いケースですが、苦しみや悲しみが蓄積するみたいなケースもあるでしょう。その場合は、涙を流すことで蓄積させた感情を解放することが出来ます。シチュエーションにもよりますが、時には大きな声で泣くこともオススメです。
スピリチュアル的に言うなら、涙を流すことは感情のエネルギーの解放に繋がりますが、肉体的にも泣くことは「感情の処理」に役立ちます。
涙の中には、神経伝達物質を含むタンパク質が含まれていることが研究で示されています。これらの神経伝達物質は脳内の感情処理に影響を与え、その後の行動や気分に影響を与えます。
つまりは、涙を流すとストレスや悲しみなどの感情の処理が円滑に進むということです。
浄化
涙は心身の浄化に役立ちます。感情は第三チャクラに蓄積するとお話しましたが、否定的な感情の蓄積はある意味毒素をため込んでいるようなものです。そういったマイナス感情を涙とともに開放できれば、心のデトックスになります。
そして涙を流すことは、実際の肉体の浄化にも繋がります。それが現代の医学や科学で証明されるのはまだ先でしょうが…
私には「浄霊」と呼ばれる救われない霊を成仏させるちからがあるのですが、浄霊をする時、した後、たいてい涙が流れます。スピリチュアル的に言うのであれば、マイナスエネルギーは半物質で、プラスのエネルギーで相殺した際にも肉体には毒となる半物質のエネルギーが残留します。涙には、現代の科学では解明できていないそういった霊的なマイナスエネルギーを外に排出する作用があります。
そして肉体的に言うのであれば、涙には、リゾチームやラクトフェリンなどの抗菌タンパク質が含まれ、これらのタンパク質は、眼球を感染から守る役割を果たすと考えられています。感情的な涙には、これらの抗菌タンパク質の濃度が高く含まれ、ストレスや悲しみなどの感情が免疫システムを活性化し、感染防御機能を高めることを示唆しています。
つまり、マイナスエネルギーの影響で心身が傷付いたり弱っているときにも、涙は霊的にも物理的にも、感情やエネルギーを排泄し、心身を守る作用をもたらしてくれます。
より大きな悲しみ、感動
基本的に流れる涙の量や時間は、そのときに揺さぶられている感情の大きさにある程度比例します。涙が止まらないとき、それはより大きな感情や、第三チャクラに蓄積した感情エネルギーを処理している可能性が高いです。
悲しみのようなネガティブなエネルギーが解放された場合、それは浄化や正常化の意味合いが強いです。逆にポジティブなエネルギーが解放された場合はどうでしょう?それが願いや愛のような性質を帯びているのであれば、開放されたあとに自分なり、想いの対象者なりに届きます。それは祈りや愛、癒し、夢の実現など、良い結果へと後押しするエネルギーです。
涙が止まらない場合の対処法
涙が止まらないとはいえ、それが無限に続くわけではないと思うので終わりはくるでしょう。もし本当に涙が出続けて数時間とまらないとかなら、その時はスピリチュアルなことに理由や原因をもとめるよりもまずは病院に行く方が良いと思います。
肉体的な異常では無い場合、以下のようなことを試してみると良いかもしれません。
感情を解放する
涙が止まらない場合は、まず自分の感情を解放することが大切です。一人で抱え込まず、信頼できる人に話を聞いてもらったり、日記を書いたりして、自分の気持ちを吐き出しましょう。また、思いっきり泣くことも大切です。泣くことで、第三チャクラにため込んだ感情を解放することができます。
リラックスする
涙が止まらない場合は、心や体が疲れている可能性があります。十分な睡眠と休養を取る、ゆっくりとお風呂に入る、アロマテラピーや音楽療法を取り入れるなど、リラックスできる方法を心がけましょう。
専門家に相談する
涙が止まらない状態が長期間続く場合、日常生活に支障をきたしている場合は、カウンセラーや心療内科医などの専門家に相談することをおすすめします。ヒーラーが扱う癒しも、医療機関による癒しも、元を正せばどちらも神の力の現れであり、人間がこの地上に具現化させる力に相違ないのです。
涙が止まらないことを恐れない
いっそのこと、限界まで涙を流してみるのも良いかもしれません。人前で泣くのは恥ずかしいこととか、泣くのは弱さなど、泣くという行為に対してマイナスな価値観もありますが、泣くのは恥ずかしいことでもダメなことでもありません。人前で泣くことにはだれしも抵抗があると思うので、自分の部屋やバスルームでも良いので、泣きたいときには泣きたいだけ泣きましょう。
まとめ
涙は喜怒哀楽などの感情によってこみ上げて来ますが、感情は心に紐付き、そして心は目に見えないスピリチュアルな領域と結びついています。
訳も分からずに涙がこみ上げてくるとき、そんなときはもしかしたら目に見えないスピリチュアルなことに原因が隠されているかもしれません。
- 感情エネルギーの解放
- 潜在意識からのメッセージ
- 高次世界からの干渉・メッセージやサイン
- 魂の記憶、過去生の記憶
- 祈りや愛など高次のエネルギー
目に見えずとも私たちの心を大きく揺さぶるものはたくさんあります。
そして涙が止まらないとき、それはより大きな感情が解放されたり、浄化の作用が起きているかもしれません。そんな時は無理に涙を止めようとせず、そのまま感情を解放させたり、自然にリラックスできるような状態を整えましょう。
涙は、単なる目からの分泌液ではなく、私たちの感情やと心を映し出す鏡のようなものです。訳もなく涙が出た時は、その涙に込められたメッセージや本質的な意味を考えてみましょう。
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