苦労が多い人生、人生がうまくいかないときのスピリチュアルな原因と改善法
苦労が多い人生、一生懸命頑張っても頑張っても苦労が絶えない… 人生がうまくいかない…
誰にでもそんな時期はあります。ときには理不尽さすら感じたり、自分の人生の不運を呪うこともあるかもしれません。そしてなんどもなんども深く考えるはずです、「なぜ?」、「なぜ自分の人生に苦労が絶えないのか?」、「なぜ自分の人生はうまくいかないのか?」もし、いま目の前にある事象だけを見たなら答えにはたどり着くのは難しいでしょう。なぜなら答えは、目に見えないところに、そしてもっと高い霊的な視野に立たなければ見えないからです。
【目次】
苦労が多い人生、人生がうまくいかないスピリチュアルな原因
人生がうまくいかない、誰にでもそんな時期はありますが、なぜか?と考えても答えは目の前にはありません。
私たちが解消しなければならない「カルマ」とは一体なんでしょう?
カルマは業という意味ですが、簡単に言うと私たちの「行為」のことです。カルマの法則は、原因と結果の法則とも呼ばれています。人から盗めば自分も盗まれる、人を殺せば自分も殺される、人を助ければ自分も助けられる。 自分の行いが自分に報いとなってかえってくるという法則です。
・良いことをすれば良いことがかえってきます。
・悪いことをすれば悪いことがかえってきます。
人生に起きる辛く苦しい出来事、苦労するような出来事は、過去のカルマの清算のために身に起きますが、もう一つ、魂の成長のためにも苦労をするような出来事は起きます。
若い頃の苦労は買ってでもしろなんて言葉がありますが、苦労は人間としての自分自身を大きく成長させる人生の栄養素のようなものでもあります。そしてその経験は人間の魂を成長させ、来世へと引き継がれます。
多くの人は、カルマの法則のことも、魂の成長についても意識せず知らないまま生きています。知らないために、日々をなんとなく生きていたり、時に悪意を持ったり、自己をコントロールせず感情にまかせて相手を否定したり攻撃したりしています。
知ることが最初にして最大の一歩です。
人生を生きることの目的や辛さについては、このシリーズの一番最初の記事に詳しく書いたので参考にしてみてください。
人生がうまくいかないときスピリチュアル的にかえりみること
苦労が多い、人生が上手くいかない、ですがそれはカルマの法則の作用と魂の成長のための機会であることが理由です。 とは言え、それが運命だとしても私たち人間は抗うことが出来ます。抵抗し続けることで、最善を尽くすことで、より大きな成長に繋がったり、より良い未来をたぐり寄せます。
苦労が絶えなかったり、人生がうまくいかないとき、その本質的な原因が何であるかを知ることができれば解決への近道となるでしょう。
カルマとは、簡単に言えば自分が生み出したマイナス感情であったり、マイナス行動による「負債」です。 それは前世で生み出したものかもしれませんし、現在進行形で生み出しているものかもしれません。 ですから、人生に起きる苦しみを取り除き、豊かな人生を送りたいと願うならやるべきことは2つです。
- 新たにカルマの負債を産み出さないように行動する
- すでに蓄積している過去のカルマの負債を解消(返済)する
マイナスのカルマとはある意味、罰金とか、それによってできる借金みたいなものです。返済してしまい、あらたに生み出さなければ良い、言葉にするとシンプルな話しです。
では、新たなカルマを生み出さないためにすべきことはなんでしょうか?
それは他人に不利益をもたらしたり、他人の自由意志を侵害するあらゆる否定的な心と行いをしないようにすることです。
具体的には、以下のようなことが挙げられます。
- 嘘をついたり、ごまかしたりすること
- 盗みをすること
- 人を傷つけたり、殺したりすること
- 人を騙したり、利用すること
- 人を妬んだり、恨んだりすること
- 傲慢な態度で振る舞ったり、人を下に見たりすること
- 自分の利益だけを考えて、他人を犠牲にすること
- あらゆる愛のない否定的な行動
これらの行為は、自分だけでなく、周りの人にも悪影響を及ぼします。そして、それがカルマとなり、苦しみや不幸を招くことになるのです。
逆に、以下のような良い行いは、プラスのカルマを生み出します。
- 正直に生きること
- 親切にすること
- 思いやりを持つこと
- 感謝の気持ちを持つこと
- 許すこと
- 自分を磨くこと
- 愛のある想いと行動
これらの行いは、自分自身を成長させ、周りの人にも幸せをもたらします。そして、それがプラスのカルマとなり、より良い人生を招くことになるのです。
悪意・憎悪・嫉妬・妬みなどマイナスを生まない
悪意・憎悪・嫉妬・妬みなどのマイナス感情は、悪想念を生み出し、想いにしろ行動にしろ、他人に与えたマイナスはいずれ自分に返ってきます。悪い思いや行動をしないことは大前提として行うべきことです。
そしてもうひとつ、自分自身や未来につながるようなマイナスの想念を持たないことです。
想念とは想いを宿す念です。自身のマイナス想念は、やがて自分を苦しめるような現実を具現化させます。否定心がもたらすもの、それは後の未来に自分の人生に起きる悪い現実です。
もし今、苦しい状況や、望ましくない状況にある場合、今日までの自分の心や行いに注意を向けてみましょう。 なにか思い当たるようなこと、あるかもしれません。
例えばですが、恋人とケンカするたびに相手を責め立てて、破局ばかりを想像している人が居たとしたら、未来はきっとそのようになるでしょう。逆に、恋人とケンカをしても、互いを深く理解し合うために必要なことであると考えている人であれば、その後、関係が良くなっていくこともあると思います。
これは建前や表面的な感情、考え方ではなく、自分が心の底で何を想い行動しているかが重要です。
日ごろの自分の心や行為が未来を作るなら、否定心などを持たずに良いことばかりを考えて、人にも善行を行っていたら、いずれ良いことが自分に返ってきます。 カルマは輪廻をまたいで影響しますから、すぐに大きく状況が良くなることばかりではないと思います。
因果応報という言葉がありますが、正しい想いと行動が、人生を良い方向に変化させます。より良い未来を築き上げるために、今からでも心と行いを良くする努力をして生きましょう♪
すでに蓄積している過去のカルマの負債を解消(返済)する
カルマの解消はいわば借金の返済のようなものです。しかも相手は神であり、宇宙の法則なので逃れようがありません。しかし、カルマの返済を積極的に行うことは可能です。
例えば、前世で自分が誰かを苦しめた報いによって、今世に苦難が訪れているとします。 目の前の自分を苦しめる人間に報復したり、強い否定心を向けたなら、その否定心は再びカルマの法則によって自分自身に返ってきます。それを繰り返すと、苦しみの螺旋、カルマの螺旋となり、なかなか抜け出せなくなります。
イエス・キリストは、「右の頬を殴られたら左の頬を差し出せ」と言いましたが、これはある意味、新たなカルマを生み出さずに、本質的な問題を解決するための最短の手段なのです。
そしてもう一つ、積極的にカルマを返済する方法があります。それは、善行を積むことです。 マイナスのカルマは借金のようなものなので、プラスのカルマによって相殺されます。つまり、誰かに親切にしたり、相手を思いやる行動をとれれば、マイナスのカルマの負債は軽くなります。
もちろん、カルマの法則の性質上、全てのカルマを相殺できるわけではありません。必ず受けなければならない必要な経験もあるからです。 しかし、善行を行うことで、相手の気持ちが変化したり、第三者が介入して状況が緩和されたり、良い変化は必ず起きます。
このとき重要なのが動機です。
助かりたいから善を行うのではなく、善であるために善を行ってください。
人間を苦しめる心と体の病
人生がうまくいかないとき、人生の悪循環の中でも、もっとも断ち切りがたいのが健康や病に関連する性質のものです。なぜなら、体調や病にかかわるものは、私たちのカルマを色濃く映し出しているものだからです。 これらは、もはや運命や宿命と呼ばれる、私たちがこの人生を生きる目的に近いものです。
病になることに関して、直接的なカルマであれば、たとえば前世で誰かの右腕を剣で切り落とした人間が、今世で右腕を怪我したり、病で動かなくなったりするようなことはあります。
もう一つよくあるカルマに関連する病のケースとしては、愛情の不足が免疫不全とか不整脈の原因となるなど、自己のエネルギー的な理由である場合です。
病の原因
私たちを苦しめる病とは、一体どのようにすれば治るのでしょうか? すべてが自分自身の行為による結果であるならば、病も勿論行いの結果という事になります。不摂生によるものかもしれませんし、無理がたたったのかもしれません。自分の悪い思いが呼び寄せたできごとかもしれません。もし何かの事故に巻き込まれ、自分は完全に被害者であると思えるような場合でも、私たちが記憶していないだけで原因は過去世までさかのぼれば必ず存在します。 神と宇宙の法則は平等であり絶対だからです。
想念の力で病は治るか?
これに関しては、ケースバイケースです。 ですが、私はあえて「ある程度なら」という回答をしたいと思います。想念は何度もお話している通り、人間の「想いが実現する力」です。しかし、カルマの法則はこの物質世界では人間の能力を凌駕します。 たとえば私たち人間は飛行機を発明し、空を飛ぶことを可能としましたが、この世界の法則をねじ曲げることに成功したわけではありません。たとえば人間は無重力状態を作り出すことはできますが、この世界から重力という概念をなくすことはできません。法則とはそういうものなのです。
強い想念によって、病の進行を遅くしたり、回復力を高めることはできます。 しかし、病こそ、カルマの解消によってしか本質的な改善ができないと思った方が良いでしょう。
こういった話をすると、カルマも病も受け入れるしかないと思えるかもしれません。しかし、私たち人間の想念と自由意志が介在する余地はおおいにあります。
最良の医師
病を治す最良の医師とは、だれでしょう? 最良の医師とは、誰にとっても自分自身であると言えます。どんなに優秀な医者でも、不摂生をやめられない患者を、医師側の努力だけで完治させるのは困難です。言っても無理をやめず、何度でも体を壊す人も同じです。
どんなに優秀な医者も、患者の協力がなければ病を回復させるのは困難です。
治癒の力はどこから来る?
薬や外科手術のような医療的な手段は、外から自分に働きかけるものに過ぎません。 医療が人を治すのではありません。私たちは医療の力を借りた場合でも、自己治癒能力によって身体を回復させているのです。
もし私たちが日々、不安や心配事など悪いことばかり考えていたなら、身体の自己治癒能力は低下します。 強い否定的なエネルギーは環境や自分のエネルギーを低下させ、病そのものを生み出したり、回復を遅らせたりします。
たとえば癌(がん)であれば、スピリチュアル的によくある原因は体内に蓄積された憎しみのエネルギーによるものです。 手術によって腫瘍を切除することはできるかもしれませんが、再発させまいとするのであれば、血と心を綺麗に保つことが必要です。 そのために自分自身で何がどれだけできるのか?そこが大切です。
自分自身が頭や心の中に抱える問題は、医者や医療では治せません。 なにより、カルマは自分自身の力によって解消しなければなりません。
どのような病でも、最後に自分を治すのは自分自身しかいないのです。
逆を言えば、私たちが自己の問題に積極的に取り組み、心や生活態度を改めて日々をより良く、希望的に笑顔で生きられたなら、医者や薬、優れた現代医学が直せないような病も、完治させられる可能性があるということなのです。
最良の医師とは自分自身なのです。
まとめ
苦労が多い人生、人生がうまくいかないとき、たとえそれが理不尽に感じても、すべては過去世の自分自身の行いに起因しています。
自分自身の行いが自分自身に報いとなって訪れる、人生に起きるすべてのできごとはカルマの法則によるものです。
苦労が多い人生、人生がうまくいかないときに顧みることは、自分自身が悪意・憎悪・嫉妬・妬みなどのマイナスな感情や否定的な想いを持っていないか?ということです。悪意・憎悪・嫉妬・妬みが不幸やあらゆるマイナスな結果を引き寄せます。否定心がもたらすもの、それは後の未来に自分の人生に起きる悪い現実です。
善行を積んで人を手助けすることで、自分のマイナスのカルマも相殺されます。正しいことを行いましょう。いずれ誰かが同じように手助けをしてくれたなら、それは悪循環を断ち切る大きな一助となります。
強い想念や、手助けしてくれる人たちの想いを得ることで悪循環は断ち切れます。そしていかなる病も、自分自身が「最良の医師」となれば、回復出来る可能性は大いにあります。
いま、まさに苦境の中にある人はぜひ知ってください。今が永遠につづくわけではないということを。終わりは必ず来ます。ながいながいトンネルと感じられても、光差し込む出口にかならずたどりつきます。ですから、闇に覆われる未来を退き、光輝く未来を受け取るために…
心を清めて愛を持って生きましょう。
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