親と縁を切るのは「運命」?スピリチュアルな意味と自分を解放する5つのステップ

「親との縁を、切りたい…でも、切ってはいけないのではないか…」そのように、深く、そして静かに悩み続けてはいませんか?親との関係を手放すという決断は、私たちの心に、計り知れないほどの痛みと罪悪感を刻みつけます。そのように感じるのは、決してあなた一人ではありません。
ある調査によれば、実に6割以上の人が「自分の親は毒親だった」と感じた経験があると答えています。あなたのその苦しみは、決して特殊なものではないのです。
この記事では、その苦しみの奥にあるスピリチュアルな意味を解き明かし、親との縁を切るという決断を、魂の視点からどう捉えれば良いのか、スピリチュアルな視点からお話したいと思います。


 

なぜ苦しい?「親子の縁」が締め付けるスピリチュアルな理由

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☆ウリエル☆

親子の縁は、カルマに基づく、魂が交わした最も深い約束事の一つです。ですが、その縁を手放すことは、決して悪いことではありません。それは、あなたが学びを終え、自分自身の人生を生きるための、尊い「卒業」の儀式かもしれませんから。

親との関係に強い苦しみを感じる時、それは「変化の時がた」と告げる、内なる声や変化のきざしかもしれません。

関係性に「卒業」の時が近づいている

スピリチュアルな視点では、縁が切れる時、それはその人があなたのカルマの解消や魂の成長のために必要なくなった時です。親との関係で学び尽くし、これ以上同じパターンを繰り返す必要がなくなった時、心の変化は自然と次のステージへ向かうための「卒業」を促し始めるのです。

もしかして「毒親」?魂の視点から見た10の特徴チェックリスト

「毒親」とは、子供に精神的な苦痛を与え、人生に悪影響を及ぼす親のことです。具体的には、過干渉、ネグレクト、暴言、暴力など、様々な形で子供を傷つける親を指します。もしあなたが以下のような経験に心当たりがあるなら、それは魂が健全な境界線を求めているサインかもしれません。

  1. 子供の意思や感情を尊重しない
  2. 過剰に干渉し、子供の人生をコントロールしようとする
  3. 子供に罪悪感を植え付け、支配しようとする
  4. 感情的に不安定で、子供を感情の捌け口にする
  5. 子供の成功を喜ばず、嫉妬したり、けなしたりする
  6. 世間体を過剰に気にし、子供を自分のアクセサリーのように扱う
  7. 身体的、あるいは言葉による暴力を振るう
  8. 経済的、精神的な自立を妨げる
  9. 「あなたのため」と言いながら、自分の要求を押し付ける
  10. 子供を一人の人間としてではなく、自分の所有物のように扱う


親と縁を切ることの本当の意味:魂の独立とカルマの解消

親と縁を切るという行為は、地上の倫理観では「親不孝」と見なされるかもしれません。しかし、スピリチュアルな視点では、そこには全く異なる意味があります。

親子のカルマはケースバイケース

過去性からのネガティブな因果で結びつく親子関係もありますし、カルマ的に言えば、一生親と関わり続けるのが正解である場合もありますし、逆に、自分の意志で離れることを決めることが正解の場合もあります。ですから、世間体や周りの評価を気にするあまり、自分にとって、魂の視点から見て、「正しい選択」が出来ないことのほうが問題です。

親子の縁とは、魂が選んだ最も深い学びの計画

私たちは生まれる前に、自らの魂の成長に最も適した環境として、自分自身の親を選んできます。困難な親子関係は、まさに魂が成長するために自ら選んだ、最も難易度の高い課題なのです。その関係性から学ぶべきこと(例えば、自己肯定感や許し)を学び終えた時、人生は転換期を迎えます。

「縁を切る」は罰ではない、学びの完了報告

霊的な視点から見れば、縁を切るべき存在は一つもありません。なぜなら、すべての存在はもともと愛によって一つだからです。しかし、今世という限られた学びの場で、ある魂との学びが完了した時、その関係性を手放すことは、「学びの完了報告」であり、次のステージへ進むための健全なプロセスなのです。

家族という「カルマ」:前世から続く因果

特に根深い親子間の問題は、前世から持ち越された「カルマ」に起因することが少なくありません。かつてあなたが親に対して行ったことが、今世では立場を逆にして、あなた自身に返ってきているのかもしれません。その場合、縁を切るという決断は、憎しみの連鎖を自らの代で断ち切るという、非常に勇気あるカルマの解消行為となりえるのです。

自分を解放し、新しい人生を歩むための5つのステップ

縁を切るという決断は、一度きりの行為ではなく、自分の魂を癒し、解放していくプロセスです。

1:自分の感情をすべて肯定する

「親を憎いと思うなんて、自分はダメな人間だ」などと、ご自身を責めないでください。あなたの心に湧き上がる怒り、悲しみ、憎しみ…その全ての感情は、あなたがそれだけ深く傷ついてきた証拠です。まずは、その全ての感情を「そう感じて当然だ」と、まずは、ありのままに受け入れ、肯定してあげましょう。

2:物理的・精神的な距離を置く勇気

心が癒えるまで、物理的に距離を置くことは、自己防衛のために極めて重要です。連絡を絶つ、家を出るなど、あなた自身が「安全だ」と感じられる環境を確保する勇気を持ちましょう。これは心理学でいう「健全な境界線(バウンダリー)」を引く行為であり、自立した第一歩です。

3:親への「許し」と、自分への「許し」

これは最も難しいステップかもしれませんが、許しとは、相手のためではなく、あなた自身をカルマの鎖から解放するために行うものです。「許せない」自分を許すことから始め、いつかは相手の許せないことを許せる日がくるでしょう。

4:新しい人生のビジョンを描く

過去から解放された後、どのような人生を歩みたいかを具体的に想像しましょう。心を常に「積極」の状態に保ち、「世のため、人のためになる生き方」を見出すことで、あなたの人生は本来の輝きを取り戻し始めます。

人生のステージ別・縁との向き合い方

縁との向き合い方は、人生のステージによっても異なります。

  • 若くして縁を切るケース:これは、自己の魂を守るための、最も原始的で力強い「生存本能」の発露です。ユング心理学の言う「個性化のプロセス」の始まりであり、親の影響から脱し、本当の自分を探す旅の第一歩です。
  • 結婚して縁が切れるケース:新しい家庭という「聖域」を守るために、健全な境界線を引く段階です。あなたが築く新しい家族との間に、過去からのカルマの連鎖を持ち込まないための、愛に満ちた決断と言えるでしょう。
    カルマは親や配偶者など、身近な人からも影響を受けます。つまり、結婚のようなライフイベントはこれまでの縁や先々の縁を見直したり選ぶ機会となるので、状況に野間がされるのではなく自発的に行動しましょう。
  • 自然と疎遠になるケース:これは、カルマの解消が穏やかに完了し、お互いが学びを終えた最も理想的な「卒業」の形です。そこには憎しみはなく、静かな感謝だけが残ります。

自分だけで難しい場合、専門家の助けを借りる(カウンセリングと公的機関)

この問題は、決して一人で抱え込む必要はありません。心理カウンセラーなど第三者をたよることで、客観的な視点を与えてくれる場合もあります。また、精神的な苦痛が続く場合は、公的な相談窓口を利用することも、あなた自身を守るための賢明な選択です。

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 親との縁が切れない本質

親と縁を切りたくても切れない、よくある理由は親の側から子供へのあらゆる依存です。親が子を溺愛する場合も、束縛する場合も、毒親となってしまう場合も、それも本質は親から子供への依存なのです。

子供側がそれを認識し、「縁を切りたい」と心から思っていたとしても、最後、それを実行に移せない場合、「子から親への依存」が多くの場合、その原因となっています。
これは経済的、環境的、精神的、あらゆるタイプの依存が該当します。

相互依存となっている場合、それはもはや共生関係です。

親側の課題を改善させることも必要ですが、自分自身の課題見つめ、それを自分で改善させる事が必要になります。

親との絶縁に関するよくある質問(FAQ)

Q: 親と縁を切ったら、悪いカルマが生まれますか?

A: あなたの決断の動機が、憎しみや復讐ではなく、あなた自身の魂を守り、成長させるための「愛」に基づいているのであれば、新たな悪いカルマが生まれることはありません。ただし、カルマが保留されることはあるかもしれませんし、既存のカルマを解消するための、一歩となる場合もあります。

Q: 親を許すべきでしょうか?

A: 「許さなければならない」という義務感は、さらなる苦しみを生みます。許しは、あなた自身の心の準備ができた時に、自然と訪れるものです。まずは「許せない自分」を許すことから始めてください。それが、本当の許しへの第一歩です。
いずれは相手を許すことが、自分自身の解放に繋がります。

Q: 縁を切った後、寂しさや後悔に襲われたらどうすればいいですか?

A: それはごく自然な感情です。長年続いた繋がりですから、喪失感を感じるのは当然のこと。親子関係にかぎらず、縁を絶ちきると「エーテルコート」が断ち切られ、心の痛みを伴うことがありますが、それは避けられない痛みと言えます。その感情を否定せず、十分に感じ切ってあげてください。必要であれば、信頼できる友人やカウンセラーに気持ちを話すことも、大きな助けとなります。


まとめ:選べない、迷った時に選ぶ本質

親と縁を切るという決断は、あなたの人生で最も困難な選択の一つかもしれません。しかし、その苦しみの奥にあるのいは「もう自由になって良いんだよ」「あなた自身の人生を生きて良いんだよ」というメッセージかもしれません。

先述のとおり、親とこのカルマはケースバイケースです。
縁を切るか切らないかというのは、言うならば、「右に進むか」「左に進むか」といった話しでしかありません。どちらが正解か?どちらが最良か?進んでみなければわからないこともあるでしょう。

ですが、魂の視点から見た場合はすこし異なります。右に進もうとも、左に進もうとも、「愛」があれば成功で、「愛」がなければ失敗なのです。
親子関係に悩んでいるかたがた、なかなか答えが出せないでいる方々、ぜひ一度、「愛」という視点で考えてみてください。

 

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天空の庭先 管理人の☆ウリエル☆です♪瞑想歴30年、オーラ見える歴28年、ヒーリング歴29年、浄霊歴26年、オーラ視、浄霊、ヒーリング、などなど、いわゆる霊能力と呼ばれる力を持っていて、占星術など占いの分野やオカルトなど、スピリチュアルな分野に精通しています。 これまでの人生でのスピリチュアル体験から得たことを記事にしています♪ 関わる人全てに豊かになって欲しい。それが私の願いです。<strong>霊能力が身についたキッカケ</strong> 霊能力と呼ばれる力を手に入れるキッカケは、21歳の時に霊的な師と出会い、ヒーリングを受けた事でした。 私をヒーリングしてくれたその方は、世界を旅しながら無料で奉仕やヒーリングをして生きている方で、日々何十人、何百人と癒していました。その方との出会いをキッカケに、私自身にもヒーリング能力が身についたり、オーラが見えはじめたり、体外離脱を体験したり、成仏出来ない霊を救う能力が発現したり、様々な霊的な体験をしました。それら体験は、この天空の庭先にまとめられています。 <a href="https://arcangel.jp/experience/">体験談</a><strong>天空の庭先オープン</strong> 2004年に楽天ブログで天空の庭先がスタートしました。 本業はデザイナーで、ふつうに社会で働きながら、平日の夜や週末の休みを利用して、霊的な疑問や相談にお答えする活動をしてきました。 今日までの天空の庭先の歩みはアーカイブのページにまとめられています。 <a href="https://arcangel.jp/archive/">ブログアーカイブ</a>「☆ウリエル☆」というハンドルネームは、宇宙の運行や浄化を司る天使の名前を借りました。横の2つの☆は当時の楽天ブログでウリエルというハンドルネームがすでに取得されていたために、仕方なく横にくっつけたのですが、この☆のおかげで姓名判断や数秘術でとてもよいハンドルネームになりました♪「天空の庭さき」というブログとサイトのタイトルは、天の国のかたすみ、みたいなニュアンスで命名されました。 私は本当の「天国」や「楽園」は、それを求める人の心の中にあるものだと思います。ここを訪れる人たちが豊かで美しい人生を歩むヒントをみつけてくれたらそれは私にとって幸いです。

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