友達と合わなくなった… スピリチュアルな理由は？互いの変化のサイン
昔はあんなに話が弾んで、一緒にいるだけで楽しかったのに、最近はなぜか会話が噛み合わない…。一緒にいても、どこか疲れてしまう…。そんなふうに、大切なご友人との間に少しずつ距離を感じ、寂しさや戸惑いを覚えていらっしゃるのかもしれませんね。その変化は、あなたが冷たい人間になったからでも、相手が変わってしまったからでもありません。もしかすると、あなたの魂が、そして相手の魂が、それぞれに成長し、次のステージへと歩みを進めているのかもしれません。
【目次】
友達と合わなくなったと感じる…それは霊的な成長のサイン？
友達と合わない違和感や寂しさ、決してあなた一人のものではありません。その変化には、きっと深い意味が隠されています。
人生は魂の学びの場であり、変化はつきものです
まず、スピリチュアル的に大きな前提として、私たちの人生は「魂を成長させるための学びの場」です。私たちはこの地上に、様々な経験を通じて魂を磨き、より大きな愛を学ぶために生まれてきています。
人生が学びの場であるということは、同じ場所にずっと留まり続けるわけではない、ということです。小学校を卒業すれば中学校に進むように、私たちの魂も、一つの学びを終えれば、自然と次の学びのステージへと移行していきます。
人間関係の変化、特に親しい友人との関係性の変化は、この「学びのステージの移行期」に最も顕著に現れる変化と言えるでしょう。
大切なのは「魂の対等性」どちらが上で下という話ではありません
友達と合わなくなったからといって、どちらかの魂が「上で」、どちらかが「下」ということは決してありません。
スピリチュアル的に言えば、人間の魂はこの地上に生まれ変わって来るときに自ら｢人生のプラン｣を決めて生まれてきます。それはあなたも、友人も同じです。
関係性が変わるのは、それぞれの魂が、それぞれの「人生のプラン」に沿って、次なる学びに最適な環境へと歩みを進めているからなのです 。ですから、相手を「置いてきてしまった」と感じたり、逆に「置いていかれた」と感じて劣等感を抱いたりする必要はまったくないのです。
互いの魂の成長を、心の中でそっと尊重し、祝福してあげるような気持ちでいることが、とても大切です。
友達と合わなくなるスピリチュアルな7つの理由
それでは、具体的になぜ友達と合わなくなるという現象が起きるのか、スピリチュアルな理由を7つの側面から見ていきましょう。
1. 魂のステージ（学びの段階）が変わったから
最も大きな理由が魂の学びのステージが変わったことです 。以前は同じテーマ、例えば「社会で楽しく過ごす方法」を一緒に学んでいたかもしれません。しかし、あなたの学びのテーマが「自分自身の内面と向き合う」ことにシフトした場合、興味関心の対象が変わり、以前のような会話が楽しめなくなるのは自然なことなのです。また、新しい人間関係から何かを学ぶために、古い人間関係から離れていくこともあります。
これは心の成長の証であり、次のクラスに進級するようなものだと考えてみてください。
2. 波動（エネルギーの質）が自然と変化したから
あなたの内面が成長し、心のあり方が変わると、あなた自身が放つエネルギー、いわゆる「波動」の質も変化します。
例えば、以前は他人の評価を気にしていたけれど、今は自分軸で生きることを大切にするようになった、という変化があったとします。すると、あなたの波動はより穏やかで、芯の通ったものになります。その結果、常に外部からの刺激や他人の動向に意識が向いている人とは、エネルギー的に少し居心地の悪さを感じてしまうことがあるのです。これは、ラジオの周波数が合わなくなるのと似ていますね。
｢類は友を呼ぶ｣なんて言葉がありますが、波動(エネルギー)が変化し、類でも友でもなくなってく、みたいなことです。
3. 人生における使命や目的が変化したから
私たちは皆、生まれる前に大まかな人生の計画書、「人生のプラン」を立ててきますが、そのプランの中には、人生のある時期に特定の使命や目的に目覚める、という計画が含まれていることがあります。
その使命に気づき始めると、あなたの意識はそこに向かって集中し始めます。すると、その使命とは直接関係のない集まりや付き合いに対して、自然と興味が薄れていくことがあるのです。
4. その人との間で学ぶべきカルマ的な課題が終わったから
私たちは、過去世から持ち越した「カルマ」と呼ばれる課題を解消するために、特定の人と出会うことがあります。例えば、過去世で誰かを傷つけてしまった場合、今世ではその相手から同じような経験をされることで、その痛みを学び、カルマを解消する、といった具合です 。
その友人との間で学ぶべき魂の課題や、解消すべきカルマがすべて終わった時、まるで役目を終えたかのように、縁が自然とほどけていくことがあります 。これは、お互いが一つの学びを完了した「卒業」のようなものなのです。
5. 依存や執着を手放す学びのタイミングだから
誰かに依存したり、特定の関係に執着してしまったりするのは、多くの場合、心の中に「愛の不足感」があるからです 。その不足感を埋めるために、私たちは友人関係や恋愛に心の拠り所を求めてしまうことがあります。
もし、あなたが今、友人との別れを経験しているのだとしたら、あなたがわに未練や寂しさがあるのだとしたら、依存や執着を手放すこと、そういった課題が有るのかもしれません。それは霊的な成長の大きな一歩となるでしょう。
6. 新しい出会いのために、心のスペースを創るため
私たちの時間やエネルギーは有限です。古いもので心が満たされていると、新しいものが入ってくるスペースがありません。
友人関係の変化は、あなたが「これから出会うべき新しい縁」のために、変化を受け入れる準備していのが理由かも知れません。古いアルバムを大切にしまい、新しいアルバムのページを開くようなイメージですね。新しいアルバムにはまた新しい写真を加えていくことが出来ます。
手放すことで初めて、新しい素晴らしいものを受け取ることができるのです。
7. あなた自身の内面が静かに、そして確かに成長したから
人生の変化は心と霊性の変化や成長に基づきます 。それと同じように、私たちの価値観や心のあり方も、日々少しずつ変化し、成長しています。特に、内省を深めたり、様々な経験を通じて学びを得たりすると、その成長は加速します。
あなたがスピリチュアルな探求を深め、「心を清めて愛を持って生きる」ことを意識し始めたなら、あなたの内面は確実に変化しています。その結果、以前は共感できたゴシップや不平不満の多い会話に、違和感を覚えるようになるのは、むしろ当然のことと言えるでしょう。
人間関係の変化は、｢人生のプラン｣｢カルマ的要因｣そして｢あなた自身の成長｣によって常に変化していきます。
人間関係の変化
少し、私の個人的な体験をお話しさせてくださいね。
私自身も、これまでの人生で大きな転機を迎える前には、決まって人間関係の大きな変化がありました。
例えば、私が現在の自分となる大きなきっかけを与えてくださった霊的な心の師と出合った後、物質的な人生から、霊的な人生へと変化し、私は人生のどん底とも言えるような、大きな苦難を多数経験していました 。その過程で、それまで親しくしていた人たちの多くとも自然と疎遠になっていきました。
それは私が今の私になる過程において、物質的な繋がりであった人たちと離れていったという私側の変化が大きかったと思います。
また、大阪でデザイナーとして自立し、人生に苦しんでいた2年間も、多くの出会いと別れを経験しました。しかし、その苦しい時期があったからこそ、社会人としての自分の基板が作られ、その後に妻となる運命の人と出会うことができたのです。
みなさんにも振り返ってみて欲しいです。きっと同じような経験をしていますよ♪
苦難のあと、転換期のあと、自分の価値観の変化や成長、身の周りの人達の変化や成長、さまざまな要素が複合的に絡み合いながら、人と人は寄り添ったり離れたりを繰り返しながら学び、前に進んでいます。
時には辛いと感じるかもしれませんが、後から振り返ってみると、すべての別れは、新しいステージに進むために必要な準備期間だったのだと、今なら心から理解できます。
あなたの今の経験も、きっと未来の素晴らしい出会いに繋がっているはずです。
友達と合わなくなり寂しい…と感じた時の、スピリチュアルな心の持ち方
理由が分かっても、やはり寂しいものは寂しいですよね。ここでは、スピリチュアルな視点からの心の持ち方をいくつかご紹介します。
まずは自分の感情をありのままに受け入れましょう。
「寂しい」「悲しい」と感じるご自身の気持ちを、決して否定しないでください。「成長の証なんだから、喜ばなきゃ」と無理に思い込む必要はありません。まずは、「そっか、私は今、寂しいんだな」と、ご自身の感情をありのままに認めてください。感情を認めることは、自分の心や変化を受け入れる第一歩です 。
相手を許し、そして何より自分自身を許してあげましょう。
よくあるのが、どちらかが、あるいは互いに変化をして関係が離れていくさいに関係がこじれてしまうようなケースです。
相手への不満や、「もっとこうすれば良かった」という自分への後悔が生まれるかもしれません。しかし、スピリチュアルな観点から見れば、その出来事もカルマを解消するための学びの一つです。相手の言動を「あの人も、そういう学びの段階なのだ」と受け入れ、そして、完璧ではなかった自分自身のことも「私も、一生懸命だった」と、受け入れ認めましょう。許しは、あなたを過去のしがらみから解放すし解き放ってくれます。
これまでの素晴らしい繋がりに、心から感謝の気持ちを向ける。
たとえ縁が離れてしまったとしても、その友人と過ごした楽しい時間や、分かち合った思い出が消えるわけではありません。これまでの素晴らしい時間に、「たくさんの楽しい思い出をありがとう」と心から感謝の気持ちを向けてみましょう。感謝のエネルギーはとても波動が高く、相手の未来によい影響を与えるだけでなく、あなた自身の心も満たし、前に進む活力を、より良い未来を与えてくれます。
一人の時間を大切にし、ご自身の内なる声に耳を澄ませる。
人間関係が変化する時期は、強制的に一人の時間が増えることがあります。これは、魂が「外側ではなく、自分の内側に意識を向けなさい」と促しているサインでもあります。静かな時間を持ち、瞑想をしたり、日記をつけたりして、ご自身の本当の気持ちと向き合ってみましょう 。そうすることで、自分が本当に望んでいることや、次なる人生のステージのテーマが見えてくるかもしれません。
新しい縁が訪れることを信じ、願ってまつ。
あなたの魂の成長にふさわしい、新しい友人、新しい仲間との出会いが、すぐそこまで来ているのかもしれません。とくに進級、進学、就職、転職など、大きな変化の際には出会いと別れはつきものです。
「人間関係リセット症候群」？スピリチュアルな「手放す」との大切な違い
最近、「人間関係リセット症候群」という言葉を耳にすることがあります 。これは、予告なく人間関係を断ち切ってしまう衝動的な行動を指す言葉ですが、スピリチュアルな「手放す」とは本質が異なります。ご自身の状況を深く見つめるために、その違いを知っておきましょう。
魂の成長に基づく「愛ある手放し」とは
スピリチュアルな意味での「手放し」は、魂の成長に伴う自然なプロセスです。そこには、これまでのご縁への感謝と、相手の魂の道への尊重があります。学びを終えたことを静かに受け入れ、お互いの未来のために、愛をもってそっと手を離すようなイメージです。これは、未来に向けたポジティブで建設的な選択と言えるでしょう。
恐れや回避からくる「衝動的なリセット」とは
一方、「リセット」は、多くの場合、向き合うべき課題や対立から逃れたいという恐れや回避の気持ちが原動力になっています。相手や自分自身と向き合う痛みを避けるために、衝動的に関係を断ち切ってしまうのです。ここには感謝や尊重よりも、問題から目をそむけたいというネガティブなエネルギーが働いています。もし、ご自身の行動に心当たりがある場合は、なぜそうしたくなるのか、ご自身の心の奥にある恐れと向き合ってみる必要があるかもしれません。
私の経験からですが、例えば転職、ネガティブな理由で転職を決断した場合は、転職の成功率は下がります。逆にポジティブな理由での転職は成功しやすいです。なぜかと言われれば、｢思考｣や｢想念｣の影響が大きいと思います。
怒りや憎しみで自分を満たして変化を迎えるのか？感謝、願い、希望に自分を満たして変化を迎えるのか？
自分を感謝や愛で満たしていた方が良いに決まってますね♪
まとめ 大切なのは自分の心
友達と合わなくなったという経験は、寂しく、時には辛いものかもしれません。しかし、それは決してあなたが孤立するためのものではなく、あなたの魂がより豊かに、より輝くために必要な大切なプロセスの一部なのです。
一つ一つの出会いと別れを通じて、私たちは愛を学び、許しを学び、そして何よりも自分自身を深く知っていきます。
変化を恐れないでください。ご自身の内なる声に耳を澄ませ、心を清めて愛を持って毎日を過ごすことで、あなたの魂の成長にふさわしい、素晴らしい縁が必ず引き寄せられてきます。
大切なのは、自分と友人の合う合わない、ではなく、どのような心持ちで別れ、出合うのかです。
あなたのこれからの人間関係、出会い、人生が、愛と喜びに彩られることを、心からお祈りしています。
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