瞑想の簡単なコツと仕方
瞑想ができない、うまく続かないという話はよくあります。
瞑想にはとても簡単なコツや仕方があります。
ただし、いかに簡単なコツや仕方であったとしても、瞑想が上手く進められない理由とマッチしていなければ効果は出ないでしょう。
瞑想がうまくできないという人が抱えている問題の性質は主に2つあって、日々の瞑想の中であらわれる上手くいかないという課題と、瞑想をこの先何年も続けるという視野で見た場合の課題です。いずれにしても瞑想が上手く進められるように、ちょっとしたコツや仕方をお話したいと思います。
【目次】
瞑想は難しいけど簡単
少しだけ前回の「瞑想ができない」という課題ついてのおさらいですが、瞑想ができない、瞑想がうまく続けられないという人が持つ課題は、「まだ瞑想をする段階ではない」「心の準備が不十分」「身体の準備が不十分」などがあります。それ以外にも「瞑想で怖い体験をした」など、心霊体験や瞑想体験によってうけた恐怖や抵抗がブロックになっているケースもあります。
いずれにしても、乗り越えるべき「壁」や解決すべき「課題」が残されているという事が言えます。
ただ、これらの課題に取り組みながら瞑想を進めることもできます。
つまり、瞑想をしながら、心の準備や身体の準備をすすめていったり、瞑想をしながら霊的事象や瞑想体験への恐怖心を克服していくようなやりかたです。
瞑想の難しいところは、それが神に至るという目的や魂の完成に至るための大きな要素であり、さまざまな危険性が伴うという側面がありながら、囚われごとを手放したり、自分を浄化し、解放していくという側面を持っているところだと思います。
つまり、瞑想自体にも囚われすぎてはダメなのです。
なんか禅問答みたいになってきてきましたね(笑)
まあ解りやすく言えば、瞑想は簡単に考えすぎても上手くいかないし、難しく考えすぎても上手くいかないという事です。
瞑想を行うためには、その危険性も理解した上で先に進む決意が必要ですが、もしその決意ができたのであれば、今度は逆に気持ちを少し楽にするぐらいが丁度良いかもしれません。
瞑想を楽しむ
私は瞑想時に「内省」をする事をオススメしています。瞑想状態にうまく入っていけない人には「内省」は特にオススメです。
自分の行為を顧みたり、自分をみつめるという作業はあるいみ集中力を要しますし、やりかたによっては自分を消耗させてしまう事にもなります。
なによりもそれが「楽しくない」ことになってしまったり、「作業」となってしまっては、瞑想によくない影響ができるかもしれませんし、長続きできないかもしれません。
そこで、瞑想になれるまでの最初のうちは瞑想を日常の行動や習慣に加えたり、自分が好きな要素、あるいは何かしらのリラクゼーションと組み合わせると長続きしやすいです。
瞑想に集中できない… 瞑想がつまらない…
これもよく聞く瞑想の悩みの一つですが、人によっては瞑想ってひどく退屈なものらしいですね。
瞑想の初心者にとっての瞑想の初歩段階って、たしかに変化にも乏しいですし、大抵は頭をからっぽにしろとか、雑念を払えとか難しい事を簡単に要求されるので、上手くできてる実感もなかったら、なかなかにしんどいと思います。
瞑想の効果を高めながら、瞑想を楽しくする要素として私が瞑想初心者にお勧めするのは、「音楽」と「アロマ」と「瞑想浴」です。
瞑想と音楽
音楽の種類にももちろんよりますが、瞑想の導入として音楽のメリットはかなり沢山有ります。
ですが、逆に瞑想の中級者ぐらいになってくると音楽というか「音」は意識にノイズを運ぶものになります。
瞑想上級者までいってしまえば、多少のことでは動じなくなりますが、いずれにしても深い集中の為には「静寂」を好むようになるため、音楽からは離れていきます。
瞑想初心者や、瞑想の導入の為の音楽の活用法については瞑想と音楽 正しい活用法とは こちらの記事が参考になります。
瞑想とアロマ
常連さんはわりとご存じなのですが、実は私は以前、アロマのメーカーに勤務していました。
在職中はアロマの資格も持っていて、いまでもアロマに関しては結構詳しいです。
だからという訳ではないのですが、瞑想にアロマやハーブ、お香のたぐいのは物にもよりますがオススメです。
物にもよるというのは、アロマと言っても、天然香料を使ったものから、天然由来の人工香料を使った物、粗悪な人工香料のものなどさまざまにあります。
アロマオイルを選ぶ際には、ちょっとお高いですが精油とかエッセンシャルオイルと呼ばれる天然の香料100%のものをオススメします。
香りは古くから寺院などでも炊かれたり、瞑想状態へ意識を誘引するものとして利用されてきました。
香りの粒子は鼻の粘膜から吸収され、人間の神経や脳にさまざまな影響を及ぼします。
好きな香りに包まれながらリラックスして瞑想に取り組めば、不慣れな瞑想をただじっと座って過ごすより楽しい時間にする事ができるでしょう。
オススメは、ラベンダー、サイプレス、シダーウッド、ヒバ、檜などです。
ウッド系のエッセンシャルオイルは、人間の心を落ち着かせ、脳をアルファー波へと導く事が研究でも知られています。
アロマの記事は、またいずれ詳しく書きたいと思います。
瞑想浴
瞑想浴っておそらくは聞き慣れない言葉かと思いますが、読んで字のごとく、瞑想 + 入浴です♪
瞑想浴 – 浄化 第17話 浄化のシリーズに詳しい記事を書きました。
瞑想浴の素晴らしいところは、入浴という普段の生活習慣に組み込める所と、アロマの香りの効果も取り入れられることですね♪
これで音楽も聞けたら最高かもですね(笑)
いずれも、神に至るという瞑想の本質からは少しそれますが、瞑想になれるまでの間は逆にオススメします。
瞑想が続かない、とか瞑想は退屈だからやりたくないみたいな事の方が問題ですし、勿体ないとおもうので。
瞑想に没頭する
ここからは瞑想中級者向けのお話になります。
つまり、瞑想は続けているけどいまいち効果が解らないとか、いまいち瞑想が深くならないという人達へ、ちょっとしたコツのお話です。
瞑想の時に主に頭によぎるできごとはこんなことじゃないですかね? 「過去の自分に起きた嫌な事」とか「明日やらなければならない事」とか。
つまり、「過去のできごと」「未来のできごと」などですね。
人間は、今目の前にある事に集中するのが苦手な生き物なのかも知れません。スポーツなら目の前の事に集中できなければミスが起きるかもしれませんし、車の運転でも同じですね、事故のもとになるかもしれません。ですから、競技に集中するように、運転に集中するようにと教わります。
今目の前にあるできごと、つまりそれが瞑想中であれば「今=瞑想」に集中するのが難しいという事でもあります。
過去や未来のできごとに心を囚われず、「瞑想の今」に集中するために私がオススメすることは3つあります。
3つありますがその本質は一つであると言えるかも知れません。
瞑想の3つのコツ
身体を追う
身体を追うというのは、身体の変化を追うという事です。
一番簡単でオススメなのは、自分の呼吸のカウントかなと思います。
故に、瞑想と呼吸を組み合わせるのはやっぱり色々な意味で大変有効です。
ヨガでは歩きながら瞑想したり、身体を動かしながら行う瞑想法も存在しますが、今にフォーカスすると言う意味で身体の感覚を追うのはとても有効です。
瞑想を始めると、さまざまなカダラの動きや変化が解る
変化を追う
これはとても簡単で誰にでもお勧めです。
瞑想をしているとまぶたの裏側にもやもや動くエネルギーや小さな光をみる事が増えてきます。
そして目を瞑る薄暗いまぶたの裏に、うっすらと何かがありそうな?
つまり、瞑想時に主に視覚的に起きる微細な変化を追い続けるという事をします。
実は瞑想時に見える些細な物に実はその先の何かや、思いも寄らなかった意味が隠されている事があります。
とても簡単な例を一つだけお話しすると、瞑想時に見える光に意識を集中し続けたら、その光の正体が分かる等です。
意識を追う
これはある意味難しくもありますが、ひとたびコツを掴むと瞑想を深める速度が格段に速まります。
具体的に何をするかというと、「過去や未来の事を考える自分」を内観しつづけることです。
驚くかも知れませんが、これができるようになると、まるで夢の中のように、考えごとをする自分自身を見るという体験をすっるようになります。
その体験が現れる事には、すっかり瞑想状態と言えます。
もし祈り続ける事と、祈る自分を観察し続ける事ができたら、きっと大きな大きな光を見る時があるでしょう。
瞑想時の些細な変化に、実は色々と意味が隠されているというのは、瞑想を進めていく上でささやかな楽しみの一つでもあります。
瞑想を継続させるコツ
瞑想を継続させるコツが一つあります。
それは、一日24時間あるなかで、細切れに行うという事です。
例えば私は、朝自宅で出社の支度ができた後に家を出るまでの時間、5分程度瞑想をする事があります。
あと、家事が終わってリビングのソファーに座るとき、トイレに座るとき、入浴中。
家族と公園に出かけて、ベンチに一人取り残されたときも3分程度瞑想したりとか。
これまで天空の庭先で瞑想について説明してきた事ではありますが、瞑想をした時間がまるで小さな富のように蓄積していきます。
一日の瞑想効果で言えば、例えば瞑想状態になるのに普段夜の瞑想で20分かかる人が、朝5分瞑想すると、何故か夜の瞑想の時に15分で瞑想状態になれるみたいな事が起きます。
瞑想状態とは私たち人間の視野から解ること以上に不思議で複雑なもので、細切れでもやってると加算され、そして継続され、何故か底上げされたりします。
暫く怠けると瞑想の導入は最初からになりますが。
私の師のような人はおそらく一日24時間、ほぼ絶えることなく瞑想に近い状態や効果を維持していたのだと思います。
そしてかつての聖人聖者達も。
そこまでするのは勿論大変だろうと思いますが、ここで私がお伝えしたいことはちょっとの時間でも瞑想に使えますし、それは積み重なるという事です。
そして瞑想を継続させる一番のコツは、自分で変化を実感し、瞑想を続けたい、少しでも先に進みたいと思うことです。
ですから、瞑想を成功させる一番の鍵は「継続」することなのです。
ウリエルさん、年末も近くお忙しい時期に、興味深い記事の更新、
そして、コメントへの丁寧なお返事、いつもどうもありがとうございます。
まさかの瞑想イコール入浴イコールアロマ!!最近やってます。リラックスできて、頭が
スッキリして、よく眠れて本当に良いことづくめです。
毎日、その時間が楽しみでしょうがないです。
何もない状態で、座って瞑想、、まだまだハードル高いです。笑。お風呂でアロマやりながら
ウリエルさんのおっしゃるように心と体の準備ができるまで、これで頑張っていきます!
匂いに敏感で、(以前、どこかで、お話されてたかと思いますが。。臭いで、子どもや主人が体調のすぐれないときに察知できるほど、鼻がいいですよ。犬並みです。
かつアロマフェチなので、アロマの記事がとても楽しみです。
寒くてお忙しい時期ですので、ウリエルさんも、ご家族の皆さまも、無理せず健康に楽しく年越しを迎えられるようお祈りしております。
私は9月頃から始めて瞑想歴3ヶ月程ですがぼちぼち継続出来ているのは「変化を追う」に当てはまる事があったお陰です。寝ながら瞑想している時に何か瞼の裏に見えないかなぁ〜と考えているとセピア色のスクリーンが現れ人物が動いているのが見えました。まるで映画館で見ている様な感じですがボヤけてしまって内容はさっぱり不明です。時間も10秒あったかどうか。もう一つは、瞑想は斜め上を見た方が良いとYouTubeで見て実践してた時です。瞼の裏で斜め上を見るのは難しいなぁとコツを掴めずに瞑想終了かなと思っていると、その斜め上に白く輝く星が見えました。急な事でかなり動揺したせいか2〜3秒程で消えてしまいました。白色なんで良い物だと思ってますが…また見れるかな?と言う想いがモチベですね。
瞑想は細切れ時間でもやれば蓄積されるとは良い事を聞きました。子供や家の事優先なのでその制度は助かります笑