神と創造
神は「世界を創造した第一原因」です。原初にただひとつ存在したこの世界のあらゆるものの根源であり創造主です。
神は創造そのものであり、神はこの世界を創造しました。
この世界を創造した創造主である神は、はじめから在ったとされています。
つまり創造主は何者かに創造されたのではたく、はじめから在りしものでした。
【目次】
神と創造
神は「世界を創造した第一原因」で、この地球や宇宙にとどまらず、幽界、霊界、神界(天界)といった高次世界を含めたすべての創造主です。
あらゆるものは神を素材として創造されました。それが故に万物には神が宿るのです。
神ははじめに在りし、ただ一つにして調和された完全なる存在でした。
神はさらなる完全性を求め、自らがなんたるであるかを知るべく己を2つに砕きます。
これが第一原因です。
神と神 その時、大きな創造の意志をもつ2つの輝きが在り、二者を分かつ間にもまた、果てまで満ち渡る光がありました。
神は私たちがこの3次元世界で光として認識しているものに等しく、ある意味では素粒子のようなものでもあります。
そしてその一つ一つがこの世界を構築する素材であり、完全なる知性として存在します。
そして神が自らを砕き生み出してつくりだした第二の神は、第一の神がそうしたように、自らを砕きます。
これが第二原因です。最初に4つの大きな光が在り、それは4つの方位、四つの元素、四つの原理、四つの世界を司るものとなりました。
そして第二の神は数多の光を生み出し、その光もまた数多の光を生み出した。
第一原因による創造の瞬間からからここまで、時間と空間という概念を持たなかった原初の世界では、私たち人間の感覚で言えば「一瞬」でそれは起こりました。
このお話は、魔術の概念で語られる「創造の瞬間」です。
神という光が、自らを砕き数多の光が創り出されていくこの瞬間は、聖人聖者や過去の霊視者によって見知られました。
かつてそれは「はじまりのビジョン」と呼ばれていました。
ここまでの話を簡単に整理すると…
唯一絶対なる神が存在した
唯一絶対なる神が自分の分身を創造すべく2つに別れた。(これが第一原因)
2つに分かつ事により2者の間には隔たりが在り、そこにも満ち足りた光があった
(三位一体の概念のはじまりです)
第二の神が自らを素材にしてさらに4つの光を作りだした
第二の神が、たくさんの人間の魂を創造し、それらはさらに細かく別れ系譜を成しました。
このはじまりのビジョンは、世界各地の神話や、創世にさまざまな象徴として現れています。
神と天使と神話
神によるこの世界の創造…
まだ時間と空間という概念すらなかった原始の世界での出来事です。
第一原因が第二原因を創造し、あまたの光の兄弟が創造された「はじまりのビジョン」は世界中の神話や伝承に隠れています。
キリスト教では、神は言葉(ロゴス)によって万物を創造したと言われています。
魔術の概念では、神は「光と音と幾何学」によってすべてを創造したと伝えられています。
いずれにしてもこの世界の全ては唯一、絶対的な神によって創造されました。
唯一絶対なる神が最初に創造したのは、自らの分身とも言えるもうひとつの神です。
その理由は冒頭でお話した通り、「神はさらなる完全性を求め、自らがなんたるであるかを知るべく」自らを二つに分かつのです。
世界の創造の光の渦は、世界各国の神話において、混沌、原始の海とか、霊的なエネルギーを象徴する水として神話の中に象徴化され伝えられています。
シュメール神話やエジプト神話の「原始の海」や、中国神話の「天地開闢の混沌」、ギリシャ神話の「天地の前の混沌」、日本神話ではイザナミとイザナギが混沌をかきまぜて島を作りました。
そして、多くの神話に、この世界の素材となった主神と、その後に神々を生み出し、統治者となった副神がいるのも第一原因と第二原因の関係性を暗示しています。
それは
一者なる神と二者なる神とそれを隔てるもので三位一体をなします。
世界中の神話の多くに、主神と対を成す神の存在や、三位一体があります。
天使
第一原因である神から、第二原因である神が創造され、二者を隔てるものが三者として存在し、その次に創造されたのはこの世界の基礎となる4つの光です。
それは四大天使や、四神、四方位の神など、さまざまな神話や伝承で言い伝えられている存在です。
魔術の概念では4つの光である四大天使は、それぞれが異なる性質を持つ、音、光、幾何学でした。
四つの原理、四大元素、四つの世界、四つの方位を司り、その配下に数多の天使が創造され、天使たちの力が折り重なりこの世界のあらゆる法則は運営され支えられています。
神によっって創造されたという意味では、天使も人間の魂も兄弟に等しいですが、その性質は大きく異なります。
人間に羽が生えた姿として伝えられる天使の姿は象徴化されたモノであり、真実ではありません。
私たちは天使という存在を翼の生えた人間のような姿で伝え聞いていますが、天使は属性と法則に宿る神の知性であり運営者にして執行者です。
話が少しそれますが、よくスピリチュアルな界隈で「あなたの後ろに輝く美しい天使が守護している」みたいな耳障りのよい言葉で占いやリーディングを行う人が居ますが、本来天使とはそういったものではありませんのでまずは真に受けないのが良いでしょう。
天空の庭先では、天使の秘密についても少しずつ明らかにしてゆきたいと思ってます。
創造の力
神はこの世界を光と音と幾何学によって創造しました。
この3つの要素はどれもとても重要ですが、特に神の光と、音(言葉)は神の意志の表れ、創造の力として伝えられています。そして幾何学は神の意志が注がれる器であったといえるかもしれません。
私たちの魂は神によって創造されたものです。
神は自分に似せて人間を作ったという言葉は、それぞれ天上の神話と地上の神話に象徴されます。
神に似せられて創造された私たちの魂の力とは、神に与えられた神と同質の力、「創造の力」と「自由意志」です。
私たちはこの力を悪魔に売り渡すこともできますし、天使と共に世界と光を創造することにも使うことができます。
いつでも良い意志と希望を持って生きれば私たちは良い未来を創造する事ができます。
第一原因である神から全てが創造され、この世界を構成している根本的な素材がそもそも神です。
それに真に気づく事が出来たなら、私たちは「創造」することはあたりまえですし、「自由意志」をもつこともあたりまえ。
想いが実現するのは人間が呼吸するぐらいにあたりまえのことであると気づきます。
ですが、私たち人間は剥き出しの魂では無く、人間の肉体に宿る存在で、この物質界の法則と肉体的な制限の中に自らの存在を置いています。
ですから、この世界の中では呼吸するように創造することは出来ないでしょうが、私たちの内に宿る魂は永遠不滅にして無限の力をもつ存在で、私たちは意志や言葉によってこの聖なる力をこの世界に実現することは出来るのです。
それはかつての聖人聖者が身をもって教えてくれたことでもあります。
ウリエルさん いつもありがとうございます
このブログのトップ画? 天空にいるような絵か、すごく好きで、見てるととてもき気持ちがよくて清々しい気分になります。 目を閉じて あの画像を思い浮かべると、その世界が広がっていきます。
本当にすごく気持ちが良いので 毎日見たくて 保存して携帯の待ち受けにさせてもらいました。[勝手にすみません]
ブログの中に 好きな画像は他にもありますが やはり一番あのトップの画像が素敵です!
ウリエルさん、皆さんこんばんは。
こういうお話大好きなので、とても興味深く拝見しました!
神による宇宙創造の話は、神聖幾何学のSeed of lifeや、生物の細胞分裂を連想させます。
私が神の存在を信じる(宗教的なものではないですが)理由は様々ですが、大きな理由の一つが
宇宙の持つ美しい規則性です。宇宙が偶然、カオスの中から生まれた存在であるのなら、
宇宙というものが偶然とカオスのみで構成されていなければならないと思うからです。
アインシュタインは、ミクロの世界からマクロの世界まで、宇宙の全てを一つの数式で表わせる統一理論の確立に尽力し、志半ばで、この世を去ったと聴きます。それは、アインシュタインが神の存在を感じ、信じていたからでしょう。もしかしたら、いつか他の人の手によって統一理論が確立されるかもしれないと私は、信じています。
この宇宙に存在する、ありとあらゆる法則。。惑星運動から、物理法則まで。。人間は、それらを発見し、利用してますが、なぜそうなっているのか、、ということは、実は誰も知らないんです。
私は、そこに私達の存在を超えた、偉大な意識の働きを感じます。
天使のお話も、楽しみにしております。長文失礼いたしました。いつもありがとうございます。
✰ウリエルさま✰
いつも素敵な画像と文章ありがとうございます。♡
『神に似せられて創造された私たちの魂の力とは、神に与えられた神と同質の力、「創造の力」と「自由意志」です。
私たちはこの力を悪魔に売り渡すこともできますし、天使と共に世界と光を創造することにも使うことができます』
私は天使と共に世界と光を創造することに使いたいと思います。
自分のエネルギーを愛の方向に、統合の方向に、使いたいと思います。
このブログの愛読者の皆さまと光の方向に進んでいければ…と願います。
私も『天使の秘密』知りたいです。楽しみにしております。
おはようございます。
先日料理中に指を包丁でぐっさり切ってしまいまた。
すごく痛くて血がポタポタ、、、
じんじん痛くて泣きそうに。
落ち着いて止血し手当てを終えて、この傷が治っていく過程で起こる体内での細胞の働きを想像してました。
私の意志で動かしているわけではない細胞さん。
こんなちっぽけな怪我でしたけど、人の体の不思議をあらためて思いました。
大いなる存在に動かされている、守られている。また泣きそうになりました。
数年前ですけど、色々家族のことで深く悩んでました。
私はその時、人を周りに寄せ付けないような生き方を選びそうでした。
だけど、子供をよりよく育てたい。その思いだけはありました。
もんもんとした日々でしたけど、そうするためにはたくさんの人のを手を借りて、たくさんの人と関わって生きていく方がいいんだ、と
閃きのように思いました。
その答えを得た時、目の前の景色が一変して天使のような良い存在がそこにいて、それを喜んでくれた、そんな風な不思議な感覚を得たことを覚えてます。
その頃はスピリチュアルなことには関心なかった頃のことでした。
私も天使さんの秘密、たのしみです。
ウリエルさん、みなさん、よい日を♪
初コメント失礼します。
私はスピリチュアルの話が好きなだけの学生です。
常日頃から私には疑問に思うことがあります。この世界が第一原因から創造されたからといって、「結局は何がしたいの?」と言う事です。その結論がこの記事の「神はさらなる完全性を求め、自らがなんたるであるかを知るべく…」であるならば、何とも呆気なくくだらないなと感じます。
スピリチュアルのブログなど見ていると、感謝で涙が止まらないとか言う人がいますが、よく考えれば神(?)がいたというだけで薄弱なストーリーの世界だなと笑えてきます。
人間をつくって苦痛を与え、乗り越えることが魂を磨くために必要だとかいって、何度も転生させ…
正直なところ滑稽でしかありません。自分で作った世界で自分で遊んでいるだけではないですか
この事実を知ってから、生きてる意味が何か考えると、僕の中ではただの人生ゲームだなという結論がでました。
こんな発言をしているからといって、私が現在不幸にみまわれて、人生に嫌気がさしているというわけではありません。ただ単純に誰かにこの考えを共有したいと思ったからです。
P.S.ウリエルさんの記事はよく楽しんで読ませてもらってます