霊力を持つ文章 – スピリチュアル体験 第44話

霊力を持つ文章

文章や文字が持つ霊的な力。それは確かにあると思えました。
「魔境」の頃、僕のささやかな楽しみはパソコンでした。
このフリーでデザインやイラストの仕事をしていた僕は、浄霊に追われ肉体や霊体に受ける霊障のダメージが深刻で、まともには働けないような時もありました。
そんな時たまに、なにかインターネットで調べたり、仲の良い友人のホームページを見てみたりしてました。
その頃はリアルの友人が見に来るような絵の紹介サイトをやってました。
実は僕は字を書くのが下手で文章を書くことが嫌いだったのですが、パソコンだと字が下手というコンプレックスから解放されるため意外にスラスラ文章が書けます。それによって気が付いたのですが、どうやら僕は文章を書くのが好きみたいです。
当時のサイトには毎日馬鹿話も真剣に書くような変な日記をつけてました。
まあ、昔も今も、文章はかなりメチャメチャなのが多いのですが(笑)


 

霊的な文章を書きたくなる衝動

母は当時、僕がネットに個人でホームページを持っていて、そこに知らないお客さんが遊びに来ることを大変不思議に思っていたようです。
そしてホームページというものにとても興味を持っていました。
母は子供の頃から本好きで、おそらく1万冊やそこら本を読んできた本の虫だそうで、活字が大好きな人でした。
ある日母が僕に相談してきます。自分の持つ思想をネットで人に伝えられないだろうか?といったような事です。
これは当時、僕も似たような事を考えたことがありました。
今思えば、この時胸に秘めていた思いこそが天空の庭先の卵のようなものです。

当時は絵のサイトをすでに持っていましたし、そこには毎日沢山人が訪れてくれていたので、僕は霊的な情報サイトをあらたに作る気持ちはありませんでした。
しかし母が興味があるならその最初の準備だけでも僕がしようかと思いフリーのHPスペースを借りてあげて、母にそこに掲載したい文章を書くようにと言いました。


人間が生まれる理由と輪廻を書いた文章

この時母が書いた文章があります。6ページ程の文章でした、内容は精神世界の事や輪廻の事です。
丁度その頃、行方不明だった僕のおじさん、つまり母の兄から母の元に連絡が来ます。
この母の兄というのがまあ… うちのオヤジも凌ぐろくでなしで、祖母の家財道具を全部質屋に売り払ったり、一族の親戚、おもには曾じいちゃんからですが脅して金取ったり、友人を殴って半身不随にしたり?

母自身も何百万ものお金を渡しています「次はちゃんとやり直すから」そんな言葉についつい騙されてました。
年を取ってからは誰にも相手にされなくなり、病院の前で倒れては入退院を繰り返し、最後は人知れず生活保護を受けてどっかの町で暮らしていました。
母はこの兄を哀れに思い食べ物を送ったり要らない家財道具などで使えそうな物を送ってあげたりしてました、とことん人の良い母です。

身体もボロボロになり、杖無しでは歩けないような身体であったようです。
病院の前で倒れているのを発見され、数ヶ月後に退院するタイミングから生活保護を受けるようになったとか…。
ろくでなしなおじさんでしたが、僕はよくお小遣いを貰ったり、遊んで貰ったり、嫌な思いでばかりではなかったのでなんとなく解ります。根はとても優しい人だったと思います。
だからきっと、ひとりぼっちの孤独な生活で、身体がよく動かないようになって、きっと不安や後悔の念を持ったり、自分の行いを省みて辛い思いもしたと思います。

誰にも相手にされない寂しい生活の中で、母の兄にとってはきっと母だけが自分を人として扱ってくれる存在だったに違いなかったです。そんなこんなで母の所には時々母の兄から電話が来ていました。


文章が変えた人の運命

ある日、母の兄は母がネットで書いてる文章に興味を示します。
母はろくでも無い人生を送ってきた自分の兄に「少しは解りなさい」そんな気持ちから自分が書いていた文章を印刷した物を送ります。

その一週間後に母の兄は亡くなります。
僕はこのとき、ぼやっとですが、「ああなるほどなぁ」と思いました。

母葬式は母と祖母と僕と僕の兄の4人だけで寂しく行われました。
母の兄は自然に迎えた死にとても穏やかな死に顔をしてました。
魂の永続性を知って生にしがみつく必要が無くなったのかな?
きっと生まれ変わって新たにやり直すことを選んだんだ、そのように思えました。

それを境に母はインターネット用の文章を書くことをぱたっと辞めてしまいます。

母 「きっとあいつに見せるために必要だったんだね、だからもういいや」
きっとこの世の中にはただ一人の為に存在してるような本もあるのかなと思いました。

文字が持つ力と左右される人の運命|2009年 3月 追記

「きっとこの世の中には、ただ一人の為に存在しているような本もある」

私が天空の庭先をじめてからずっと私が心に持っている思いです。
1000人がなんとなく文章を読んでくれる事より、たった一人でもその人が「気づき」を得てくれるほうが価値があると私には思えるのです。
この思いがある限り、私はできる限り自分の体験や気づきを、この天空の庭先に来てくださる多々と分かち合えるように文章にしていきたいと思っています。

 

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天空の庭先 管理人の☆ウリエル☆です♪瞑想歴30年、オーラ見える歴28年、ヒーリング歴29年、浄霊歴26年、オーラ視、浄霊、ヒーリング、などなど、いわゆる霊能力と呼ばれる力を持っていて、占星術など占いの分野やオカルトなど、スピリチュアルな分野に精通しています。 これまでの人生でのスピリチュアル体験から得たことを記事にしています♪ 関わる人全てに豊かになって欲しい。それが私の願いです。 <strong>霊能力が身についたキッカケ</strong> 霊能力と呼ばれる力を手に入れるキッカケは、21歳の時に霊的な師と出会い、ヒーリングを受けた事でした。 私をヒーリングしてくれたその方は、世界を旅しながら無料で奉仕やヒーリングをして生きている方で、日々何十人、何百人と癒していました。その方との出会いをキッカケに、私自身にもヒーリング能力が身についたり、オーラが見えはじめたり、体外離脱を体験したり、成仏出来ない霊を救う能力が発現したり、様々な霊的な体験をしました。それら体験は、この天空の庭先にまとめられています。 <a href="https://arcangel.jp/experience/">体験談</a> <strong>天空の庭先オープン</strong> 2004年に楽天ブログで天空の庭先がスタートしました。 本業はデザイナーで、ふつうに社会で働きながら、平日の夜や週末の休みを利用して、霊的な疑問や相談にお答えする活動をしてきました。 今日までの天空の庭先の歩みはアーカイブのページにまとめられています。 <a href="https://arcangel.jp/archive/">ブログアーカイブ</a> 「☆ウリエル☆」というハンドルネームは、宇宙の運行や浄化を司る天使の名前を借りました。横の2つの☆は当時の楽天ブログでウリエルというハンドルネームがすでに取得されていたために、仕方なく横にくっつけたのですが、この☆のおかげで姓名判断や数秘術でとてもよいハンドルネームになりました♪ 「天空の庭さき」というブログとサイトのタイトルは、天の国のかたすみ、みたいなニュアンスで命名されました。 私は本当の「天国」や「楽園」は、それを求める人の心の中にあるものだと思います。ここを訪れる人たちが豊かで美しい人生を歩むヒントをみつけてくれたらそれは私にとって幸いです。  

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