命を失って命を得る
こんばんわ。
よくここを訪れてくださる方々にはよくご存じの事と思いますが、自分には体の弱い兄と、癌で入院する祖母が居ました。癌の手術に耐える体力のない祖母は緩和ケアの病院に移り、風邪をこじらせて危篤状態が続き、月曜の夜に息を引き取りました。
虫の知らせ
先週の木曜日、仕事帰りに駅前のスーパーに寄ったとき、祖母のお見舞い用にとゼリー、杏仁豆腐、くずきりなどをカゴにほうり込んでた時のことです。
虫の知らせが来ました。
突然とても悲しい気持ちになったんです。
それとともに祖母の想念を感じました。
その日家に帰ると風邪で熱を出し、祖母が意識不明になったと兄に教えられました。
次の日の夜静岡から母が来ました。
そして土曜日にみんなでお見舞いに行きました。
祖母はもうろうとした意識でかすれた声を一言二言なんとか言うのが精一杯、そんな状態でした。
「兄のことは俺がちゃんと面倒を見るから」
もはや聞くこともままならない祖母に想念によって語りかけました。
日曜を挟んで月曜日の深夜、電話のコールが鳴った時に、ああ、終わったんだな、と思いました。
兄が苦しむ祖母の傍らで主の祈りを3回唱え終わったときに祖母は息を引き取ったそうです。
安らぎに満ちた表情でした。
火曜日は午前中会社に行って、社長に祖母が亡くなった事を伝えて休暇願を出し、自分が居なくなっても憂いが無いようにできる限りの事をして午後に会社から直接祖母の遺体のある教会に行きました。
祖母は50年前に洗礼を受けたカトリック信者なので葬式は教会でするとの事で、その日の夜に仮通夜で神父が祈り、翌日に通夜にミサを行い、その翌日、木曜日に出棺。
祖母が死んだこと、自分にとっては祖母が引っ越しをしたぐらいの気持ちでしかありません。
父の時もそうでした。
ですが献花の時に祖母の遺体の頭をなでてボロボロと大粒の涙を流す兄を見たら胸が締め付けられました。
兄にとっては育ての親であり、いかに苦労をかけられたと言っても計り知れない思いや情が存在するに違いないからです。
死に向き合い心を整理
シスターに聞いた話なのですが、緩和ケア病棟に移った頃から祖母は恨み辛みはもう忘れる、そうしきりに口にしていたそうです。そして兄のことを憂いていたのも弟が来てくれたから安心だと。
死を受け入れて自分の心を整理していたようです。
以前あれほど数多の霊を寄せ集めていた祖母はいつからか悪いものを呼び寄せなくなっていました。
それは兄と祖母の傍らで感じていました。
最愛の孫に看取られて祈りの内に死ねるなど、どれほど幸福な事でしょう。
人は貧しさの内にこそ真の豊かさを手に入れるのだと思いました。
心の貧しい者 つまり心に欲のない者。
命さえも失うその瞬間だからこそ、人は命以上の価値のあるものの存在に気が付くのかもしれません。
命を失って命を得るとはまさにこの事です。
自分がここに来てから半年、長い長い1つのできごとが終わりました。
あとは兄の体を治し、社会復帰への力添えですね。
みなさんにも色々心配して頂いたり暖かいお言葉をたくさん頂きました、ありがとうございます。
おばあさまのご冥福をお祈りいたします
おばあさまの系譜で
ウリエルさんにもキリストの御加護があったのですね。
「恨み辛みはもう忘れる」というのが一番大事なことですね
お兄さんがお祖母さんの頭を撫でてボロボロと大粒の涙を流してたという映像が頭に浮かびました。 私もボロボロ涙が溢れてしまいました。 感謝の涙だったでしょうね。 お祖母さんも長い恨みから、自らの力で解き放たれて、肉体の旅を終えられたんですね。 天国で幸せになって欲しいです。
心からの御冥福をお祈り致します。
ウリエルさん、こんにちは。
お祖母様が最後に死を受け入れて自分の心を整理した…とのことで、安心しました。
恨み辛みを持って生きているのは本当は辛かっただろうと思います。
そして、最愛の人が見守る中、命をひきとられたという事で、
魂の世界に還って行かれたお祖母様は今、とても幸せなのかもしれませんね。
私もこの人生を終わらす時は愛する人がそばにいて欲しい…と思います☆彡
逆に、愛する人の人生の終わりにはそばにいたい…ですね。
ウリエルさん、大変な日々を過ごされていたようで、お疲れ様でした。
これからもウリエルさんに癒しがたくさん降りてきますように…。
今世という一つの旅路を終えられ
ご冥福を申し上げます。
来世の旅路に備え
今はどうかごゆっくりお休み下さい。
ひかりさんこんばんわ。
>おばあさまのご冥福をお祈りいたします
ありがとうございます、祖母もきっとこの
書き込みを見ている事と思います。
大輪明王さんこんばんわ。
我が家は祖母がカトリックで、祖母が病のせいで
母は孤児院に預けられ、やはりカトリックです。
ウリエルの思想の根底にキリストがあるのは
やはり親の影響が大きいのかも知れません。
>「恨み辛みはもう忘れる」というのが一番大事なことですね
本当にそう思います、マザーテレサの死を待つ人の
家もですが、人がどんな気持ちで死んで行けるのか
という事はとても大事だと思います。
ロゼンナポさんこんばんわ。
兄が祖母の遺体の傍らで大粒の涙をこぼしたとき、
母もウリエルもそんな兄の心を測ることも出来ぬ
ままに、ただただ大粒の涙を一緒にこぼしました。
祖母が憎しみを超えたのは兄の力が大きかったと
思います、献身的な介護、残りの命を恨みではなく
安らぎに使って欲しいと祖母に訴えた兄の気持ちが。
死に際に得た安らぎの心を是非来世に持って行って
くれたらいいなぁと思います。
ゆきなねこさんこんばんわ。
>心からの御冥福をお祈り致します。
ありがとうございます、みなさんにこんなにも
暖かい言葉を頂き祖母も喜んでると思います。
みいさんこんばんわ。
>お祖母様が最後に死を受け入れて自分の心を整理した…とのことで、安心しました。
はい、そして命が失われていく日々に命以上の
価値のあるものに気づいてくれたようです。
>恨み辛みを持って生きているのは本当は辛かっただろうと思います。
そうですね、ウリエルももっと解ってあげられたら
よかったです。
人を恨んで生きていかなければならないのは
とても辛いことですから。
でも最後はすべてから解放されてただただ
愛情と安らぎのうちに死ぬことが出来て、祖母は
幸せだったと思います。
祖母のことで頑張った兄は本当に立派だったと
思いますし、素晴らしい愛を示したと思います。
ウリエルも死ぬときには何の憂いもなく愛と
喜びのうちに死ねたらいいなと思いますよ。
色々大変でしたが徐々に新しい生活に変わっていく
とともに落ち着いていくと思います。
ウリエルの癒しを願ってくれてありがとう
ございます。
兄や祖母の御霊、世界中の人々に安らぎと癒しが
訪れますように。
地球が癒されますように。
緑色の風さんこんばんわ。
祖母の霊はすでに一度向こうの世界に戻ってます
が今はまだこちらに来ては自分の部屋や兄の傍らで
過ごしています。
祖母が気の済むようにしてあげたいと思います。
やがて沢山の愛情のうちに新しい人生が始まる
事でしょう。
冥福を祈っていただきありがとうございます。
ウリエルさん、お疲れ様でした。
そして、お祖母様も、お疲れ様でした。
お祖母様を、愛して、救う事の出来たお兄様も。
御多幸を、お祈り致します。
半年なんですね。
半年の短い間に、沢山の事がありました。
ウリエルさんの言葉から、沢山救われた気持ち、
教えて頂いた事蘇ります。
最期にはお祖母様の気持ちも変わられたという。。。
御冥福をお祈り致します。
巽屋さんこんばんわ♪
時間が流れるのは早いですね、もう一週間たって
しまったのですから。
ウリエルはなんかすっかり元気ですよ♪
兄は明日から静岡に遊びに行きます、
祖母に古里の風景でも見せてあげたいの
でしょうかね、兄が幸せをたくさん手に入れら
れるようにウリエルも祈っています♪
いつもご心配頂きありがとうございます♪
はるさんこんばんわ♪
>半年なんですね。
こっちに越してきたのが4月の頭でネット開通が
中旬だったから半年は越えましたね。
ウリエル自身もたくさんの変化と学びと出会いが
ありました、振り返ればなんと密度の濃い
時間だったでしょう。
祖母のことは良い結果に終わって本当に
嬉しく思います、全ては兄の愛情の報いです。
冥福を祈っていただきありがとうございます、
祖母は幸せ者です。