ヒーリングの意味とファクター
ヒーリングの本質的な意味合いを理解するためには、知って起きたいさまざまなファクターがあります。
例えば、スピリチュアルなヒーリングのエネルギーの源とは一体なんでしょう?
太陽のエネルギー、自然のエネルギー、自分自身の生命エネルギー、神のエネルギー種類はさまざまですがどれもが目には見えないエネルギーを扱っています。
どうやってスピリチュアルなエネルギーを利用するのか? エネルギーの性質の違いは?
病気が治ったり、身体が回復する理由やプロセスは?
これらはヒーリングに関する理解しておくべき必要なファクターです。
【目次】
ヒーリングの本質的な意味
ヒーリング、スピリチュアルヒーリング、ヒーリングの種類とここまでヒーリングに関する記事を書き進めてきましたが、ヒーリングとは何であるか?その本質的な意味についてここで一回簡単にまとめたいと思います。
ヒーリングという言葉の意味は「癒やし」です。ヒーリングは大雑把に言えば、人間が「癒やし」を感じられる、「癒やしを得られる」あらゆる状態や行為であると言えます。
スピリチュアルヒーリングのニュアンスはもう少し限定的で、「霊的なエネルギーを用いた癒やし」を示す言葉として使われています。
スピリチュアルヒールングにはさまざまな霊的エネルギーが利用されますが、どのようなエネルギーを扱おうともその本質は「神のエネルギー」であり、私たち人間の言葉で言うところの「愛」です。
スピリチュアルヒーリングの本質的な意味は、癒やしをもたらすエネルギーを相手に与えることになります。それは相手を正常化させるという事でもあります。
そして理解しておかなければならない大切な事が一つあります。
スピリチュアルヒーリングは、「癒やし」そのものでは無いという事です。
ヒーラー(ヒーリングを行う人)は、相手に癒やしに必要なエネルギーを送る事ができます。
しかし、実際に身体を回復させているのはエネルギーを受け取った人の「自己治癒能力」なのです。
ヒーリングの意味は「癒やし」ですが、私たちの魂は癒やしなど必要としない神と同じ性質を持つ永遠不滅の存在です。
つまり、ヒーリングとは私たちが自分の「本質」を取り戻すための「正常化」です。
その物質的な、あるいは肉体的な作用が、「癒やし」であり「回復」なのです。
ヒーリングの理解すべきファクター
内部エネルギーと外部エネルギー
私たちに関わる目に見えないエネルギーをまずは大きく分2つに分けて考えてきましょう。
- 内気 (自分自身の生命エネルギー)
- 外気 (自分の外に満ちるエネルギー)
私たちがヒーリングに使うエネルギーは大きく分けてこの2つになります。
内気は自分自身に宿る生命エネルギーです。
その為、このエネルギーは有限です。
外気は自然界のエネルギーや神のエネルギーなど、その源はさまざまですが、自分の外側のエネルギーです。
もしヒーリングに外気だけを利用できればそのエネルギーは無限です。
スピリチュアルヒーリングのタイプとして、「施術タイプ」「アチューメントタイプ」「エネルギーワークタイプ」「信仰タイプ」と4つのタイプに分けて説明しましたが、施術タイプは直接身体に触れる事も多いため、相手を癒やすためにまずは内気である自分の生命エネルギーを負担する場合が多いです。生命エネルギーは人間なら誰でも持っていて扱えるエネルギーなので、確実に一定の効果があります。
逆に信仰タイプは相手に触れる事が少ないため、内気である生命エネルギーの負担はありませんが、信仰が無ければ相手に送ることができるエネルギーも少なくなるため、効果の大きさは人間のレベルに依存します。外気は自分の外側にあるエネルギーであるため、扱うためには条件があったり、訓練が必要な場合もあります。
ヒーリングエネルギーの2つの基準
ヒーリングエネルギーが相手の体を癒すにあたって2つの基準があります。
- 生命力エネルギーの補充
- ダメージの回復
エネルギーの総量
人間には自然治癒能力があります。その自然治癒能力の源とはなんでしょう?
私たちの生命エネルギーです。
身体を治癒させようと思った場合、ヒーリングの基本は相手に生命エネルギーを与えて自己治癒能力を助ける、引き出す事です。
つまり私たちの肉体を器と考えるとそこに注がれているのが生命エネルギーです。
減ると元気がなくなり、増えると元気が出ます。これをひとつの基準として覚えていてください♪
マイナスエネルギーの保有量(ダメージ)
私たちの肉体の健康を考えた場合、生命エネルギーの量と、もう一つはマイナスエネルギーの保有量(ダメージ)という基準があります。
ダメージとは肉体なら怪我とか疲労、心なら不安やストレス、心の病などです。
例えば人の身体のエネルギーが減退すると身体は弱りますがそれだけでは病気にはなりません。
人間のエネルギーと健康を実際に害しているのはあらゆる種類の有害なエネルギーやダメージです。
人間の霊体の中にはたくさんのチャクラ(霊的エネルギーの中枢)とエネルギーのパイプラインがあります。
このエネルギーのパイプが切れたり詰まったり、悪いエネルギーに浸食されると病になります。
ヒーリングエネルギーの2つの作用
ヒーリングエネルギーは、肉体にダメージがある場合、生命エネルギーを使い、自然治癒能力でそれを修復します。
ヒーリングエネルギーが強力である場合、そのダメージの原因となっている否定的エネルギーを直に打ち消したりもできるため、ときに劇的な回復を引き起こすこともあります。
ひとくちにヒーリングといっても「生命力の補充」と、「マイナスダメージの除去」という2つの側面を持っています。
二つの基準を例えるなら
ドラクエゲームしってます?(笑)
回復の呪文を使うと、傷は癒えますがマジックパワーは減ります。
生命エネルギーを利用してマイナスエネルギーの保有量(ダメージ)を減らして回復させる場合も同じです。
生命エネルギーを回復に利用すればダメージは回復しますが、使った分の生命エネルギーは減ります。
生命エネルギーとマイナスエネルギーの保有量がどのように人間の健康に関わるかについては、風邪や病気のスピリチュアル的な理由 こちらの記事に詳しく書きましたので参考にしてみてください。
ヒーリングスキルの本質的な意味
スピリチュアルなヒーリングにはさまざまな銘柄があり、難しい理屈や特殊なスキルなどの話がついて回ります。
ここからは少しだけ、技術的に行われるヒーリングについて説明します。
ヒーリングの種類や方法は数限りないのですが、簡単に言えば、世の中に広まるさまざまなヒーリングに関して言うと、独自の技術を体系化したものが多いです。
例えば、シンボルを使ったり、アファメーションを行ったり、呼吸によるエネルギーの取り込み方、意識の集中の仕方、手の置き方、使い方などです。
レイキやそれに類似するエネルギーワークも、ヒーリングスキルと言えると思います。
さて、スピリチュアルヒーリングのひとつの結論として、大切なのは愛であり、愛があれば誰にでも簡単にヒーリングはできると申し上げました。
心の清めと愛が大原則であるとすれば、これらヒーリングスキルとは果たして役に立つものなのでしょうか?
結論は心の清めと愛がヒーリングの大原則である事は絶対に変わることがありません。それがヒーリングはもちろん、具現化、実現の本質だからです。
もしヒーリングスキルを実用的なレベルで役立てらるとしたら、この愛という大原則に従った上で、知識や技術、理解をもった人たちによってのみ可能です。
心を清めて愛を持って生きていると、普通の人と比べて多量のエネルギーを使う事ができます。
日々祈り、瞑想をしていると、自己の浄化が進み、チャクラの覚醒が進み、霊的な力を身につけ始めます。
心が清まると、本質を見極める心の目が開き、それは知識への深い理解や考察を与えてくれます。
霊的な知識や技術というのは本来、そうして身に付いていくものなのです。
ヒーリングスキルの一例
ヒーリングスキルに関して言えば、例えば私はこんな事をします。
- 相手の身体や環境回りのエネルギーの霊視
- エネルギーラインの破損箇所や詰まりの部分の特定と改善
- エネルギーの浄化、調整。
- エネルギーの充電
- 否定的エネルギーの除去・浄霊
こういった普通ではない知識や感覚は霊的なスキルであると言えます。
意識的にそれを行えるのは、より効率よくエネルギー的な問題を解決するために役立ちます。
ただ、もし霊能力を実用レベルで扱えない人間がイメージや想像でこれを行ったなら場合によっては大きな危険があるという事は簡単に想像できるとおもいます。
誤ったイメージを投射してしまう事は、ある意味呪いに等しいです。
なにより、知識や技術を追求するあまり、心の清めや愛がおろそかになってはヒーリングエネルギー自体の低下を招きます。
ヒーリングスキルのメリットとデメリット
スピリチュアルヒーリングにはさまざまな種類があり、利用されているスキルもさまざまです。
ヒーリングに使うスキルはある意味エネルギーワークと言えます。
エネルギーワークとは、神や宇宙、自然など、目に見えないエネルギーを使った霊的な訓練法や、エネルギースキルやそれを使った療法など幅広い意味で使われている言葉です。
レイキやそれに類似したアチューメント系のヒーリングや心霊治療、祈祷などその種類はさまざまで、ヒーリング以外にもさまざまなものがあります。
エネルギーワークの有用性に関しては、初心者でも簡単にヒーリングの効果を高められるような方法が考えられていることだと思います。
例えばハンドヒーリングの場合、ただ手をかざすよりは手のひらに意識を集中する方が力が集まります。ハンドヒーリングでもより高度な方法はあります。(ここでは割愛します)
霊能力が実用レベルで備わっていた場合、スキルはとても役立ちます。
逆に、霊能力が実用レベルで備わっていない場合、自分の理解や想像と、実践した結果が一致しない場合など、確認するすべもありません。
愛を原則とするヒーリングにはリスクは無いです。
ではスキルを活用したヒーリングはどうでしょう?
ヒーリングに特別なスキルを使うメリットは大きいですが、実のところ、見えないことを見えないままに行う場合はデメリットの方が遙かに大きいです。
得に、数少ないアチューメントや安易な指導で誕生するヒーラーやマスターと呼ばれる人たちの中には、このリスクを知らず、あるいは理解せずヒーリングのまねごとをしている事も多いです。
それがスピリチュアルなハシカと組み合わさると、自分の力を過信、あるいは妄想したり、元のワークをアレンジして独自のワークを編み出したり、もう大変です。
何度も言いますが見えない、あるいはわからないままに行う場合、エネルギーワークにはリスクだらけで、それは目の見えない医師が、好奇心で注射とメスを振り回すようなものです。
例えばエネルギーラインの破損を修復する場合、普通は高次の力をその箇所に集中させ、修復後のイメージを投射し具現化させるといったプロセスを踏みます。
そもそもその問題箇所が見えていなければ箇所の特定はできませんし、間違ったイメージを投射した場合逆にエネルギーラインにダメージを負わせてしまう場合もあります。
愛のないスキルは愛そのものに劣ります。
愛はいかなる愛の無いスキルにも勝ります。
ヒーリングに必要なファクター まとめ
- ヒーリングの本質的な意味は癒やしをもたらすエネルギーを相手に与える事です。
ですが、エネルギー自体が癒やしでは無く、癒やしはエネルギーを利用する形で相手の自己治癒によって行われます。
ヒーリングエネルギーは相手の生命力を補充し、自己治癒能力を高めさせます。 - ヒーリングに利用されるエネルギーは内気と外気に分けて考える事ができます。
相手に送るエネルギーに内気を多量に遣いすぎると、ヒーラー自身がエネルギー不足になります。
内気の負担を減らし、外気を多く使うためには、訓練が必要な場合もありますが、心を清めて愛を持って生きれば自ずと扱える外気の量や力を大きくなります。
すべての外気の本質は、この世界を生み出した神のエネルギーだからです。 - エネルギーには持っているエネルギーの総量と、保有しているマイナスエネルギーと2つの基準があります。
エネルギー自体をたくさん持っていても、マイナスエネルギーをたくさん持っていれば、エネルギーは相殺され、エネルギー不足に陥ります。
強いヒーリングエネルギーはダメージの原因となる汚れたエネルギーを消す事ができます。
健康でいるためには、保有しているエネルギーの総量が多く、保有しているマイナスエネルギーの総量を少なくする必要があります。 -
エネルギーワークや特殊なスキルは、正しい知識や能力無く闇雲に使うと危険です。
愛のないスキルは愛そのものに劣ります。
愛はいかなる愛の無いスキルにも勝ります。
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