ハイヤーセルフと繋がる – 第2 話
ハイヤーセルフは高次領域の自分です。
ハイヤーセルフを見いだし、ハイヤーセルフと繋がることができれば自分自身もそこから見える世界も大きく変化します。
ハイヤーセルフはしばしガイドや守護霊と混同されますが、それは正しい認識とはいえません。
本来ハイヤーセルフとは私たち自身の高級自我なので、ガイドや守護霊との大きなちがいはハイヤーセルフはもともと自分自身と一つのものです。
世界が目に見えない霊的な領域を含め、4つの階層に分かれていて、私たちの意識もまた4つの領域に対応しています。
ハイヤーセルフとは神界と霊界の中間に対応する私たちの意識の領域です。つまりハイヤーセルフは私たちの霊体(潜在意識)から魂(超意識)までの領域ではたらく意識の呼び名であると言えます。
あなたが感情や欲望を超えた先の意識に目覚めると、霊的な領域の(5次元~6次元)の意識であるハイヤーセルフに目覚め始めます。
【目次】
内在するハイヤーセルフと繋がる
ハイヤーセルフは私たちすべての人間の内にあります。
なぜスピリチュアルな分野で、ハイヤーセルフは私たち自身とまるで別物のように誤認されるのでしょう?
それは私たちの顕在意識と高級自我であるハイヤーセルフとの繋がりが薄く、遠く離れているときにそのような感じ方や認識に陥りやすくなります。
例えばあなたの理想がお金や物質的な事柄で自我や欲望に従って生きていたなら、あなたの意識は物質的であると言えるでしょう。
その場合、あなたの心とハイヤーセルフの繋がりは薄く、遠く離れた状態にあります。
霊的な直感も鈍り、良心の声も遠く、神から離れてしまった状態です。
理想や愛に基づき、日頃から愛や霊的な向上心を持って生きる人にとってはハイヤーセルフは常に身近なものです。
その場合、あなたの心はハイヤーセルフに近づき、さまざまな霊的直感を得ますし、いつでも良心があなたを正しい道へ導いてくれます。
そして愛を育み、霊的に成長するほどにハイヤーセルフとの繋がり、そして目覚めます。
ハイヤーセルフは私たち自身です。
つまり日頃から愛や向上心を持って生きる人にとっては、ハイヤーセルフは常に身近なものなのです。
ハイヤーセルフを特別なもの、特別な存在と教えられたり認識している人はまずはそれを改めましょう。
「良心」が人間の心に存在するように、ハイヤーセルフは常に人間の心と繋がり、そして日々働きかけています。
これを読むあなたがこれまでどのような時にハイヤーセルフと繋がっていたか?かんたんに説明します。
- 0~5歳前後、特に純粋な心を持つ幼少の時期
- 残酷な行いを見聞きして胸が痛んだり愛があふれる時
- 自分より人他人を優先して想いや行動を起こすとき
聖書でイエス・キリストは、「心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない」と教えました。
まだ汚れをしらない生まれたばかりの赤ちゃんやとくに幼い子供たちは霊的に純粋な状態にあります。
幼い子供たちは目には見えない霊的な数多のちからに守られています。
カルマ的なマイナス影響が無い限りは、普通は0歳から5歳ぐらいまではハイヤーセルフや高次の存在との繋がりを強く持っています。
幼い頃に感じた守られている感じや愛情につつまれた感じ、安心感は高次からの加護と言えます。
カルマ的な影響や前世からもちこした本来の自分を徐々に取り戻しながら成長し、幼い頃にもっていた霊的な加護は徐々に失われてゆきます。
人間として形成されていく中でも、私たちは霊体や魂との霊的な繋がりをもちつづけます。
ハイヤーセルフは極論で言えばあなたの中の「神性」です。
つまり、あなたの内側から湧き上がってくる「思いやり」「慈悲の心」「友愛の心」「正しい意思」「正しい衝動」あらゆる愛のある心はハイヤーセルフからの働きかけです。この世界を憂いたり、日々の悲しい出来事に胸を痛めたり、祈りのような気持ち、愛情がわき上がってくる時、それは内在するハイヤーセルフの声なのです。
そして心を清めて愛を持って生き、行動することで、あなたとハイヤーセルフの繋がりは強まり、あなたの内側から響くハイヤーセルフの声はより大きなものへとなっていくでしょう。
高次のエネルギーや高級自我であるハイヤーセルフは、言語ではなくエネルギー的に働きかけてきます。
ハイヤーセルフが目覚めると、自分の意識が明瞭で透き通った感覚をうけます。
ハイヤーセルフの目覚めに共通しているのは、自分の愛が反応したとき、高まったとき、祈り、信仰、私たち人間のより純粋な心やもっと言えば「神性」の現れです。
ハイヤーセルフと繋がる方法
ハイヤーセルフと繋がる方法は、結論から言えば…
「心を清めて愛を持って生きる」ただそれだけです。
欲望や我執を捨て去り心を清める事で霊的に純化され、チャクラは目覚め、より多くの高次のエネルギーを受け取る事が出来るようになります。
そして愛を育む事で私たちの霊性は神へと近づき、一体性を増してゆきます。
「心を清めて愛を持って生きる」という事を人生で実践したり表現していくことは簡単です。
自分でそうすると「決意」し、「行動」するだけですから。
そう考えると、ハイヤーセルフと繋がるということは、実はとてもシンプルです。
例えば教師であれば、「より良い教師」であれば良いですし、科学者であれば「より良い科学者」であれば良いのですから。
例えば良い教師なら「心を清めて愛を持って生きる」ということに日々務めていれば、その人には良い教師となるために必要なさまざまな出来事が日々起きるでしょうし、ハイヤーセルフからより良い教師となるために必要なたくさんのインスピレーションを得ることが出来るはずです。
場合によっては、過去世で持っていた教育に役立つような才能や記憶の一部がハイヤーセルフを通じて目覚めるかも知れません。
科学者であっても同じです。
あるいは「人類を救うような研究」の元となるインスピレーションをハイヤーセルフから受け取るかもしれません。
どの分野にも言える事ですが、異常なほどに突出した才能は、ある意味では霊能力と変りはないのです。
ハイヤーセルフと瞑想
私が魔術的な知識に基づきいつも説明していることですが、世界を4つの階層に別れています。
そして私たち人間も、4つの階層に分けて考える事が出来ます。
神 (根源) | すべてを創りだした宇宙意志 魂と法則の源 |
魂 (超意識) | 神と同質につくられた私たちの本質 永遠の存在 |
霊 (潜在意識) | 高次領域で活動する私たちの霊体と意識 |
心 (顕在意識) | 現在の私たちの心 |
※上の表は4つの項目になっています。表の上の段ほど、上位の意識になります。
人間は誰しも「心」「霊」「魂」の3つの領域を持ち、根本では「神」と繋がっています。
私は、瞑想をおこない、体外離脱を体験し、世界の階層構造を自分で体験し、その頃から自分自身の内にある「霊」や「魂」のことが分かってきました。
ハイヤーセルフは私たちの霊体(潜在意識)から魂(超意識)までの領域ではたらく自己意識の呼び名であると言えます。
ハイヤーセルフと繋がる瞑想
ハイヤーセルフと繋がるためにもっとも良い方法は「愛を持つ」「祈る」「瞑想する」ことです。
ただし、瞑想には危険も伴うので正しいやり方で行うことが前提です。
これは瞑想をはじめて1年ぐらいの頃の私の体験ですが、自分の中にもう一人の自分が居るかのように錯覚し始めたり、あるいは自分の中に自分とよく似た別人格が存在するかのように感じはじめ、それが何であるか分からないままに時が過ぎてゆきました。
肉の心とは違う、常に正しくあろうとする自分、自分の内に芽生えた霊性や神を重んじる自分。
自分の想いや感情に支配されずにものごとを考えたり判断できる自分、ときに葛藤の原因となるもう一人の自分です。
ハイヤーセルフと出会うための瞑想に、なにか方法があるとしたら一番良いのは毎日内省することです。
欲望が少しずつ消え去り、本当に大切なものだけを自分の内にのこしていくことができます。
内省と瞑想を組み合わせることで心の浄化は飛躍的に進みます。
内省に関してはこちらの記事が参考になります。
祈りは神に想いを伝えること、そして瞑想は神の想いを受け取ることです。
誰かの為に神仏に祈ったり、神への信仰のために祈ることは、神や高次の存在に心を合わせるのにひとしいからです。
誰であれ、正しいことを祈るとき、正しい心で瞑想に静まるとき、心はハイヤーセルフと共にあります。
心を清めて愛を持って生きるということが前提になりますが、「祈り」「内省」「瞑想」によってハイヤーセルフと深く結びつくことが出来ます。
ハイヤーセルフと瞑想についてはこちらの記事が参考になります。
ハイヤーセルフと繋がる誘導瞑想
世の中にはハイヤーセルフという言葉を持ち出したスピリチュアルビジネスも数多く存在します。
ハイヤーセルフに繋がる音楽CD、ハイヤーセルフに繋がる誘導瞑想、ハイヤーセルフリーディング、などなどです。
なかには効果が出ないような悪質な商品を販売したり、サービスを行ってる人もいます。
とくに、呼吸法や瞑想などはさまざまな危険やリスクが存在します。
ハイヤーセルフと繋がる誘導瞑想などもちまたにはさまざまに記事やコンテンツがありますが、それを求めるときには自分の心に何があるのかを顧みてください。
ハイヤーセルフとは人に与えられるものではなく、自分でたどりつくものだからです。
ハイヤーセルフと繋がる感覚
私はハイヤーセルフを祈りや瞑想以外で身近に感じる瞬間があります。
ハイヤーセルフに繋がる感覚とは、満ちた感覚、自分の中にエネルギーと情報が流れてくる感覚です。
私の場合、ハイヤーセルフと繋がる感覚を最も感じるときは、誰かの相談に乗ったり手助けをして、「ヒーリングや浄霊など行っているとき」それと「天空の庭先の文章を書くとき」でした。
私はよく人の相談に乗って、相手にとって最善の解決策を考えるとき、そして相手の為に祈るときに、降り注ぐエネルギーと共にインスピレーションを受け取る事があります。そうした時に、私はハイヤーセルフとの繋がりを感じ、メッセージを受け取るのです。
同じようなことが、相談者に返信するメール分の作成の時にもよく起こります、それと天空の庭先の文章も同じです。
ハイヤーセルフと繋がる方法は、「心を清めて愛を持って生きること」です。
そして日常で最もハイヤーセルフを身近に感じられる方法は、愛を持って心から人の相談に乗ったり手助けをすることです。
これを日常生活で出来たなら、ときおり自分の言葉ではないような言葉を口にする瞬間や、自分が知らなかった知識がまるで知っていたかのように記憶の奥底から現れることがあります。つまり、脳に存在する人間の記憶ではなく、霊的な領域や魂に記憶された情報が得られることがあるのです。
そして人をやすらぎと癒やしに包み込むようなエネルギーが、その空間に高次より発露してくるのを感じることが出来るでしょう。
よく私とメールのやりとりをすると心地よいエネルギーを感じると言ってくださる方がたくさんいます。
それは事実で実際に高次のエネルギーが発露してるからです。
この日々の良き積み重ねが、私たちの心とハイヤーセルフを近づけ、やがて統合させていくでしょう。
その時、何が起きるかと言うと、かつての聖人聖者のように言葉と行いに霊的な力を得て、よりたくさんの良い想いを具現化、実現する事が出来ます。
天使性や神性を兼ね備えた人間となるでしょう。
ウリエルさん、いつもありがとうございます。
皆さま、こんにちは。
ハイヤーセルフに関する更に詳細な説明、とても参考になりました!
ウリエルさんの書かれる文章を読むと、とても清々しく、前向きになれたり、エネルギーが湧いてくる理由がよくわかりました。
良い教師、良い母、良い妻、良い友人、良い娘、良い義理の娘として生きられるよう、
瞑想を続けたり、家族や他人、ふれあいのある全ての人たちのことを大切にして心を磨いて生きたい
と思います。5歳までは守られるという事実、すごくわかります。
私は、5歳で、いきなりスイッチを切り替えるように人生がハードモード(あくまで私の基準なので、他の人たちから観たら、そんな、へなちょこレベルでハードて言うなよ!って言われてしまうかもしれませんが。w)になりました。笑。でも、今まで乗り越えてきたハードルの全てが自分の人格を向上させるために必要なことだったということが今では、はっきりとよくわかります。スピリチュアルな生き方を知って、実践するようになったら、ハードルを乗り越える力が湧いてきて、立ち止まることなく走ることができ、いまでは、普通モード?になってきたと感じます。ハードモードだった時には、本当に色々な方のお世話になりました。ご恩は一生忘れません。
ハードモードで鍛えた筋肉を使い、自分が今度は、色々なひとたちのお役に立ちたいと思う日々です。
Polar bearさんこんにちわ♪
>ウリエルさんの書かれる文章を読むと、とても清々しく、前向きになれたり、エネルギーが湧いてくる理由がよくわかりました。
私は聖書に書かれているイエス・キリストの言葉からいつも力を頂いていました。
その100分の1のエネルギーでも、私の書く文章にあったのなら幸いです♪
>私は、5歳で、いきなりスイッチを切り替えるように人生がハードモード
私もそんな感じでした。転んだときの痛みさえも突き刺さるようなリアルな痛みになりましたから。
>ハードモードで鍛えた筋肉を使い、自分が今度は、色々なひとたちのお役に立ちたいと思う日々です。
苦境は人を強くするので、苦境で得た力を人々の役に立てられると良いですね♪
お互い頑張りましょう♪