アセンションで5次元に? アセンションの嘘と真実
地球がアセンションして5次元の世界になるといった話しについて…
この地球圏の次元上昇という現象には大きな違和感と数多くの疑問を感じます。
科学的にしろ霊的にしろ実際には検証困難な事柄ですから、私たちはもっと注意深く世の中に広まるアセンションについての嘘や偽りを考える必要があるかもしれません。
私の個人的な見解では、地球圏全体が5次元に次元上昇するような事は起こらないという見解です。
そして、近年増えている地震がアセンションの兆候であると言う人も居ますし、アセンションの兆候として頭痛や倦怠感など体調に変化があらわれるという人もいます。
果たして何が本当で何が嘘か? 地球アセンションに限らず、私たちは何ごとも注意深く観察して、自分の意思で正しく判断する必要があります。
地球の次元が5次元に上昇しない理由
まず、次元についてもう少し正しく解釈することから始めましょう。
よく言われているのは、一次元は点、二次元は線、三次元は立体、四次元は時間とも空間とも言われますが、極論私たち3次元の人間からは全貌を把握するのは難しいです。
四次元以上の高次世界についても同じです。
ですが、私たちの住んでいる三次元は、一次元も二次元も存在します。もっと言えば、時間も空間も存在しますから、4次元以上の次元が持つ性質の一部も含んでいる事でしょう。次元はそれぞれのレベルで構成している素材やエネルギーのレベルが異なるので階層構造のように考える事が出来ますが、同時に全ての次元が関わりながら世界を構成しています。
天空の庭先には私が体を抜け出す能力を持っていて実際にさまざまな高次世界に行った体験などが書かれています。
この能力によって実際に次元を超えて階層世界を体験してきた私にとって、地球が次元上昇するという事へのこの疑問はとても大きいです。
私たちの世界は幾重もの階層になった次元によって成り立っていて、それぞれすべての次元が互いに結びつきを持って存在します。
アカシックレコードによれば、この太陽系には8つの次元が存在します。0次元含めて9つって感じですかね?
3次元が5次元に上昇するというのは、事はそんなに単純ではありませんが、言ったら8階建てのマンションの3階が5階になるようなものです。
元々の5階はどうなるのでしょう?無くなった3階部分は?
もし8階建てのマンションが10階建てになり、3階が5階になるという話ならまだ少しは分かりますが、そのとき、地球の1から2次元は3から4次元になるわけです。石や植物のエネルギーはどのように変容するのでしょう?
次元自体は上昇しない
次元が階層構造となりながらも互いに重なり合うように結びつきを持っている以上、地球の次元上昇には次元が元々持つ構造上の疑問や矛盾点が数多く存在します。
こういった疑問は、霊的な世界に深い理解を持っている人や、実際次元の階層構造を体外離脱などで体験したことのある人間であれば誰でも考えることだと思います。
つまり霊的な世界への深い知識がある人間や体外離脱などで次元を移行した体験がある人間にとっては、地球がアセンションする(次元が上昇する)ということ自体にとても強い違和感と疑問を感じるのです。
例えば、私が体脱したときに出会う幽界(4次元領域)に取り残された救われない霊や残留思念は地球の次元上昇によって3次元が5次元になったとき、どうなるのでしょう?
次元上昇した人類と一緒の世界に暮らしているのでしょうか?
それとも6次元の存在になってしまうのでしょうか? 成仏できない霊なのに?
無条件に強制成仏させられるのでしょうか?
次元の構造とは、無理に説明してみると、立体的な球体型のクモの巣にたくさんの部屋がついている感じです。3次元的に説明するならそんな感じですが実際は我々の認識を超えたもっとはるかに精妙なものです。確かな法則を持っていて、仮にゆがんでも元に戻ろうとする性質を持っています。各次元が別々のエネルギー素材でできているからです。そして私たち人間さえもがその構造の中でその構造に繋がっています。
次元は人間の霊的身体の構造にも関わっています
故に次元上昇の理論は、高次世界を体験したことのある人間からすればそもそも破綻した理論です。
私という存在は、3次元の肉体以外に、4次元の体と5次元の体と3つの次元の体を結ぶエネルギー体と、それに繋がる6次元~の魂、さらに高次への繋がりを持って初めて今の私を形成しています。
次元は元々存在する宇宙の法則に従った構造なのです。
であるならば、地球の次元が上昇するとか、ある時期に人間が5次元の存在になるとか、そういった情報の多くに、私は疑問を感じます。
この事柄自体への疑問よりは、それを言い出した人間、言い広めている人間により大きな疑問を感じます。
私が書くこれらのことはアセンションそのものを否定することや人間の好奇心を満すのが目的ではありませんからこういった見解もあるというぐらいに思ってください。
自分自身の体験や感じ方、考えによって自分なりの判断や答えを道びき出してくれたらと思います♪
アセンション(次元上昇)の嘘偽り 情報の裏側と危険性
地球のアセンションの思想は西洋的な終末思想、とくに新約聖書や黙示録の影響を強く受けています。
もっとハッキリ言えばそれらの情報がベースで、その上に近代的な新たな解釈が付け加えられたといった感じにさえとれます。例えば宇宙人とのコンタクトであったりチャネリングであったり現代の霊能力者やチャネラーを名乗る人たちの現代的な解釈によってです。つまり、人間の想像や嘘偽りを含む可能性のある情報と言う事です。
地球のアセンションは裏付けのある情報ではなく、人々の想像や解釈。
2012年のことも、そして起きると言われている地球アセンションも情報の受け手として忘れてはいけないのは、それが分かるはずのない「未来の情報」つまり不確定な情報であるということです。
イエス・キリストでさえ、世の終わりは神しか知らないとハッキリ言っています。
どうしてキリスト以下の力しか持たない霊能者やチャネラーにその日が分かるのでしょう?
実は西暦999年にも終末論が蔓延しました。
かつて天空の庭先のブログに書いたことがありましたが、実は1999年だけでなく、999年やそれ以外の様々な時代にも、時代の節目にはたくさんの新興宗教やオカルトまがいのカルト宗教が乱立し、詐欺などの犯罪で全財産や命を失った人間や集団自殺など、悲惨なできごともたくさん起きてきました。
終末論を信じそのときそれが起きると思い、、生きる希望や目標を失った人の中には人生設計を狂わされた人もたくさん居たことでしょう。
騒ぎ立てた側の人間の中には恥かいて後悔した人も居たでしょうが、だまし取って利益を得た人間もたくさん居たことと思います。
1999年のときはノストラダムスの予言とかありました。
土星探査機が地球圏で爆発するとか火山が噴火するとかいろんな人がいろんなことを言い出しましたが言われたようなことは何も起きませんでした。
偽予言者は終末論を口にし、1999年にアセンションが起きるなどと言っていた有名な霊能者も居ました。(その人は1999年が過ぎると、実は2012年だったと自説を訂正しました)
研究家や偽予言者は恥をかきましたがそれで利益をえた人間も居ます。
1999年にも新興宗教やカルト宗教が蔓延し、西暦999年同様、無責任な情報を信じて大変な思いした人、たくさん居ました。仕事や受験勉強に身の入らない人も居たと思います。
実際はこれ以外の年、西暦99年や199年1800年代など規模はさまざまですが終末が叫ばれた時期はいくらもあります。
古代エジプト、アトランティス末期、いつの時代もどこかで終末は叫ばれています。
今は2012年のことがビジネスに利用されています。
悪質な宗教や強引な勧誘からマルチ商法的なやり方へと変わりましたが、いつの時代も手口は同じで、西暦何年に○○が起きるからその為にそれまでに○○が必要とか○○をしましょうといった感じのことです。
結局その為には大小関わらずお金が必要だったりします。
関連書籍はその時期が近づくにつれ飛ぶように売れます。
疑似科学を織り交ぜたような独自の理論を展開する研究家や、蔓延する情報を自分流にアレンジして再び世に送り出す人、たくさん居ます。
精神世界の歩き方に書きましたが、金銭を要求するか否かはひとつの判断基準にできます。
ビジネスなのか? 奉仕なのか?
この文章を読んだ人は、ぜひもう一度、地球アセンションについて自分が耳にしてきた話しや内容を精査したり、検証してみてください。 嘘が真実か?
実際は起きるか起きないか分からない未来のできごとより「今」「現実」をしっかり生きることが大切だというのが私の基本的な考えであり本質的なメッセージです。
何より今このときを、心を清めて愛を持って生きることが大切であると。
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