瞑想と潜在意識
瞑想と組み合わせ絵で語られることのおおい潜在意識。
よく聞くのは、「瞑想で潜在意識とつながる」といった話で、潜在意識とつながることで「潜在能力を引き出せる」とか「潜在意識から情報を引き出せる」とか「夢がかなう」といった話です。
潜在意識とは心理学の分野などで使われる言葉で、私たちが普段意識していない領域の意識で「無意識」などとも呼ばれています。
さて、実際に瞑想によって潜在意識につながったり、それによって潜在能力を引き出せたりするのでしょうか?
瞑想と潜在意識の関わりについてお話をしたいと思います。
【目次】
瞑想と潜在意識
瞑想とは一体何でしょう?
天空の庭先では、「祈りは神へと想いをとどける事、瞑想は神の想いを静かに受け入れる事」として説明しています。
瞑想は一言で説明すると、「生きながら死して神に出会う」ということです。
私たち人間は、死ぬと霊界(霊的な世界)に帰りますが、深い瞑想によって意識が行き着く先も霊的な世界なのです。
つまり…
深い瞑想によって見る光は私たちがいつしか還るある神の光であり、深い瞑想によって垣間見る過去や未来を含むあらゆる霊的な情景とはつまり、私たちが死後に還る世界を垣間見ているのです。
私たちの生きるこの世界には、物質世界に重なり合うように存在する霊的な世界があります。
「物質界」「幽界」「霊界」「神界」の4つの世界は、互いが階層のように分かれながらも、互いに強い結びつきを持ち一つの世界として存在します。
実は人間も同じで、私たち人間は、「肉体」「幽体」「霊体」「魂」の4つの要素によって一人の人間として存在します。
肉体に宿る心は、いまこの記事を読んでいるあなたの心です。顕在意識とも呼ばれています。
心理学などで「潜在意識」とか「無意識」と呼ばれる意識の領域は、主に霊体の意識です。ですから、私たち人間の顕在意識が知り得ないような情報を持っています。
例えば、人間が死後に行く世界の事や、この世界にかつて起きた出来事、あるいは未来に起きる可能性の高い出来事などです。
潜在意識は「霊界」に対応する意識ですから、私たちが死に別れた愛する人たちと交流することも出来ます。
夢などで亡くなった人たちからメッセージを受け取ったりする事があるのは、眠っている時間は肉体の心より潜在意識が優位な状態にあるからです。
瞑想によって引き出される「霊能力」とは、霊的な世界に対応した霊的な体がもともと持っている能力です。
瞑想で潜在意識と繋がる
よく、「潜在意識と繋がる瞑想」とか「潜在意識が使えるようになる瞑想」とかそんな瞑想法を見かけますが、私たちはもともと潜在意識と繋がっていますし使っています。
覚醒時は肉体の心である顕在意識が優位であるため、潜在意識を感じることはあまりありません。
逆に、睡眠時は肉体の心である顕在意識が活動を行わないため、潜在意識が優位な状態となります。
人間が睡眠時に夢でメッセージを受け取ったり、さまざまな不思議な体験をするのはその為です。
実は瞑想もよく似ていて、瞑想が深まると脳波睡眠時に近い状態になります。
結果的になにが起きるかと言うと、顕在意識が遠のき、明晰夢を見ている時に近い意識状態になります。
そのため、夢のように連続的でストーリー性のあるビジョンを見る場合もありますし、実際には近くに居ない誰かの声を聞くこともあります。
死んで肉体を持たない存在を見る事もありますし、会話できる場合もあります。
瞑想が潜在意識レベルまで深まると、さまざまな神秘的な体験をします。
瞑想によって引き出される潜在意識の力とは、私たちが霊能力と呼ぶような力や、普通の人間のレベルを大きく超えた直感力や、叡智へのひらめきです。
私たち人間の心が知りたいことは殆ど、霊界に対応した意識である潜在意識は情報として持っているのです。
潜在意識と繋がる瞑想法
潜在意識とつながる瞑想法と銘打ちましたが、実際のところ特別な方法などは何一つなく、正しく瞑想をしていればいずれは安全に潜在意識の領域にたどりつくでしょう。
ですが今の世の中で問題なのは、「瞑想」についての正しい情報や、正しい経験をもつ指導者が少ない事かも知れません。
私たち人間の心を遙かに超えた霊的な領域に面し、その領域に接する「瞑想」とは、様々な危険性を兼ね備えているからです。
瞑想の正しい知識や方法、危険性についてはこちらの瞑想シリーズの記事に詳しく書きました。
そしてここからは、瞑想で潜在意識と繋がる妨げになるものと、瞑想時に潜在意識を活用するために必要な事をお話します。
瞑想で潜在意識とつながる妨げとは?
「物質界」「幽界」「霊界」「神界」の4つの世界が互いが階層のように分かれながらも、互いに強い結びつきを持ち一つの世界として存在しているという話をしました。
下の画像を見て頂くと分かりやすいと思います。
これら階層世界の頂点は神界で、ここには神と魂の領域で、「霊界」「幽界」「物質界」と続きます。
私たちの肉体と今の意識がある物質界と、潜在意識の領域である霊界との間には「幽界」という世界が存在しています。
この幽界という世界はアストラル界とも呼ばれていて、私たち人間の感情や想念エネルギーが対応する世界です。
瞑想を行うとき、日々のさまざまな出来事や考えごとが浮かぶと思います。
そしてそれに紐付いて、さまざまな感情が湧き上がったり、思いにふけったり、何かを強く思ったりもします。
例えば過去の嫌な出来事であったり、嫌いな誰かの事や、明日の仕事のこと、もしかしたら来週出かける楽しい旅行の事かも知れませんし、片思いの異性の事かも知れません。
いずれにしても、よほどの瞑想上級者でない限りは、目を瞑ってそのまま心が無我になるという事はなかなか無いでしょう。
実はこの幽界(アストラル界)の領域に対応する感情や想念エネルギーこそが私たちが瞑想で深く潜在意識の領域やその先にある神の光に到達するための最初の障壁になります。
この感情や想いを振り払えば先に進むことも出来ますが、完全に消化しない限りは何度でも引き戻されます。
瞑想を通じて潜在意識と繋がろうと思ったのであれば、つまりより良い感情やより良い想いによって日々を生き、感情や想念エネルギーを支配、コントロールし、正しく扱わなければなりません。
感情や想念を正しくコントロール出来たなら、瞑想時に思い浮かぶような雑念に心を支配されることもなく、潜在意識まで意識を深めることが出来るでしょう。
瞑想時に潜在意識を活用するために必要な事
潜在意識を活用するためにとても大切な事があります。
潜在意識は私たち自身が普段認識できない、霊的な領域の意識です。ですから心を清めて瞑想を深め、潜在意識と繋がったとしてもほとんどに人間はその瞬間の自分を「寝ている」ようにしか感じられないでしょう。
瞑想をしているとき、たまに寝ているのか起きているのかもよく分からない状態のままに1時間とか時が過ぎている事があります。
瞑想初心者であれば、大抵はその状態を「瞑想してたらうたた寝してしまった」と感じるでしょうし、そう判断するでしょう。
ですが…
意識を喪失していたその長い時間の中に、潜在意識と繋がり、普段の自分の意識を超えた領域の意識を持っている時間が確かにあるのです。
覚えていないだけでエネルギーや情報を受け取っているような場合も結構あります。
ですが、せっかく瞑想で潜在意識と繋がっても、それを記憶出来ずに素通りしてしまうのですからもったいないことでもあります。
さて、ではどうすれば潜在意識と繋がり、霊的な領域の意識に到達したときに意識を保っていられるのか?
それを可能にするのは「高次の認識」です。
高次の認識とは、高次世界を認識するための霊的な能力ですが、それは霊能力のような力とは少し異なります。
私たちの日常の集中力に由来する力です。
例えばいつも乗っている電車やバスの窓の数って知ってますか?
例えば同僚が髪型を変えたときにすぐに気がつきますか?
例えば身近に悩みを持っている人が居たときにすぐに気がつきますか?
例えばこの記事を書いている、管理人がいまどんな心境であるか、文章から分かりますか?(笑)
私たちが自分の日常において高い水準で集中力を維持出来るなら、非日常的なシーンでも高い水準で集中力を維持できるでしょう。
つまり、私たちの意識が瞑想や睡眠で移り変わる変化や、その後の自己認識の変化に少しずつ気づく事が出来るのです。
多くの人間は同じような繰り返しの日常の中で、意識もパターン化してゆきまます。
たまに旅行に行くと、日常のパターンから外れ、変化への関心と集中力が高まるために、一日を長く感じますし、さまざまなシーンをより詳細に記憶出来たりします。
つまり…
日々の人生に、常に目の前に起きる出来事に、「今」という時にフォーカスし続けることで高次の認識は強まっていきます。
瞑想で潜在意識と繋がるとどうなる?
ここからは私の体験から瞑想で潜在意識と繋がるとどうなるのか?ご説明したいと思います。
まずは、心を清めて愛を持って生きることで感情と想念の浄化が進むと、日常での霊的な洞察力が高まり、霊的な直感力が増します。
そして、「今」という時にフォーカスする事が出来るようになると、睡眠時に見る夢をよりハッキリと記憶出来るようになったり、夢の中に潜在意識から溢れてくる様々な情報が現れるようになります。
潜在意識からの情報の中には、前世の記憶や前世で自分が持っていた能力や才能なども含まれています。
そして同じような事が瞑想時にも起きるようになります。
つまり、瞑想時に寝ていると思っていたような無意識の時間を認識し、意識を保てるようになります。
この状態を口で説明するのは難しいですが、瞑想を始めて感情と思いを沈めると、やがてとりとめもなく情報や思考が自分を通り過ぎていきます。
その時の状態は、夢を見ている時とよく似ていますが、大きく違うのは、情報の流れの中にある自分の意識と、それを客観的に見つめているもう一つの自分の意識を感じる事です。
やがて通り過ぎていく情報や思考の流れを超えると、闇と静寂に包まれた空間の中にハッキリと自分を感じるようになります。
その時の自分は、夢の中で自己認識を取り戻した時に似ていて、自分が目を瞑って座っている場所が物質界ではない事を理解しています。
深い瞑想状態で自己認識を保つと、闇と静寂の中の自分をまずは認識します。
これが潜在意識と繋がり、霊的な世界を認識できる状態となった時の基本的なポジションです。
霊的な世界には距離と空間の制約が無いため、この状態から遠隔霊視が出来たり、肉体を抜けて体外離脱をする事が出来たり、自分の思考がビジョンのように映像化されたり、様々なことが起きます。
つまり、この状態では普段知り得ないような死後の世界や高次世界をしる事が出来たりするわけです。
リモートビューイングにしろ体外離脱にしろ、より高次世界の領域に意識が広がっていくときには浮遊感とか飛翔感を感じます。
距離と空間の制約が無いために、一瞬にして高次世界へと移動する時も有ります。
高次世界は多くの場合、色鮮やかで美しい世界として体験できます。
ですが、いかに高次世界で自己認識を保ったとしても、私たちがこの地上の肉体という制約の中では、高次世界の情報のほとんどは、3次元で見たり体験できるものにやはり置き換わります。
それでも、現実世界ではあり得ない高精細さや、鮮やかな光、光のような速度、心地よさ、すべてが現実世界の規格を遙かにこえたものとして体験します。
潜在意識と瞑想のまとめ
瞑想とは?
「祈りは神へと想いをとどける事、瞑想は神の想いを静かに受け入れる事」であり、「生きながら死して神に出会う」ということです。
私たち人間は、死ぬと霊界(霊的な世界)に帰りますが、深い瞑想によって意識が行き着く先も霊的な世界なのです。
私たちの生きるこの世界には、物質世界に重なり合うように存在する霊的な世界があります。
「物質界」「幽界」「霊界」「神界」の4つの世界が存在し、私たち人間は4つの世界に対応した「肉体」「幽体」「霊体」「魂」の4つの要素によって一人の人間として存在します。
心理学などで「潜在意識」とか「無意識」と呼ばれる意識の領域は、主に幽体の高い波動の部分から霊体の意識です。
潜在意識は「霊界」に対応する意識ですから、私たち人間の顕在意識が知り得ないような情報を持っています。
例えば、人間が死後に行く世界の事や、この世界にかつて起きた出来事、あるいは未来に起きる可能性の高い出来事などです。
潜在意識は「霊界」に対応する意識ですから、私たちが死に別れた愛する人たちと交流することも出来ます。
瞑想が深まると脳波睡眠時に近い状態になります。
瞑想が潜在意識レベルまで深まると、さまざまな神秘的な体験をします。
瞑想によって引き出される潜在意識の力とは、私たちが霊能力と呼ぶような力や、普通の人間のレベルを大きく超えた直感力や、叡智へのひらめきです。
私たち人間の心が知りたいことは殆ど、霊界に対応した意識である潜在意識は情報として持っているのです。
瞑想を通じて潜在意識と繋がろうと思ったのであれば、つまりより良い感情やより良い想いによって日々を生き、幽界(アストラル界)の領域に対応する感情や想念エネルギーを支配、コントロールし、正しく扱わなければなりません。感情や想念を正しくコントロール出来たなら、瞑想時に思い浮かぶような雑念に心を支配されることもなく、潜在意識まで意識を深めることが出来るでしょう。
潜在意識は私たち自身が普段認識できない、霊的な領域の意識です。ですから心を清めて瞑想を深め、潜在意識と繋がったとしてもほとんどに人間はその瞬間の自分を「寝ている」ようにしか感じられないでしょう。
私たちが自分の日常において高い水準で集中力を維持出来るなら、「高次の認識が目覚め」非日常的なシーンでも高い水準で集中力を維持できるでしょう。
つまり、私たちの意識が瞑想や睡眠で移り変わる変化や、その後の自己認識の変化に少しずつ気がつくことでしょう。
深い瞑想状態で自己認識を保つと、闇と静寂の中の自分をまずは認識します。
正しく瞑想をしていればいずれは安全に潜在意識の領域にたどりつくでしょう。
瞑想の正しい知識や方法、危険性についてはこちらの瞑想シリーズの記事に詳しく書きましたので参考にしてみてください。
こんばんは。
ウリエルさんがどんな心境でいるかですか?
それはわかるような気もするし、やっぱりわからない気もします(笑)
深遠な意味があるでしょうし♪
近頃は正夢になる予知夢?をみる機会がかなり増えてきて自分でもびっくりしてます。
そして、起きてすぐ、今見ていた夢が的確なアドバイスだと気がつくことも多くなってます。
今でもちょっと普通じゃなくなってきてる感じがするんですけど、瞑想するともっと色々わかり、明晰な意識の中で多くのことが理解できてしまうんでしょうね。
私にそれを扱う資格や、その使命があるんだろうか?と思ったりして。
その答えは、、、神の御心のままに♪
今週もお疲れさまです。
よい週末を♪
のんたんさんこんにちわ♪
スピリチュアルな生活や瞑想によって、夢の見方や霊的な洞察力、様々な感覚に変化があらわれますね。
それはきっと、白か黒かみたいにハッキリ答えが分かれるものではなく、使ったり使わなかったり、道具と同じで必要に応じて使ったら良いのかな?って思っています。
どんな道具もですが、持つとついつい無理にでも使おうとしてしまうものですから(笑)