人間のスピリチュアル的な構造 魂、霊、心、体
人間とは何か?
その質問は、誰に聞くかによってまったく違う回答になるでしょう。神を信じない科学者に聞けば「進化した動物」と答えるかもしれません。哲学者に聞いたら「それを知るために生きている」と答えるかもしれません。宗教家に聞けば、「神によって創造された」と答えるかも知れません。さて?人間とは何か?
もし私が聞かれたなら、きっとスピリチュアル(霊的)なお話になるでしょう。
【目次】
人間は神の似姿
創造の最後の日に、神は仰せられました。「さあ、人を造ろう。我々のかたちとして、我々に似せて。」(創世記1章26節)
神は自分たちに似せて人間を創造しました。
世界各地の神話に、神がチリや土くれから人間を創造した話が登場します。
ゆえに、神は私たち人間と同じような、あるいは似たような姿であると想像させられます。
例えば私が子供の頃には、絵本に出てくる神様は杖をついているお爺さんのようなイメージでしたし、神話に登場する神々は多くの場合、人間と同じように感情をもち、憎んだり失敗したりするため、正に人間のようなイメージをすり込まれていました。
漫画やアニメに登場する神様も同じで、人間っぽい姿で、凄い力を持っている、たいてい頭と顔と手足があって、戦うと強い存在です(笑)
創造の物語に基づいて考えると、「人間が神の似姿」であるというのは分かりやすい事実です。
私たちの何が神に似ているのか?私たち人間の魂は、最初に神によって創造され、神と同じ「創造の力」と「自由意志」を持っているのです。
そして剥き出しの魂とは、まさに神の光に等しい存在です。私たちの魂、ひとつひとつが小さな神なのです。
そしてもうひとつ、決定的に似ている部分があります。
神は初め、自らのなんたるかを知るべく、自らを分かちもう一つの神を創造します。
そしてあまねく光のエネルギーの渦は流出して下ってゆき、やがてアストラルエネルギーとなり、結晶化して物質世界となりました。
私たちの魂も、ツインフレームとして分霊を行うことで別れ、物質世界に降下するプロセスによって、霊体、アストラル体、肉体、というそれぞれの領域の属性をもつ存在となります。
私たち人間は、神の似姿で在り、この世界の縮図でもあるのです。
人間と動物の違い
人間と動物の違いはなにか? まあ違いすぎるのでたくさんあると思います(笑)
人間と動物を隔てるもっともわかりやすい違いは何か?
それは天上で生まれた存在か、地上で生まれた存在かの違いです。
この世界が創造されたときに、光の混沌から流出して下ったエネルギーが結晶化してこの物質世界が生まれましたが、私たち人間の魂は神々として創造されましたが、動物たちの魂は物質世界に結晶化するプロセスにおいて創造されました。つまり、人間の魂は天上で創造されたから天に属し、動物の魂は物質世界で生まれたから地に属するのです。
ただし、私たち人間の身体はこの地上で創造で生きるために地によって創造されました。
そういった意味で言えば、人間の魂は天に属し、肉体は地に属する、半神半獣と言えるかも知れません。
人間は神によって創造された、「自由意志」と「創造の力」を持っています。
人間は地上(動物の世界)に下った未熟な神なのです。
人間とは何か?
哲学的に言うと
人間とは何か?それを哲学的に言うのであれば、「二律背反する生き物」です。
人間には感情と理性があり、善に従う理性を生まれながらに持っています。それを「魂」と呼ぼうとも、「内在神」と呼ぼうとも、「真理」と呼ぼうとも、「良心」と呼ぼうとも、人間の心の中には本質的には善に従う理性を持っています。
例えば、愛する女性に裏切られて、感情ではとても憎い殺してやりたいと思う人間がいたとしても、良心はそれを抑制します。
人間は破壊的な感情をもちながらそれを抑えることが出来、同じ一人の人間を憎みながらも愛することが出来るのです。
ただし、人間は生きる為の動物的な本能を持ち、善(理性)から離れやすいです。それは環境や親の影響もあるかもしれません。
善が善を導き、人が人を教育しなければなりません。
ゆえに「道徳」が大切なのです。
精神世界(スピリチュアル)的に言うと
人間とは何か?それを哲学的に言うのであれば、「二律背反する生き物」です。
哲学は人間が人間をよく知るために常に有益です。
人間の感情は、地から生まれた人間の肉体に属し、人間の理性は天から生まれた人間の魂に属します。
私たちの本質は「神」から生まれたもので、神に従うものです。それは私たちの「魂」であり、「内なる神」であり、「真理」であり、善に向かう「良心」です。
善に向かう理性とはつまり、神への帰省本能なのです。
原罪によって生じたカルマを解消する仕組みとして、人間は宇宙の法則にしたがい輪廻転生を繰り返します。
肉体はつねに物質世界の誘惑にさらされ、感情はつねにせめぎあい、私たち人間はいつか神のもとに還るためにこの地上で学ばなければなりません。
ゆえに「霊徳」を重ねることが必要なのです。
人間とは何か? 魂、霊、心、身体
私たち人間には、神によって創造された「魂」があります。
魂は私たちの本質で、私たちが存在し活動するエネルギーが「霊」です。
霊はこの地上では肉体に重なり合うように存在するため、「霊体」といった言葉でも知られています。
原初の世界で私たち人間は魂であり霊的なエネルギーの光でした。
この世界から流出して下ったエネルギーが新たな領域を創造し、それは渦巻く混沌と化していました。
その混沌は原初アストラル界でありその先に物質界が存在しました。
霊的な光、霊的な存在であった私たちが原初のアストラル界を抜けて物資世界に降下するときに
アストラル体は形成され、原罪によって物質世界に縛られたときに多くの存在が最初に物質体を手に入れました。
物質の身体を手に入れたことは、良いことではなくむしろ、悪いことであったでしょう。
ですがそれさえも神の計画の内であったかもしれません。
私たちの人間の「身体」には「心」があります。
心は想いに、そしてアストラルの領域に対応しています。
私たち人間には本質である「魂」と、天上での身体とも言える「霊」があり、想いや思考のみなもとである「心」があり、この地上で生きる為の「身体」があります。
普段認識でるものは、身体と心ですが、神から別れて生まれら魂が私達の本来の姿です。
そして「身体と心」と「魂」を結ぶのが私達の霊体といった感じです。
身体、心、霊、魂 それぞれの役割の領域
そのまま説明すると難しくなるので、これをパソコンにたとえてみましょう♪、
「機械本体」 = 身体
「インストールされてるOSやソフト」 = 心
「本体・OSやソフトを動かす電気回路や電気」 = 霊体
「本体・OSやソフトを使ってパソコンで何かしてる人間」 = 魂
まあ若干の違いもありますがこんな感じです♪
つまり私たち人間は今意識をもっている自分自身を「自分」と感じていますが実はそれをもっと大元で動かしている本質ともいえるものが「魂」で、それこそが本当の自分自身なのです。
これはゲームキャラクターに例えることもできそうです。
マリオは自分をマリオという人間だと思っていて、自分で好きなように動いていると思っているかもしれませんが、本当はプレイヤーとなる人間が動かしています♪
これを読んでいるあなたは、自分の頭や手をつかってこの場所にたどりつき、自分でこの文章を読んでいるのですが、実はこの場所に導いたり、あなたの人生をコントロールしている「魂」が存在していて、その魂こそが本当の自分なのです。
まさか!と思うかも知れませんが、今の私たちは例えるなら、漫画や映画に没頭するあまり「自分」を忘れてしまっている状態と同じす。
私たちはこの世界に没頭するあまり本当の自分が魂である事を忘れてしまっているのです。
身体
言うまでもなく私たちの物質的な身体のことです。
まいにち仕事をしたり勉強をしたり、大切な身体です。
心(アストラル体)
今これを見ているあなたが、意識、心です。
心によって、今ある肉体や、心を自分自身と感じています。
霊(霊体)
肉体に重なり合うように存在する見えないエネルギーの身体です。
無意識とか潜在意識と呼ばれている意識のより深い部分がここにあります。
魂
神によって分けられた神と同じ性質のものです。
私たちの本質は神の子で、魂とは神という大きな光から生まれた小さな光欠片です。
人間とはなにか?
私たち人間は、肉の塊が生まれて死ぬのではなく、もっと大きな霊的世界の中で活動し生きる存在なのです。
はじめましてミツバです。
このサイトには確かヒーリング関連で検索をして辿り着いたかと思います。
しかし、たくさんのスピリチュアル本を読みあさったなかで、初めてこれだ…と思いました。
前の記事も夢中で読みました。
そして、私もヒーリングを学んでいます。もう少し早く見つけたかったです…。
人間とは…深いですよね。
ウリエルさんをそしてこのサイトを知れたことに感謝いたします。