アセンションと地震をスピリチュアル的に説明
アセンションと組み合わせで語られる事も多い地震。
ハッキリと言いますが、地球のアセンションと地震は大きな因果関係はありません。
実のところ地球アセンションに関わらず、スピリチュアルな分野ではよく人間の心と地震についての因果関係が話に上ることがあります。
まあ、そもそもの話として地球アセンション自体が本当にあるものかも解らないものなので、地球のアセンションと地震との因果関係のあるなしはそのあとの話だとは思いますが…。
地球のアセンションによって地球や人間のからだ起きていると言われる、あらゆる兆候についても同じです。
ですから、地球のアセンションと地震が関係あるなしの話の前に、地球のアセンションが本当にあるないの話が先かと思います。
ですが、逆説的な切り口から、地震はアセンションと関係ないよってことを私なりに説明したいと思います。
【目次】
スピリチュアルと地震
繰り返しになりますが、アセンションに関わらず、スピリチュアルな分野ではよく人間の心と地震についての因果関係が話に上ることがあります。
ある意味、地球アセンションと地震の話も、過去より続く「人間の心と地震の因果関係」に関しての話の延長にあるような事柄だと私は思っています。
とくに地震大国の日本にとってはその傾向は強いでしょう。
さて、科学がある程度発達した現代人である私たちにとっては地震は決して未知のものではありません。
そのメカニズムも含めてあるていど情報は知られていますし、地震を予測する技術も年々進歩しています。ですが、もっと昔の人達はどうだったでしょう? 例えば中世の日本ではどうだったでしょう?深い知見のある一部の人間以外は地震が起きる理由など知らなかったと思います。
故に、地震は地の底に眠る巨大な龍やヘビの仕業と考えられたりもしました。面白いのは、それら地震を起こす龍やヘビが火山の中に住んでいるとも考えられていたようです。火山の噴火と地震の因果関係には気づいていたのでしょうね。
世界の様々な地域によって多少異なりますが似たような伝承はたくさんあります。
そして地震は、巨大な龍蛇や神の使い、あるいは人間が神の怒りに触れたなど、人間の心や行いなどとも一緒に語られてきました。火山の神様の怒りを静めるために生け贄をささげるとか、昔の人にとって未知であった火山の噴火や地震がどれほど巨大で恐ろしいものであったか容易に想像ができます。
つまり世界中で、そして地震の多い日本では特に、昔から神の存在や人間の行いと地震は因果関係があると考えられてきたのです。ですから地球のアセンションを信じる人達が、地震と地球のアセンションに何か関連性があると思うのは、言うならば自然な感じ方であるかと思います。
こういった話を解りやすく説明できる言葉がありますね。「迷信」です。
地球アセンションに関わらず地震は起きる
さて、地震についての本質的なお話ですが、例えば私たち人間の生命活動において体の様々な変化があるように、地球の活動においても様々な変化はあるでしょう。そしてこの地球上からすべての人間が居なくなっても地球には地球の活動上の都合において地震は起きつづけるでしょう。
私たちが把握している地球の歴史の中でも何度か大きな地震はありました、もっと太古にもあったでしょう。
そのたびに地球のアセンションは起きていたのでしょうか?
地球で起きる地震から「地球アセンション」への因果関係はまず無いでしょう。
(地震が起きるからアセンションが起きるみたいな話です)
逆はどうでしょうね? 地球アセンションという特別な出来事が起きるから地震が起きるという考え方です。
もし地球アセンションという現象が物質世界に地震のような大きなエネルギー的な影響を及ぼすなら、幽界(アストラル界)や霊界(メンタル界)にも同じようなエネルギー的な影響はきっとあるでしょう。
なにせ、「地球アセンション = 次元上昇」なのですから。
ですがそういった高次世界での影響は観測されず、あまり語られず、あるいは語られたとしても「宇宙のエネルギーの波が」みたいな抽象的で具体性の無い話で済まされています。
地球アセンションが語られる以前から、地震は神の怒り、大自然の怒りと言われる事がありましたが、例えば火山の噴火とかも、地球を私たち人間の体に置き換えたらあるいは吹き出物ぐらいなものかもしれません。
地震も同じで、寝返りにも満たない些細なもの、怒りにしてはちいさなものです。
地球の大きさからすると、私たち人間は猫にくっついたウィルスぐらいのサイズでしょうかね?
もし本当に排除しようと思ったら熱で一気にってかんじかもしれませんね(笑)
ですが地球は私たち地球の生物の生みの親であり、深い友愛に満ちた存在です。
地球に起きるあらゆる変化について、地球のスケールでも考えてみてください。
人間から災害への因果関係
私たち人間側からは災害に対して因果関係がある場合もあります。
つまり、地震などの自然災害が起きる地域に運命や宿命など、カルマ的に引き寄せられる人間がいるという事です。
そういった人間側からの視点に立った場合は、人間と地震などの自然災害には因果関係があるのです。
地震や自然災害で被害を受けたり死に至るすべての人がカルマ的な原因によるものかというとそうでもありません。
震災で亡くなる方達たちの中には残される人たちの学びのために犠牲的となる宿命を持っていた、「奉仕的な魂」も存在しますし、神の計画は現在過去未来を含んでもっと包括的に組み上がり、常に変化しているからです。
東日本大震災や熊本地震のときなど、それがアセンションの兆候だと言ってた人も沢山居ましたがそんな単純な話ではありません。
地震に関しては、東日本大震災の時の記事が参考になるかも知れません。
地球アセンションと地震が関係しているとか、地球や人間がアセンションしない限り、地震や自然災害が増えるみたいな安直な話はあるいみ「迷信」のようなものなので一端は耳を貸さないでください。
ましてや… アセンションして生き残るために有料のセミナーを受けて、ヘンテコなワークをさせられるとか、未だにあるので、地球アセンションという現象よりも、それを口にする人間をよく観察してください。
この世界とスピリチュアルな因果関係
さて、私たちが生きるこの世界は二元的な世界なので、私がここまでお話してきた話とまた少し矛盾する話をしなければなりません。
「迷信」がすべて嘘や偽りか? というと実はそうとばかりも言えず、嘘の中にもひとつまみの真実が含まれている場合もあります。
例えばですが、地中に巨大な龍やヘビが住みそれが暴れて火山や地震を起こしているという話もですが、火山から地中に根のように張り巡ったマグマはある意味龍やヘビのようでもありますし、霊的な力でその存在を知った人間には赤い龍のように見えたかも知れません。
そして大地には龍脈と呼ばれるエネルギーの通り道があり、それはこの地球上で起きるあらゆる事象と関係しています。私たち人間の経絡によく似ていると思います。
もし人間の活動によって、例えば核実験などで龍脈が傷つけばそれが地球の何処かで起きる別の災害の引き金になることは十分にありえる事でしょう。
つまり地球から私たち人間にたいして怒りがうんぬんとか、地球アセンションが起きるから地震がうんぬんということより、私たち人間の行いが私たち自身に降りかかっているということが解ると思います。
私たち人間の魂は神によって作られましたから、神と同じ性質である「創造」の力と「自由意志」が備わっています。
その力によって私たち人間には「想いを実現させる力」があります。
そして私たちはその「創造」の力と「自由意志」によって一人一人の人間が、この宇宙に、この世界に、日々に化を創造し、共に創り上げています。
そういった視点から言えば、もし人類全体が地球の未来に対して「破壊的なイメージ」を強く思ったり、破壊的な行いが破壊的な未来を創造してしまう可能性はあります。
地球アセンションに関しても、同様の視点から見た場合には同じ危険性を孕んでいます。
つまり、「地球アセンション」という想像の中に存在する終末的で破壊的な要素が創造された場合には、人間に起因した形で大きな地震が起きる可能性は0ではありません。
逆の事も言えると思います。
つまりは、清らかな心や純粋な愛によって地球アセンションを信じ、言い広めてきたならば、その活動はより良い未来を創造するかもしれません。
であれば地球アセンションの何が問題なのか? 一部の人間の「欲望」や「嘘偽り」です。
私たち人間の想いが日々、世界や未来を創造しているという視点に立った場合、あらゆる未来の可能性が存在するのです。
ですから、何を信じて行動するにしても「心を清めて愛を持って生きる」という事を忘れないでください。
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