神の探求者
【目次】
人生は神を探す探求の旅
かつての聖人聖者のように、いずれ神に至ろうというのであれば、この人生は神を探求する旅のようなものです。
カルマの法則は私たちが神に至るために必要な課題を、運命や宿命として私たちに与えてくれます。
神は何処にいて何をしているのか?説明すると長いですが、この天空の庭先を最初から読んでいただけたら「神」が何であるかがわかると思います。神はこの世界の全てであり、この世界の法則に宿る知性です。
私たちは自分自身を通して、心の清めと愛によって、神と出会うことができます。
神を知ることと神を体験すること
たとえ話を交えつつお話しします。
水は命と霊を象徴し、海はその深層をも表します。海に潜る夢を見る時は、自分の意識が潜在意識や深層意識とよばれる意識レベルを探求している時です。
神を探求するということは霊的なことを探求すること、霊的に生きることとは深い水の中に潜り探索する感じに似ています。
霊的な知識をかきあつめ、それを研究し、体系的にまとめることをする人はたくさん居ます。
それだけをする人はきっと、自分で海に潜らない海洋学者のようなものです。
知識は広くても、体験として知らない場合も多いのです。
霊的な体験を求め、実践をする人はダイバーに似ています。
彼らは海の中がどのようになっているのかを、自分で潜って体験するからです。
しかし、ダイバーは海にたいしてしっかりした知識が無いととても危険です。
知識や準備が無いと命にかかわる場合もあります。
海に潜って得た海産物を売る人間は商人です。
お金を目的にしているからです。
海に潜った知識と経験をいかに正しく扱うか、いかに人や世の中のために役立てられるかを考える人は神の探求者と言えると思います。
正しい知識を得たのち、正しい準備をして、正しい行動して正しい体験をします。
知識にしろ準備にしろ行動にしろ、指導者や手助けしてくれる存在があると心強いです。
精神世界・スピリチュアルな分野に潜む罠
今の世の中には、神の探求者を装った商人があふれかえっているからです。
彼らは自分をあたかも特別な存在であるかのようにふるまったりそれをにおわすような言動や行動をとります。
しかし、よく観察すると、やっていることは賢人や聖人などではなく商人やあるいは詐欺師であることがわかります。
宗教、団体、シンボル、周波数、天使、チャネリング、アセンション、なんであれ商人がやることは見せ物小屋であり、からくりが存在し、からくりには限界が存在します。
神は一体であり愛であり真理であり叡智であり、完全な調和でありすべてを内包しています。
神の奇跡には限界がありません。
神によって選別される人間とは、特別な肩書きを持つ人やライトワーカー、ヒーラー、マスターなどと言われる者でもなければ、何か特殊な技法を納めた人間でもありません。
それは近所の親切で知られるおばさんかもしれませんし心やさしい学校の教師かもしれません。労働で家族を養うやさしい父かもしれません、あるいは良き妻、良き母として家庭を守る主婦かもしれません。
神に選別される人とは 「純粋で愛に満ちた心の清い人」 なのです。
どのような職業であれ、知識であれ、人生であれ、それを神と人のために役立て、自分を成長させられる人こそが、神の探求者なのです。
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