瞑想と気づき

「気づき」なんて言葉がありますね。それはより良く生きようとする人間の心が日々導きだす、小さな悟りです。
そして、瞑想をするとよく「気づく」ことができるようになります。
なぜ瞑想をするとよく気づけるか？ですが、それには３つほど理由があります。
そして瞑想を通して自分の良くない考え方に気づき、良くない行動に気づき、自分の霊的な本質に気づき、より大きな気づきに導かれ、心が浄化されてゆきます。

瞑想の雑念は気づきのみなもと

瞑想をすると、最初に苦労するのは雑念をいかに払っていくかです。
どうすれば雑念を払えるか？については最近も質問を貰いました。
瞑想をすると頭に思い浮かぶことに、ふつうは浸り込んでしまう人の方が多いです。
ですが、瞑想時にそれをすると瞑想にならないので、それをひたすら横に置いて無心になっていくということを繰り返すのですが、これを簡単に、確実に行うコツは、瞑想時に頭に思い浮かぶことを横に置くまえにちゃんと結論を与える事です。

○○さんのあの一言は腹が立ったなぁ！　→　許します。

いけない！○○をしなければならなかった！　→　明日の朝早起きしてやろう。

明日の仕事はどんなスケジュールで進めよう？　→　明日の朝考えよう。

こんな感じで、ひとつひとつ結論を与えていくとやがて徐々に瞑想そのものに集中していくことができます。

日々の瞑想の中で浮かんでくる雑念によって、私たちの心が何に囚われているか？　何に想いを残しているのかに気づくことができます。

日常生活で私たち人間の多くは、仕事の事や家族のこと、この先の人生を生きていくために必要なあらゆる事を考えて行動します。
すると、目先の目的や、優先的にやらなければ困る事を考えたり行動して、なかなか自分の心を整理する時間が持てません。

瞑想をするという習慣は、もし雑念ばかりが浮かび、それに囚われたり悪戦苦闘したとしても、決して回り道ばかりではありません。
瞑想時の雑念は、今すべきことや取り組むべき課題に気づかせてくれます。

瞑想で気づく霊的な真実

この世界のすべては、最小単位にまで還元するとこの世界を作る基本的な素材となります。
それはつまり、神のエネルギーです。
瞑想時に呼吸と共に自分の外側へと無限に広がるエネルギーを取り入れる時、私たちは同時に様々な情報を受け取ります。

瞑想時に神から受け取る霊的なエネルギーは、私たちの体にある霊的な中枢である7つのチャクラを浄化し、私たちの体全身に霊的な活力を与えてくれます。

すると、意識は明晰になり、瞑想時はもちろん、普段の生活の中でもより多くのことに気づくことができるようになります。
瞑想によってチャクラの覚醒が進む中で、特に第六チャクラが覚醒すると霊的な視力が目覚めると共に、真実を見いだす心の眼が目覚めていきます。すると人間や世の中に広まる嘘偽りに、にわかに騙される事もなくなります。

心の眼が開けば、物事の本質や、物事の背後に隠れるコトの本質を見定めるようになります。
つまり、より大きな気づきを得るようになるということです。

世の中の人たちの多くは、まるで寝ているような、夢を見ているような状態で日々を過ごしています。
自分では目を覚ましていると思っていても、本当に目覚めた人達からは眠って夢を見ているようなものなのです。

目を覚まして、自分が何者であるかを気づき、そして思い出しましょう。