次元上昇とは? 地球アセンションは嘘?

地球アセンションは想像の産物

アセンションという言葉の意味は、人間がへと至ることや新しいステージへの移行を示す意味の言葉ですが、日本の現代的なスピリチュアルで言われるアセンションは、「地球アセンション」であり、それは地球全体の次元が上昇して地球圏全体が新たなステージへと変容する、次元をまたいで起きる超自然現象として伝わっています。
それは次元上昇などという言葉でも広まり、よく言われるのはこの地球が5次元に上昇して、アセンションに備えていた人は地球と共に次元上昇し、心の伴わない人は次元上昇に取り残される、もしくは死に至るという話です。
そしてスピリチュアルな分野において、地球アセンションはそれまでの終末論に取って代わった「現代的な終末論」となったと言えます。
地球のアセンションは本当に起こりえる現象なのでしょうか?地球が5次元に上昇するなんて事が本当にあり得るでしょうか?そもそも情報の信憑性は?
地球のアセンションと次元上昇について、私の知識や経験から考察していきたいと思います。


 

アセンションの本質的な意味は? 次元上昇は起きるか?

地球のアセンションはあるいみ 現代に流布する終末思想の代名詞かもしれません。

1999年にも世界が終わるなど、世界の終末は叫ばれ、それにより感商法が横行し、人々の不安を煽ってお金を儲けた人、踊らされてお金を失った人が居ました。

1999年が終わり、今は地球のアセンションが叫ばれています。
1999年の世の終わりと決定的に異なるのは、世界が終わるというネガティブだった話が、自分次第で新しいステージへと次元上昇し、その後の世界では幸せに生きられるというよりポジティブで自分の力でも歩み寄ることが可能と思える話の内容にすり替わりました。

つまり私が地球アセンションに感じるのは、世の終わり、終末思想の衣替えです。
よりポジティブに、より現代的に、そしてより劇場型に進化した終末思想です。
地球アセンションに関わる活動をしている一部の人達の話ですが、やってることや中身は1999年以前に存在したカルト教団とあまり変わりが無いと思うことはあります。

来たるべき日にアセンションをする為にみんなで毒薬を飲むとか、そんな前時代的な不幸な事件が起きないことを祈ります。まあ、インターネットの普及で情報の共有制がましたり、ものごとを調べやすい時代になったので大丈夫だと思いますが。


アセンションや次元上昇に関わること

マヤ歴 と 2012年

1999年が終わり、目に見える世界では何事もなく過ぎ去りました。
そのあとぽっと浮上してまたたくまに広まったのが2012年にアセンションが起きるといったことでした。
この2012年って一体なんだったのか?疑問に思う人も居るかも知れませんし、すでに知っているかもしれませんが、2012年はマヤ歴最後の年です。

この2012年に合わせて世界が終わるとか、地球にアセンションが起きると言われ始め、2012年の地球アセンションがスピリチュアルな界隈に、そして一般の人にも一部広まりをみせました。

マヤ歴に関しては、いくつか存在するそうです。中には2012年以降の暦を含むものもあるそうで、必ずしも2012年で最後ということではないようです。
伝統的なマヤの暦では2086年が最後の日ということのようですし、そもそもマヤの先住民族には終末思想というものは存在しないので、2086年もひとつのサイクルの終わりの日という認識でしかないそうです。
2012年に何も起きなくても、アセンションは2013年に来る、とか2017年に来る、とか先送りされそうですね。(2012年に何も起きなかったら次は2086年というのは手堅いかもですね(笑))
2012年にアセンションが始まって、2019年にアセンションは完了する、と言う人もいます。もはやマヤ暦と関係ない時期でも言われ始めている現状です。


フォトンベルト

太陽系は宇宙の中心を約26,000年周期で銀河を回っていて、11,000年毎に2000年かけてフォトンベルトを通過するというのが、フォトンベルトに関してよく言われる話です。
地球が次に完全突入するのは2012年12月23日で、そのときには強力なフォトン(光子)によって、地球が次元上昇を起こし、人類が変容(アセンション)すると言ってる人も居ました。
私は2008年の時にハッキリとガセネタだと書きましたが、2012年を過ぎた今、この話ってどうなってるのでしょうね?

そもそもフォトンは光子であり、留まることはありません。
素人でも宇宙物理学や天文学をちょっと調べてみるといくつもの疑問を発見できると思います。フォトンベルトが偽りならば、それが地球のアセンションやポールシフトの引き金となることもないと思います。

ポールシフト

ポールシフトについては、「極移動」や「極ジャンプ」などという言葉でも知られています。
これは北極と南極の位置が移動するといった現象です。氷付けになっていたマンモスの胃袋に熱帯の植物の葉があったという話は有名です。
(まあ、隕石が落ちてきたとか他に理由があるかもですが)
ポールシフトの可能性については否定できない部分もあります。
かといって、ポールシフトがこの時期に起きるということには直結しないと思います。
いつか起きるのでしょうが結局それは神のみぞ知るということかなと思います。

地球のアセンションに関わる超常現象

2012年の地球アセンションについては、1999年を騒いでいた霊能者や研究家が次に持ち出してきたのがマヤ暦の終末、2012年といった感は正直否めないです。
はじまりが在れば終わりがあるですから文明や時代の終末はいずれ訪れると思います。
ですが、私自身は地球アセンションに関しては正直多すぎる疑問と矛盾点を感じています。
地球アセンションとリンクして語られることの多い、フォトンベルトやポールシフトについても同様です。
ここからは次元上昇に関連して言われているようなことを考察していきます。


地球のアセンション 次元上昇が起きたらどうなる?

地球にアセンションが起きると地球の次元が5次元に上昇する…
では、次元上昇と言われる現象が起きたときどうなるのか?
私の知識や経験と、実際にアセンションしたと言われるやエノクといったマスターたちを元に、地球のアセンションの次元上昇について考察してみたいと思います。

エノクが天に取り去られたとき、大天使メタトロンへと変容しました。
キリストが昇天(アセンション)したとき、墓からその肉体は消え去っています。
死を超えた聖人たちはキリスト同様に永遠の命を得ました。

しかし、完成(アセンション)に至った聖人たちの中には普通に死にいたって骸を残した人も数多くいます。

アセンションによって起こりうる想定は、「変容」もしくは「物質との分離」となります。

3次元の存在がアセンションした場合、3次元の物質ごと高次のエネルギーに変容される場合と、物質とエネルギーが分離して残された物質の方は物質の法則に従い崩壊する場合とあるようです。
つまりすべてがエネルギーに変わってしまうか、死んで霊魂が体と分かれて身体だけ朽ちるといった感じです。
地球がアセンションするという事は、同じ事が地球や地球圏に起きるという事です。


実際に地球が次元上昇したら?

太陽系のほかの星はすでに次元上昇しているといったことを言う人がいますが、もし惑星圏ごと次元上昇したのであれば私たち3次元の人間からは見えない形、エネルギーに変容するか、あるいはエネルギーと物質が分離するでしょうから惑星がアセンションするとか地球圏自体がアセンションするという説は実際は考えにくいと思います。

地球の波動が上昇するということは?

地球の波動が5次元の波動になると言うことであれば、地球は現在の金星と同様の波動になるということになります。
もしそのようなことが起きた場合、地球はいまよりも愛に満ちた惑星になるかもしれませんね♪
ですが地球の波動が上昇するということであれば、単に地球の波動が上昇するだけなので、我々が5次元的な存在になるなどと言うことはまた別の話と思います。
例えばですが、火星の波動は1次元ですが、3次元の私たちから火星本体は見えますし、そこには高次の存在も居たりします。
重ねて言いますが次元の構造とは元々存在する階層構造です。
そもそも今のこの世界に、1~8次元存在しますし、その構造に照らし合わせて言うと、地球のアセンションについて世間で言われていること全般に思うのは、海の水が陸になって、陸が空になるといったことぐらい、不自然な事柄なのです。


地球アセンション 次元上昇の疑問

このでは地球圏全体が次元上昇をするという事はあり得ないというスタンスをとっています。
私は体外離脱の能力によって、4次元世界のアストラル界、5次元世界のメンタル界、さらに高次の世界を体験していますが、高次元世界の構造上、つまり宇宙全体の構造としてこの地球の3次元世界が5次元世界に変容するなどという事はありえないのです。
下の画像は以前、私が死後の世界や高次世界と呼ばれる世界を説明する為に作った画像です。
私たちが住む物質世界と重なり合うように存在する霊的な世界が存在します。

 

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神界

神の領域です。創造主である神の光
傍らには完成された魂。魂が成長を終え、最期に到達する領域です。
六次元以上の世界です。

神界の詳細記事

神界の上層詳細記事


霊界

人間が死んだ後に霊体となって過ごす世界。死した人間の霊が還る第二の故郷。
人間として生まれないでこの世界に暮らしている魂も居ます。上層部に魂が、中層部に高度に霊的な存在、天使的な人間が暮らしている。
5次元世界です。

霊界の詳細記事

霊界の上層詳細記事


幽界

私達が住む物質世界に直接的に関わる最も身近な世界。
人の想いがこの世界に形成されてやがて具現化物質化するため、人間が想像できるあらゆるものがこの世界には存在する。感情やや成仏できない霊などは霊界に帰れずにこの世界に存在します。
四次元世界です。

幽界の詳細記事

幽界の上層詳細記事


物質界

私達の住むこの世界。
魂はこの物質世界で肉体を得て生まれ変わってきます。
三次元世界です。
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4次元や5次元などの高次世界に興味がある人はこちらの記事が参考になると思います。

図は解りやすく説明する為に階層に分けていますし、実際にそれぞれの世界を作っている素材にも波動の違いのようなものがあるから異なるのですが、それぞれが法則によって結びつきを持っています。

ちなみに、最近よく思うのは、科学で言うところの次元とオカルトやスピリチュアルの分野で言われる次元にはまだまだ深い溝があるように思います。
両者は本来整合できるものであるはずですが、それこそが私たちから高次世界への認識の限界かも知れません。
つまり3次元の私たちには高次世界はおそらくは完全には理解できないという事です。


次元上昇という理論の破綻、認識の移行ならありえるか?

私が地球のアセンションについて世間で言われている次元上昇で3次元が5次元になるみたいな話は…
海の水が陸になって陸が空になるといったことぐらい、不自然な現象なのです。
もともと全部ひっくるめて「世界」なのですから。

しかし、陸が空になることがなくても、私たちは海にも陸にも空にも行くことはできます。
もし地球のアセンションと言われる現象が私たちの意識がフォーカスする3次元から4次元、あるいは5次元に移行するということであれば、可能性はまだあり得るかなと思っています。
つまり、変容や分離という考え方ではなく、認識の移行という考え方です。
ただ、その場合でも疑問点や矛盾点はいかばかりかはあるように思います。

次元上昇は認識の移行?

私たちの意識は普段3次元にフォーカスしています。
眠ったとき、私たちの意識は3次元からより高次の領域へと活動を移行しますがこのとき意識はまだ3次元にフォーカスされていますので、多くの人は高次での活動やさえも覚えていないといった現象が起きます。
高次の認識を得ている霊能者は、4次元、5次元といった高次にも意識をフォーカスできるため、夢はもちろん体脱や神秘体験を記憶にとどめることができます。
やエネルギー、霊などを見たり感じたりするのもそのためです。
私たちは高次元にフォーカスすることで初めてその世界をかいま見て記憶にとどめます。

もし次元上昇によって私たちの意識が3次元ベースから4〜5次元ベースに移行したとします。

この場合は地球圏が次元上昇したと言うよりは、我々人間の意識の認識が3次元から5次元に移行したと言えると思います。
そのときどうなるかというと、すべての人が夢を見ているような状態となり、高次の認識を持たない人たちは意識がぼやけているように世界を感じるでしょう。
高次の認識を持つ人たちにとってその世界はまるで明晰夢のような現実以上のリアリティーを感じるはずです。
互いに干渉できる意識とエネルギーの世界では、思考によって移動し、あらゆるものを想念エネルギーによって直に生み出します。
他人と自分の境界線がよりあいまいな世界です。
そのとき3次元世界の私たちの肉体は繋がりとコントロールを失う訳ですから肉体も文明も自然の摂理に基づいて崩壊していくでしょう。
それがどういうことであるかと言うと、平たく言えば次元上昇がもし起きればすべての人の肉体は死に至るということと同じなのです。

ここまでのことを簡単にまとめると、つまり…
過去のアセンションマスターを元に地球のアセンションを想定した場合、次元上昇した時に変容した場合でも、分離した場合でも、移行した場合でも、結局の所。3次元と肉体的に言えば、それは死と同じことなのです。


次元上昇の本当の意味と結論

ここでは一度、根本的なことに立ち戻りたいと思います。とても重要なことです。
人間は誰でも死ねば4次元、5次元領域を経て本質である魂にかえります。
つまり人間は元々、死ねば誰でも次元上昇(移行)するのです。
肉体の死 = 次元上昇 であると言えます。(帰れない霊もそこそこ居ますが…)

そして生まれるときに3次元へと降下するのです。
これらのことはこちらの 

こちらの記事に詳しく書いてあります。

地球のアセンションっていったい何でしょうね?その必要性とは?

私たちはや信仰を通じて4次元や5次元、さらに高次を認識したり体験することができますし、人間は誰でも覚えていないだけで中などに高次の世界に頻繁に身をおいています。つまり睡眠中に誰でも次元上昇(移行)をしています。

死んだ場合も当然次元を移行しますし、その後、再び3次元に肉体をまとって生まれ変わって来るわけです。
次元上昇(移行)は私たちの地上への誕生や死、輪廻といった形で私たちの人生の中にもともと存在するものなのです。

心清く愛を持つ人たちはハイヤーセルフとの繋がを強め、高次へと意識領域を広げています。
そういう意味では次元上昇(移行)は常に個人レベルで起きています。

つまりはアセンションは惑星単位や環境単位ではなく常に個人レベルで起きてきたと言えます。
過去の聖人たち、エノク、キリスト然りです。

 

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天空の庭先 管理人の☆ウリエル☆です♪瞑想歴30年、オーラ見える歴28年、ヒーリング歴29年、浄霊歴26年、オーラ視、浄霊、ヒーリング、などなど、いわゆる霊能力と呼ばれる力を持っていて、占星術など占いの分野やオカルトなど、スピリチュアルな分野に精通しています。 これまでの人生でのスピリチュアル体験から得たことを記事にしています♪ 関わる人全てに豊かになって欲しい。それが私の願いです。 <strong>霊能力が身についたキッカケ</strong> 霊能力と呼ばれる力を手に入れるキッカケは、21歳の時に霊的な師と出会い、ヒーリングを受けた事でした。 私をヒーリングしてくれたその方は、世界を旅しながら無料で奉仕やヒーリングをして生きている方で、日々何十人、何百人と癒していました。その方との出会いをキッカケに、私自身にもヒーリング能力が身についたり、オーラが見えはじめたり、体外離脱を体験したり、成仏出来ない霊を救う能力が発現したり、様々な霊的な体験をしました。それら体験は、この天空の庭先にまとめられています。 <a href="https://arcangel.jp/experience/">体験談</a> <strong>天空の庭先オープン</strong> 2004年に楽天ブログで天空の庭先がスタートしました。 本業はデザイナーで、ふつうに社会で働きながら、平日の夜や週末の休みを利用して、霊的な疑問や相談にお答えする活動をしてきました。 今日までの天空の庭先の歩みはアーカイブのページにまとめられています。 <a href="https://arcangel.jp/archive/">ブログアーカイブ</a> 「☆ウリエル☆」というハンドルネームは、宇宙の運行や浄化を司る天使の名前を借りました。横の2つの☆は当時の楽天ブログでウリエルというハンドルネームがすでに取得されていたために、仕方なく横にくっつけたのですが、この☆のおかげで姓名判断や数秘術でとてもよいハンドルネームになりました♪ 「天空の庭さき」というブログとサイトのタイトルは、天の国のかたすみ、みたいなニュアンスで命名されました。 私は本当の「天国」や「楽園」は、それを求める人の心の中にあるものだと思います。ここを訪れる人たちが豊かで美しい人生を歩むヒントをみつけてくれたらそれは私にとって幸いです。  

プロフィール



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  1. 五味かス

    >つまり人間は元々、死ねば誰でも次元上昇(移行)するのです。
    私もまったく同じ疑問を持ちYouTubeでアセンションを語る人達に問いかけました。
    結論として私は妬み嫉みの心の持ち主でアセンションを妨害する存在でスピリチュアルを語ることをやめるように言われました。
    >つまりはアセンションは惑星単位や環境単位ではなく常に個人レベルで起きてきたと言えます。
    私もそう思うのです。
    地球がアセンションするからとか人類がどれだけ地球をその身勝手で傷付けてきたか理解しろとか言われても
    天変地異が地球の悲鳴だといわれてもそんなの人類が生まれる前から地球はマグマのように盛んに動いています。
    アセンションは何かおかしいと思うのですよ。

    • ☆ウリエル☆☆ウリエル☆

      五味かスさんこんにちわ♪
      スピリチュアルな分野でアセンションを語る人の中には変わった人やおかしなことをいう人も多いですよね。

      いずれ必要な経験をして自分で気づくより他ないと思います。

      なので、人がどう考えているかはいったん置いといて、五味かスさんが思うように生きたら良いと思います。

      私も、地球アセンションという言葉にコロッと騙されちゃう人がいるから記事を書いてますが、私自身は地球アセンションに自体にはほぼ関心ゼロです 笑